Lightroomのアプリを、私は長いあいだ編集専用のものだと思っていました。標準のカメラで撮って、あとからアプリに読み込んで直す。そういう使い方しかしていませんでした。
ある日、画面の右下にカメラのアイコンがあることに気づきました。押してみると、シャッタースピードや感度を自分で決められる撮影画面が出てきます。このアプリは、撮るところから使えるものでした。
それ以来、あとで直したい写真はこのカメラで撮っています。理由は単純で、RAWで記録できるからです。仕上げるときに動かせる幅がまるで違います。
この記事では、Lightroomのモバイル版に入っているカメラで何ができるのかを、撮影モードごとに整理します。記載は2026年9月2日時点に、アドビ公式のヘルプページ(最終更新日2026年4月9日)で確認した内容です。
アプリの中にカメラが入っている
まず、この機能の位置づけから確認します。
撮る場所として用意されている
公式ヘルプでは、Lightroomのモバイル版が、ライブカメラビューにさまざまな効果を適用したり写真を撮影したりできる専用の撮影環境を提供すると説明されています。
そして、撮影した写真は自動的にLightroomのカタログに追加されると書かれています。撮ってから読み込むという手間がありません。
初めて開くときは、カメラへのアクセスを許可する必要があります。この確認が出たら許可してください。許可しないと撮影画面が使えません。
すぐ開けるようにしておく
撮影に使うなら、起動の速さが大事です。アプリを開いてから画面を探していては、その間に被写体が動いてしまいます。
公式ヘルプによると、ホーム画面でアプリのアイコンを長押しするとクイックアクションが表示され、撮影または自分撮りで撮影をタップすることでカメラに素早くアクセスできます。
ウィジェットを置く方法も案内されています。ホーム画面の空白部分を長押しし、左上のプラスから一覧を出し、Lightroomを選んで撮影または自分撮りで撮影のウィジェットを追加する流れです。ロック画面にも置けます。
ウィジェットに必要な条件
ウィジェットには対応する版があります。公式のメモには、iOS 15以降でホーム画面のウィジェットを追加でき、iOS 16以降でロック画面のウィジェットを追加できると記載されています。
見当たらない場合は、まず使っている版を確認してください。機能そのものがないのではなく、条件を満たしていないだけということがあります。
ロック画面から1回のタップで撮影画面に入れるようにしておくと、標準のカメラと同じ感覚で使えます。私はここまで設定してから、使う頻度が一気に上がりました。
逆に言うと、この準備をしないと使わなくなります。せっかく機能があっても、開くのに何回もタップが必要なら、結局は手近なものを使ってしまうためです。読み終えたら、先にこの設定だけ済ませておくことをおすすめします。
いちばん大きいのは、RAWで撮れること
機能はいろいろありますが、使う理由を1つ挙げるならこれです。
形式を切り替えるだけ
操作は簡単です。公式ヘルプによると、ビューファインダーの上部にある撮影用ファイル形式のバッジをタップすると、JPEGとDNGを切り替えられます。初期設定はDNGです。
DNGについては、アドビによって作成されたRawファイル形式だと説明されています。JPEGに比べて容量を必要とするものの、多くの画像情報を含み、より優れた品質を提供するとのことです。
この差が効いてくるのは、あとから直すときです。暗く写った部分を持ち上げる、白く飛びかけた空を戻す。こうした調整は、情報が残っているかどうかで結果が変わります。
もう1つ、暗い場所で撮った写真のザラつきを減らす処理も、RAW系のファイルにしか使えません。夜に撮った写真をあとで救えるかどうかは、撮影時にどちらの形式を選んだかで決まります。
撮ったあとから形式を変えることはできません。ここだけは、その場で決めておく必要があります。
使える端末の条件
ただし、どの端末でも撮れるわけではありません。公式のメモに条件が明記されています。
