書き出しの画面を開くたびに、しばらく固まっていました。形式はどれか、サイズはどうするか、画質は何パーセントか。項目が並んでいるのに、正解が分かりません。
結局その都度なんとなく決めていたので、あとで見返すと同じような写真なのに大きさがばらばらでした。ブログに載せたら表示が遅い、印刷を頼んだら画質が足りない。そういうことが続きました。
解決したのは、設定を用途ごとに決めてしまってからです。毎回考えるのをやめて、3つの型を用意しました。それ以来、書き出しで悩んだことがありません。
この記事では、書き出しの各項目が何を決めているのかを整理したうえで、用途別の組み合わせを示します。記載は2026年9月2日時点に、アドビ公式のヘルプページで確認した内容です。デスクトップ版は最終更新日2025年4月29日、モバイル版は2026年5月13日のページを参照しました。
迷う原因は、用途が決まっていないこと
設定の話に入る前に、なぜ迷うのかをはっきりさせておきます。
最高の設定というものはない
おすすめの設定を探しているとき、どこかに万能の正解があると思いがちです。でも、そういうものはありません。
大きく高画質で書き出せば、印刷には向きますが、ブログに載せると表示が遅くなります。小さく軽くすれば、ページは速くなりますが、印刷すると粗くなります。
どちらが正しいかではなく、どこで使うかで決まります。つまり、設定を選ぶ前に用途を決める必要があるということです。
用途は3つに集約できる
実際に使う場面を書き出してみると、そんなに種類はありません。私の場合は3つでした。
1つ目はブログや交流サイトに載せる用。2つ目は人に渡したり印刷を頼んだりする用。3つ目は手元に残しておく用です。
この3つの設定を決めておけば、あとは選ぶだけになります。考える作業がなくなるので、書き出しが数秒で終わります。
設定を変えても元は残る
もう1つ、気楽に決めていい理由があります。書き出しは新しいファイルを作る操作なので、元の写真には影響しません。
公式ヘルプにも、写真を書き出すときに編集内容やその他の変更内容を含む新しい画像ファイルが作成されると記載されています。あとから別の設定で出し直すこともできます。
つまり、選択を間違えても失うものがありません。決めるのに時間をかけるより、試して確かめるほうが早く落ち着きます。
形式が何を決めているか
いちばん上にある項目です。ここで大枠が決まります。
選べる形式
公式ヘルプによると、デスクトップ版では編集した写真をJPG、AVIF、JPEG XL、DNG、TIF、または元画像として書き出せます。カスタム設定の画面では、ファイル形式としてJPG、TIF、DNG、元画像から選ぶ形です。
モバイル版では、オリジナル、JPG、AVIF、JXL、TIF、DNGとして書き出せると案内されています。AVIFとJXLについてはHDR出力での書き出しにも対応しています。
名前が多くて戸惑いますが、普段使うのは2つか3つです。残りは必要になったときに調べれば足ります。全部を理解してから使い始める必要はありません。
ほとんどの場面はJPGでいい
人に見せる目的なら、まずJPGです。どの環境でも開けますし、容量も抑えられます。
ブログに載せる、交流サイトに投稿する、家族に送る。この用途でJPG以外を選ぶ理由はほとんどありません。相手の環境で開けないほうが困ります。
公式ヘルプによると、画質のパーセント指定ができるのもJPGだけです。細かく調整したい場合という点でも扱いやすい形式です。
TIFを選ぶ場面
印刷所に渡す、別のソフトでさらに加工する。そういうときはTIFです。JPGより容量は大きくなりますが、画質を保ったまま渡せます。
公式ヘルプによると、TIFではビット深度を8ビットか16ビットから選べます。また、透明部分を保持するオプションと、圧縮方法としてZIPまたはLZWを選ぶオプションも用意されています。
渡す相手から指定があるなら、それに従ってください。指定がなければ、この形式を選ぶ場面はそう多くありません。
新しい形式も選べる
一覧にはAVIFとJPEG XLという形式も並んでいます。見慣れない名前ですが、比較的新しい画像の形式です。
公式ヘルプによると、モバイル版ではこの2つについてHDR出力での書き出しに対応しています。HDRのデータを含めるかどうかを切り替えられる仕組みです。JPGについても、ゲインマップを含むHDRのデータが保存されると記載されています。
ゲインマップについては、1つの画像の中に通常の見え方とHDRの見え方の両方を組み合わせ、表示するときに動的に補間する方式だと説明されています。対応した画面では鮮やかに、そうでない画面でも普通に見える、という考え方です。