Lightroomモバイル版のバージョン2.5以降で、iOS 10.0以降で動作し、少なくとも12メガピクセルのカメラを備えているiPhoneまたはiPadでDNG Raw画像の撮影がサポートされる、という内容です。
切り替えのバッジが見当たらないときは、この条件を確認してください。かなり前からある機能なので、いま使われている端末なら多くが当てはまるはずです。
容量とのつきあい方
公式にも書かれているとおり、DNGはJPEGより容量を使います。全部をこれで撮っていると、端末の空きがすぐになくなります。
そこで、場面で切り替えるのがおすすめです。暗い場所、逆光、二度と撮れない場面ではDNG。それ以外はJPEGで十分です。
切り替えはバッジを1回タップするだけなので、撮る直前に決めれば間に合います。迷ったらDNGにしておいて、あとから不要なものを消すという運用でも構いません。
Adobe Lightroom
モバイル版は編集だけの道具ではありません
アプリの中にカメラが入っており、DNG形式での撮影、シャッタースピードや感度を自分で決めるプロモード、高コントラストの場面に使うHDRモードが用意されています。撮った写真は自動的にカタログに追加されます。まずは無料で入手できるモバイル版アプリや無料体験で、撮るところから試してみてください。
自動モードでできること
難しい設定をしなくても使える自動モードにも、標準のカメラにはない仕組みがあります。
構図を助ける線を出す
撮影画面に線を重ねて表示できます。公式ヘルプで案内されているオーバーレイの種類は、なし、二分割、三分割、黄金比、レベルの5つです。
三分割は、撮影対象の領域や三分割の接合点に合わせるためのもの。二分割は二分割の接合点で合わせるもの。黄金比は黄金比に基づいたグリッドの接合点で合わせるものだと説明されています。
実用的なのがレベルです。端末のセンサーを使って、横向きの写真で地面にカメラを合わせたり、歪みを避けたりするためのものだと記載されています。傾いた写真をあとで直すと四隅が切れるので、撮る段階で合わせておくほうが得です。
建物や水平線を撮ると、傾きはとくに目立ちます。少し曲がっているだけで落ち着かない写真になるので、そういう被写体のときはこれを出しておいてください。
仕上がりの縦横比を先に決める
切り抜きの縦横比を撮影前に選べます。用意されているのは16対9、3対2、4対3、1対1です。
選ぶとビューファインダーにオーバーレイとして表示されるので、最適な縦横比でプレビューしながら撮れます。投稿する場所が決まっているなら、その形で構図を作れるということです。
ありがたいのは、この切り抜きが非破壊だと明記されている点です。あとで編集するときに縦横比を変えられるので、撮影時の選択に縛られません。
明るさをその場で調整する
自動モードでは、ビューファインダーを横にスワイプすると露光量補正を調整できます。左にスワイプで露光値を減らし、右にスワイプで増やす操作です。
調整すると、値が画面の上部に表示され、現在の値が撮影ボタンの上にも出ます。戻したいときは、撮影ボタンの上の値をダブルタップすると初期設定の0にリセットされます。
逆光で被写体が暗くなるとき、雪や砂浜で全体が暗く写るとき。この操作を知っているだけで、撮り直しの回数が減ります。
迷ったときは、少し暗めに撮っておくほうが安全です。暗い部分はあとから持ち上げられますが、白く飛んでしまった部分は戻せないことがあるためです。
細かい操作もひととおりある
そのほか、公式ヘルプで案内されている操作をまとめておきます。
- フラッシュ、初期設定は自動で、外の光の条件に応じて切り替わる。強制的に光らせる設定と、光らせない設定も選べる
- ズーム、ビューファインダーで指を広げると拡大、つまむと縮小。適用されるズームは非破壊で、編集中に元のサイズへ戻せる
- フォーカス、初期設定では自動で合うが、画面をタップするとその領域に手動で合わせられる。合った場所には枠が表示される
- タイマー、初期設定はオフ。2秒、5秒、10秒のいずれかを選べる
- 直前の1枚の確認、左下のサムネールをタップするとプレビューできる。触れたままにしている間だけ表示され、指を離すとカメラに戻る
ズームが非破壊だという点は覚えておくと便利です。撮影時に寄って撮っても、あとから引いた状態に戻せます。
タップしてフォーカスも、慣れると手放せません。手前に柵や葉があると、カメラはそちらに合わせてしまいます。見せたいものをタップするだけで、意図した場所にピントが来ます。
タイマーは自分が写り込む場面だけでなく、押すときのぶれを防ぐのにも使えます。台の上に置いて2秒に設定すれば、指の力が伝わらない状態で撮れます。
プロモードで自分で決める
撮影モードを切り替えると、カメラの主要な設定を自分で決められます。ここが標準のカメラといちばん違う部分です。
シャッタースピード
公式ヘルプでは、シャッタースピードはカメラが露光する時間を調整するもので、この時間を変えることで効果を作れると説明されています。
例として、遅く設定すれば動きの速い被写体でモーションぼかしや光の軌跡の効果が得られること、同じ被写体の動きを止めて撮るには速く設定することが挙げられています。
操作は、アイコンをタップしてスライダーを動かすだけです。左に動かすと遅くなり、右に動かすと速くなります。アイコンをダブルタップすると自動に戻ります。
遅くするときは、端末を固定してください。手で持ったまま遅い設定にすると、狙った効果ではなく単なる手ぶれになります。何かの上に置くか、支えられる場所を探すのが前提です。
感度は上げすぎない
ISOは、カメラの光に対する感度を制御するものです。こちらもアイコンをタップしてスライダーで調整し、ダブルタップで自動に戻ります。
注意点が明記されています。ISO値を高く設定すると写真にノイズが発生するため、シャッタースピードを非常に速くしたい場合にのみ高い値を使うべきだという内容です。
もう1つ知っておきたいのが連動です。公式のメモによると、シャッタースピードを調整するとISO値が自動的に補正され、ISO値を調整するとシャッタースピードが自動的に補正されます。写真が暗すぎたり明るすぎたりしないようにするための仕組みです。
ピントの位置とホワイトバランス
焦点距離もスライダーで決められます。左に動かすと下がり、右に動かすと上がります。ダブルタップで自動に戻る点は同じです。
ホワイトバランスは、光の条件に応じて選べます。用意されているのは、自動、タングステン、蛍光灯、昼光、曇天、カスタムです。初期設定は自動です。
カスタムは、カメラを中性色の面に向けてサンプルを取り、ホワイトバランスをロックするものだと説明されています。同じ照明の下で何枚も撮るときは、これで固定しておくと色がそろいます。
白飛びを撮る前に見つける
便利なのがハイライトクリッピングの表示です。アイコンをタップすると、ライブの撮影ビューで露出オーバーの領域にオーバーレイが表示されます。
公式の説明では、これを使うと撮影する前に露出オーバーの領域を検出し、露出や構成を調整できるとされています。
白く飛んでしまった部分は、あとから戻せないことがあります。撮る前に気づけるというのは、それだけで価値があります。なお、プロモードではリセットのアイコンをタップすると、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランス、手動の焦点距離をまとめて自動に戻せます。
HDRモードは明暗差の大きい場面に
3つ目のモードです。使う場面が限られる代わりに、はまると強く効きます。
裏で何をしているのか
公式ヘルプによると、HDRモードで撮影ボタンを押すと、アプリがすべての処理を裏で実行してRaw HDR画像を作ります。手順として次のことがおこなわれると説明されています。
- シーンを分析し、露光量の適切な範囲を決めて、露光量を変えた複数の画像を撮影する
- それらを自動的に整列して、撮影中の手の動きを補う
- 自動車、人物、葉といった動く物体によるゴーストを除去する
- 自動階調を適用して、均一に階調が調整された結合画像を作る
- 複数の画像を結合して、32ビットの浮動小数点形式のDNGファイルを作る
窓のある室内、逆光の人物、夕暮れの風景。明るい部分と暗い部分が同時にある場面で使う機能です。