ただし、渡した先の環境で開けるかどうかは別の話です。人に渡すなら、まずはJPGを選んでおくほうが確実です。
元画像は書き出しではなく取り出し
元画像という選択肢は、性格が違います。公式の説明では、写真をフルサイズの元画像として書き出すものと記載されています。
つまり、編集した結果ではなく、撮ったままのファイルを取り出す機能です。仕上げた写真がほしいときにこれを選ぶと、期待と違うものが出てきます。
使うのは、預けた写真を手元に戻したいとき、別の環境に移したいときです。用途が完全に分かれているので、混同しないでください。
Adobe Lightroom
書き出し設定は一度決めれば使い回せます
共有メニューにはJPG(小)、JPG(大)、元画像、以前の設定というプリセットが用意されており、キーボードのショートカットで前回の設定のまま書き出すこともできます。透かしや名前の付け方まで含めて保存できるので、毎回考える必要がありません。まずは無料体験や無料で入手できるモバイル版アプリで試してみてください。
サイズをどう決めるか
次が寸法です。ここがいちばん結果に影響します。
用意されている3つの選択肢
公式ヘルプによると、デスクトップ版では小、フルサイズ、カスタムの3つが選べます。
- 小、保存されるJPEG写真の長さを2048ピクセルに制限する。適切な比率で幅を拡大縮小するため、元の縦横比は保たれる
- フルサイズ、選択した写真をJPEG形式で利用可能な最高画質で書き出す
- カスタム、指定したピクセル値を長辺と短辺に適用する。辺の長さは65,000ピクセル以内である必要がある
モバイル版では呼び方と条件が少し違います。利用可能な最大寸法、小(2048ピクセル)、カスタムの3つで、カスタムは長辺に所定のピクセル値を適用し、短辺は元の縦横比から計算されます。長辺の長さは15,000ピクセル以内である必要があると記載されています。
なお、寸法を選べるのはJPGとTIFのときだけです。DNGや元画像では出てきません。
2048という数字の意味
小を選んだときの2048ピクセルという値は、覚えておくと基準になります。画面で見るぶんには、これで十分足りる大きさです。
ブログの本文に載せる場合、実際に表示される幅はもっと小さいことが多いです。それでも高い画面で見る人に配慮すると、この程度あると安心できます。
逆に、元のサイズのまま載せると、表示されない部分の情報まで読み込ませることになります。ページの表示が遅いと読む前に離脱されるので、縮小は品質を下げる作業ではなく届ける工夫です。
画質のパーセント
JPGを選ぶと、画質を10パーセントから100パーセントの範囲で指定できます。
100にすれば劣化は最小になりますが、容量は大きくなります。下げていくと軽くなる代わりに、細かい部分が崩れていきます。
目安としては、画面で見る用途なら80前後で違いが分かりにくくなります。渡す相手がいる場合や印刷が絡む場合は、下げずにおくほうが無難です。実際にいくつか試して、自分の目で許容できる値を1つ決めてしまってください。
試すときは、細かい模様や均一な面が入った写真を使ってください。空のようになだらかな部分や、布の織り目のような細かい部分から先に崩れます。人の顔だけを見ていると、下げすぎに気づけません。
一度決めたら、その値で通して構いません。写真ごとに変えるほどの差は出ませんし、そこに時間をかける意味もありません。
用途別に3つ決める
ここまでの内容をもとに、実際の組み合わせを示します。これをそのまま使っても構いませんし、自分の使い方に合わせて調整してください。
1つ目、画面で見せる用
ブログ、交流サイト、メッセージで送る場合です。形式はJPG、寸法は小、画質は80前後。これで足ります。
迷ったら、共有メニューにあるJPG(小)のプリセットを選べば近い結果になります。細かく決めるのが面倒なら、これで済ませても問題ありません。
この用途では、位置情報を外しておくことも考えてください。設定については後で触れます。
投稿する場所によっては、送った側で自動的に縮小されることもあります。それでも、あらかじめ小さくしておくほうが結果は安定します。相手側の処理に任せると、どう変換されるか分からないためです。
枚数をまとめて出す場面が多いのもこの用途です。同じ設定で一気に処理できるよう、投稿する写真だけを選んでから書き出してください。
2つ目、人に渡す用
印刷を頼む、相手がさらに加工する、大きく使う予定がある。こうした場合は品質を優先します。
形式はJPGで寸法をフルサイズ、画質は100。相手から形式の指定があればTIFにします。渡した先で困らないことを優先してください。