公式には、この処理で得られるファイルが、デスクトップ版のHDR結合機能で作られるものと似た種類のファイルだとも書かれています。パソコンでやっていた作業を、撮影時に端末側で済ませている形です。
撮るときは、端末をぶれないように持ってください。複数枚を撮って合成する仕組みなので、動かすと結果が乱れます。公式の手順にも、ぶれないように手で持ちながら撮影ボタンをタップすると書かれています。
1回の撮影で複数のHDR画像を撮ることもできます。終わったら左上の閉じるアイコンで撮影画面を出ると、そこから処理が始まります。
処理が終わるまで待つ必要がある
ここが使ううえでの注意点です。公式のメモには、HDR画像の処理はGPUの負荷が大きく複雑な処理であるため、撮影後に表示されるまで多少の時間がかかると記載されています。
さらに重要な条件があります。処理をおこなうにはアプリが前面で動いている必要があり、最小化したり閉じたりできず、端末の電源が入っていてロックされていない状態でなければならない、という内容です。
たくさん撮った場合は、端末を充電しながら、サイドバーにあるスリープ状態を停止する設定を有効にすることが勧められています。この設定を入れると、電源につないだ端末はスリープしません。
元の写真も残せる
HDRモードでは、処理されたものだけでなく元の写真も残せます。設定から未処理の元画像を保存を選ぶと、処理済みのRaw HDR写真に加えて未処理の元の写真も保存されます。
結合の結果が思ったものと違ったときに、元から作り直せるということです。大事な場面ではこの設定を入れておくと安心です。
なお、対応する条件も明記されています。バージョン2.7以降で、iOS 10.0以降で動作し、少なくとも12メガピクセルのカメラを備えているiPhoneまたはiPadでHDR Raw画像の撮影がサポートされます。
できあがったファイルは見分けがつくようになっています。編集用のルーペ表示で開くと、HDRの画像の名前に「hdr-」という文字が含まれていると記載されています。通常の写真と混ざっても区別できます。
処理の進み具合を知りたいときは、クラウドのアイコンをタップして、撮影済み写真を処理中という見出しの下で進捗を確認できます。待たされていると感じたら、まずここを見てください。
撮る前に雰囲気を決める
もう1つ、面白い機能があります。仕上がりの雰囲気を撮影前に確認できる仕組みです。
5種類が用意されている
撮影画面の右下のアイコンをタップすると、プリセットが表示されます。公式ヘルプに挙げられているのは、高コントラスト、フラット、暖色シャドウ、高コントラスト白黒、フラット白黒の5つです。
選ぶとライブの撮影画面に適用されるので、撮る前に仕上がりを確認できます。カメラを再度起動すると、最後に使ったものが自動的に初期設定になると書かれています。
白黒で撮ろうと決めているとき、この機能があると構図の作り方が変わります。色に頼れないぶん、明暗と形で組み立てることになるためです。
高コントラストとフラットの違いも覚えておくと使い分けられます。はっきりした絵にしたいなら前者、あとから自分で調整する前提なら後者です。仕上げまで自分でやるつもりなら、フラットで撮っておくほうが素直に扱えます。
あとから元に戻せる
大事なのは、この効果も非破壊だという点です。公式には、編集時にいつでも通常の写真に戻せると明記されています。
例として、白黒のプリセットで撮った写真を通常のカラー写真に戻す手順が挙げられています。編集用のルーペ表示で写真を開き、編集パネルのカラーメニューから白黒のオプションを選択解除する、という流れです。
つまり、撮影時の判断で失敗することがありません。気軽に試して、合わなければ戻せばいいという前提で使えます。なお、この機能は64ビットの端末でのみ使用できると記載されています。
撮影設定の3つ
設定のアイコンからは、3つの項目を切り替えられます。公式ヘルプの記載は次のとおりです。
- 画面の明るさを最大にする、撮影モード中に端末の画面の明るさを最大に設定する
- 写真にジオタグを付ける、撮影した写真の付随情報に位置情報のタグ付けを許可する