容量は大きくなりますが、この用途では気にしなくて構いません。足りないより余っているほうがましです。渡したあとで作り直しになるほうが、手間としては大きくなります。
3つ目、手元に残す用
仕上げた状態を保管しておきたい場合です。ここは考え方が2つに分かれます。
仕上がりを残したいならJPGのフルサイズ。撮ったままを残したいなら元画像です。両方残しておくのがいちばん安全ですが、容量との相談になります。
私は、公開した写真だけをJPGで、それ以外は元のまま置いています。全部を二重に持つと、あっという間に保存先が埋まるためです。
保存先も決めておく
設定と同じくらい大事なのが、どこに出すかです。ここを毎回選んでいると、あとで写真がばらばらの場所に散らばります。
用途ごとにフォルダーを1つずつ作って、そこにしか出さないと決めてください。公開用、渡す用、保管用の3つです。設定と対応させておくと迷いません。
先ほど触れたとおり、前回の設定で書き出す操作には保存先の設定も含まれます。場所まで一緒に覚えてくれるので、決めておくほど作業が短くなります。
その他のオプションで決めること
畳まれている部分にも、知っておくべき項目があります。
付随情報をどこまで残すか
公式ヘルプによると、デスクトップ版では、すべてのメタデータを含めて書き出すか、著作権のみで書き出すかを選べます。
モバイル版では、メタデータを含めるかどうかに加えて、カメラおよびCamera Rawの情報と位置情報を含めるかどうかを選べると記載されています。
公開する写真では、位置情報を外すことを検討してください。自宅や子どもの通う場所が特定されかねません。人に渡す場合も同じです。
ファイルの名前の付け方
書き出した写真の名前も選べます。公式に挙げられているのは、元の名前、カスタム名、日付とファイル名を組み合わせた形式の3つです。
おすすめは日付が入る形式です。あとから探すときに、いつ撮ったものかが名前で分かります。フォルダーに混ざっても並び順で見つけられます。
人に渡す場合は、カスタム名で分かりやすい名前を付けるほうが親切です。相手の手元で意味の分からない名前になっていると、管理してもらえません。
名前の付け方は、あとで探すときの手がかりになる唯一の情報です。フォルダーの中に数百枚が並んだ状態を想像して決めてください。撮った日と内容が分かれば、それで十分に見つかります。
シャープ出力とカラースペース
この2つは、分からなければ初期設定のままで構いません。
公式の説明では、シャープ出力は写真を表示する媒体とシャープ処理の量に基づいて設定するもの、カラースペースは目的の出力に基づいて選ぶものとされています。カラースペースについては、アプリケーション内のツールチップを参照するよう案内されています。
印刷所から指定があった場合に触る項目だと考えてください。画面で見せるだけなら、初期設定で問題が起きることはまずありません。
透かしと境界線
書き出すときに透かしを入れられます。テキストとグラフィックの両方に対応しており、モバイル版では初期設定で左下隅に配置されると記載されています。
モバイル版には境界線を含めるという項目もあり、画像の周りに枠を追加できます。交流サイトに載せるときに、見え方が整うことがあります。
あわせて、Content Credentialsという項目も用意されています。公式の説明では、書き出したファイルに安全で検証可能な情報を添付するもので、必要に応じて環境設定を編集できるとされています。
決めた設定を使い回す
ここが本題です。決めた設定を毎回入力し直していては意味がありません。
用意されているプリセット
公式ヘルプによると、共有メニューには素早く書き出すためのプリセットがあります。JPG(小)、JPG(大)、元画像、以前の設定の4つです。
選ぶと、書き出す場所を尋ねられます。細かい設定を開かずに済むので、日常的にはこれで足ります。名前のとおりの動きをするので、覚えることもありません。
書き出し設定のパネルをプリセットで更新することもできます。画面の右上にあるプリセットのドロップダウンから選ぶ形です。
前回と同じ設定で出す
いちばん効率がいいのがこれです。公式ヘルプには、macOSではCommandとE、WindowsではControlとEを押すと、以前に使用した書き出し設定で選択した写真を素早く書き出せると記載されています。
しかも、以前に使用した場所の設定も含まれると明記されています。保存先を選び直す手間もないということです。
メニューからも同じ操作ができます。ファイルの中の前回の設定で書き出しを選べば、同じことが起きます。
まとめて書き出す
複数の写真を選んで一度に書き出せます。モバイル版では、写真を長押しして複数選択にし、それぞれのチェックボックスを選ぶ流れです。
公式のメモには、複数を書き出す場合、選択した書き出し設定がすべての写真に適用されると記載されています。用途がそろっているものをまとめて選ぶのが前提だということです。
あわせて、重複する画像を選択した場合は1つだけが書き出されること、編集された画像は元のファイルが移動または名前変更されていても常に最新の編集バージョンで書き出されることも書かれています。
画面を出すショートカット
設定を変えたいときは、Shift と E を押すとカスタム設定の画面が出ます。ファイルの中の書き出しを選んでも同じです。
写真を右クリックして、表示されるメニューから書き出しを選ぶ方法も案内されています。Macの場合はCommandを押しながらのクリックです。
普段は前回の設定で出し、変えたいときだけShiftとEで画面を開く。この2つを覚えておけば、書き出しで手が止まることはなくなります。
なお、書き出しのボタンには選んだ写真の枚数が表示されます。押す前にここを見れば、意図した枚数が選べているかを確認できます。数が合わないときは、選択の段階で取りこぼしています。
ボタンを押すと保存先を尋ねられるので、フォルダーを選べば完了です。手順としてはこれだけなので、設定さえ決まっていれば数秒の作業になります。
スマホから出すときの近道
モバイル版には、細かい設定を開かずに済ませる方法も用意されています。
端末の写真に直接保存する
公式ヘルプには、コピーをデバイスに保存という選択肢が案内されています。編集した写真のコピーを、端末側の写真として保存する機能です。
このとき聞かれるのはサイズだけです。小の2048ピクセルか、利用可能な最高画質の最大か、2択になります。交流サイトに投稿するだけなら、この2択で決めてしまうほうが速いです。
複数の写真でも同じです。グリッド表示で長押しして複数選択にし、共有からこの項目を選べば、まとめて端末に保存できます。
書き出したかどうかが分かる
地味に助かるのが、書き出し済みの目印です。公式には、編集した画像が書き出されると、デバイス表示でその写真の左上隅にバッジとして表示されると記載されています。
枚数が多いと、どれを出したか分からなくなります。この目印があると、二重に出したり出し忘れたりする事故が減ります。
動画も同じ仕組みです。編集したビデオを書き出すと、左上隅にバッジが表示されると書かれています。
動画と編集の過程も出せる
写真以外も扱えます。ビデオについては、端末に保存するほか、書き出し形式からMP4またはオリジナルとして書き出せると案内されています。
面白いのが編集リプレーを作成という機能です。公式の説明では、最終的な外観にするために写真へ加えた編集を示す短いビデオを、数回のタップで作成して共有できるとされています。
手順は、編集済みの写真を選び、共有パネルから編集リプレーを作成を選ぶだけです。できたビデオは共有するか、端末の写真に保存できます。編集前と編集後を見せたいときに使えます。
うまくいかないとき
モバイル版のヘルプには、書き出しが失敗した場合の案内があります。失敗しても再試行できる仕組みです。
3つのメッセージと対処
公式に挙げられているのは次の3つです。
- インターネット接続がありません、端末が接続されていることを確認してから再試行する
- 十分な空き容量がないため、書き出しを実行できません、端末側で空き領域を確保してから再試行する
- 写真に保存する権限がありません、端末の設定でアプリに権限を与えてから再試行する
どれも原因がはっきりしているので、慌てる必要はありません。メッセージをそのまま読めば、やることが書いてあります。対処したあとにアプリへ戻り、再試行を押せば続きから進みます。
先に設定を確認する
失敗ではありませんが、意図と違うものが出てしまうこともあります。透かしが入ったまま、位置情報が付いたまま、といった具合です。
公式のメモにも、書き出しや共有のオプションを選ぶ前に、設定の切り替えアイコンをタップして書き出し設定を確認するよう案内されています。透かしの追加、メタデータを含めるかどうか、キャプションの追加といった項目があります。
人に渡す前に一度確認する癖をつけてください。出してしまってからでは取り返しがつきません。
とくに注意したいのが、用途を切り替えた直後です。前回の設定がそのまま残るという便利さは、裏を返すと切り替え忘れが起きやすいということでもあります。公開用のつもりで大きなファイルを出していた、ということが起こります。
よくある質問
Q1. 書き出しのおすすめ設定を教えてください。
用途によって変わるため、3つ決めておくのがおすすめです。画面で見せる用はJPGの小、画質80前後。人に渡す用はJPGのフルサイズ、画質100、相手の指定があればTIF。手元に残す用はJPGのフルサイズか元画像です。公式ヘルプによると、小を選ぶと写真の長さが2048ピクセルに制限され、元の縦横比は保たれます。一度決めて使い回せば、毎回考える必要がありません。
Q2. ブログに載せる写真はどのくらいの大きさにすべきですか。
小の設定で足りることがほとんどです。この設定では長辺が2048ピクセルに制限されます。元のサイズのまま載せると、実際には表示されない情報まで読み込ませることになり、ページの表示が遅くなります。表示速度は読む前の離脱に直結するため、縮小は品質を落とす作業ではなく届けるための工夫だと考えてください。画質は80前後でも違いが分かりにくくなります。
Q3. 元画像を選ぶとどうなりますか。
編集した結果ではなく、撮ったままのファイルが出てきます。公式の説明では、写真をフルサイズの元画像として書き出すものとされています。仕上げた写真がほしいときにこれを選ぶと、期待と違うものが出てくるので注意してください。使うのは、預けた写真を手元に戻したいときや、別の環境に移したいときです。用途が完全に分かれています。
Q4. 毎回同じ設定で書き出す方法はありますか。
キーボードのショートカットが用意されています。公式ヘルプによると、macOSではCommandとE、WindowsではControlとEを押すと、以前に使用した書き出し設定で素早く書き出せます。しかも、以前に使用した場所の設定も含まれると明記されているため、保存先を選び直す必要もありません。メニューからは、ファイルの中の前回の設定で書き出しを選んでも同じ操作ができます。
Q5. 位置情報を消して書き出せますか。
できます。デスクトップ版では、すべてのメタデータを含めるか著作権のみにするかを選べます。モバイル版では、メタデータを含めるかどうかに加えて、カメラおよびCamera Rawの情報と位置情報を含めるかどうかを個別に選べると記載されています。公開する写真や人に渡す写真では、外しておくことを検討してください。自宅や子どもの通う場所が特定される恐れがあります。
Q6. 複数の写真をまとめて書き出せますか。
できます。モバイル版では、写真を長押しして複数選択にし、書き出したい写真のチェックボックスを選びます。ただし公式のメモによると、選択した書き出し設定はすべての写真に適用されます。用途がそろっているものをまとめて選んでください。なお、重複する画像を選んだ場合は1つだけが書き出され、編集された画像は常に最新の編集バージョンで書き出されると記載されています。
Q7. カスタムで指定できるサイズに上限はありますか。
あります。デスクトップ版のカスタムでは、指定したピクセル値を長辺と短辺に適用し、辺の長さは65,000ピクセル以内である必要があると記載されています。モバイル版では、長辺に所定のピクセル値を適用して短辺は元の縦横比から計算され、長辺の長さは15,000ピクセル以内という条件です。実際の用途でここまで大きくすることはまずないので、意識する場面は少ないはずです。
Q8. 書き出しが失敗しました。
モバイル版のヘルプに、3つのメッセージと対処が案内されています。インターネット接続がない場合は接続を確認してから再試行、空き容量が足りない場合は端末側で領域を確保してから再試行、保存する権限がない場合は端末の設定でアプリに権限を与えてから再試行します。いずれも失敗したあとに再試行できる仕組みなので、書き出した写真がすべて消えることはありません。
まとめ
書き出しのたびに固まっていたのは、用途を決めずに設定を選ぼうとしていたからでした。順番が逆だったわけです。
要点を整理します。万能の設定はありません。画面で見せる用、人に渡す用、手元に残す用の3つを決めておけば、あとは選ぶだけになります。
画面で見せるならJPGの小で画質は80前後。長辺が2048ピクセルに制限され、縦横比は保たれます。人に渡すならフルサイズで画質100、指定があればTIFです。
公開する写真では、位置情報を外すことも忘れないでください。ファイルの名前は日付が入る形式にしておくと、あとから探すのが楽になります。
そして、決めた設定は使い回してください。macOSならCommandとE、WindowsならControlとEで、前回の設定と保存先のまま書き出せます。変えたいときだけShiftとEで画面を開けば十分です。
まずは、いちばんよく使う用途の設定を1つ決めるところから始めてみてください。それだけで、書き出しにかかる時間がかなり減ります。プランの構成や価格は変わることがあるので、検討される場合は公式サイトで現在の内容を確認してみてください。
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