- 未処理の元画像を保存、HDRモードでのみ使用できる。処理済みの写真に加えて元の写真も保存する
屋外の明るい場所では、1つ目を入れておくと画面が見やすくなります。位置情報を残したくない場面では、2つ目を切っておいてください。
標準のカメラと使い分ける
ここまで読んで、全部このカメラで撮ればいいと感じたかもしれません。ただ、実際には使い分けたほうが続きます。
向いている場面
このカメラが効くのは、あとから手を入れる前提の写真です。暗い場所、逆光、明暗差の大きい景色。仕上げる工程まで含めて考えている場面が向いています。
逆に、記録として残すだけの写真には向きません。書類を写す、値札を控える、道順を覚えるといった用途で、わざわざRAWにする必要はありません。
撮ったあとで何をするかを基準に決めてください。それが決まっていれば、開くアプリも自然に決まります。
とっさの場面では標準でいい
もう1つ、速さの問題があります。標準のカメラは端末に組み込まれているぶん、起動が速いことが多いです。
子どもが急に面白い動きをした、鳥が飛び立った。そういう場面で設定を選んでいる余裕はありません。撮り逃すくらいなら、標準のカメラで撮ったほうがいいです。
きれいに撮る方法より、撮り逃さないことのほうが大事な場面はあります。道具は目的に合わせて選んでください。
最初の1週間の使い方
慣れるまでは、自動モードだけで構いません。形式をDNGにして、レベルのオーバーレイを出して、あとはいつもどおり撮ってください。
それだけでも、傾きが減り、あとから直せる幅が広がります。プロモードは、自動で思ったとおりにならなかったときに触れば十分です。
いきなり全部の設定を覚えようとすると続きません。1週間ごとに1つずつ増やしていくくらいの進め方が現実的です。
順番としては、レベルのオーバーレイ、露光量補正のスワイプ、ハイライトクリッピングの表示、プロモードの4つを、この並びで覚えると無理がありません。前の3つは自動モードのまま使えます。
よくある質問
Q1. Lightroomのアプリで写真を撮れるのですか。
撮れます。公式ヘルプでは、Lightroomモバイル版がライブカメラビューに効果を適用したり写真を撮影したりできる専用の撮影環境を提供すると説明されています。撮影した写真は自動的にLightroomのカタログに追加されるため、あとから読み込む手間がありません。初めて開くときは、端末のカメラへのアクセスを許可する必要があります。
Q2. RAWで撮るにはどうすればいいですか。
ビューファインダーの上部にある撮影用ファイル形式のバッジをタップして、JPEGとDNGを切り替えます。初期設定はDNGです。公式の説明では、DNGはアドビが作成したRawファイル形式で、JPEGより容量を必要とするものの多くの画像情報を含み、より優れた品質を提供するとされています。対応の条件として、バージョン2.5以降、iOS 10.0以降、少なくとも12メガピクセルのカメラを備えた端末という記載があります。
Q3. シャッタースピードや感度を自分で決められますか。
プロモードに切り替えると調整できます。シャッタースピードは露光する時間を決めるもので、遅くすると動きのある被写体で光の軌跡のような効果が出せ、速くすると動きを止められます。ISOは光に対する感度です。なお、シャッタースピードを変えるとISOが自動的に補正され、その逆も同じだと公式に記載されています。写真が暗すぎたり明るすぎたりしないための仕組みです。
Q4. 感度はどこまで上げていいですか。
公式ヘルプには、ISO値を高く設定すると撮影する写真にノイズが発生するため、シャッタースピードを非常に速くしたい場合にのみ高い値を使うべきだと記載されています。暗い場所では上げたくなりますが、まずはカメラを固定できないかを考えてみてください。台や手すりに置いて撮れば、感度を上げずに済みます。どうしても必要なときだけ上げる、という使い方が向いています。
Q5. HDRモードで撮った写真がなかなか出てきません。
処理に時間がかかっているためです。公式のメモには、HDR画像の処理はGPUの負荷が大きく複雑な処理であり、表示されるまで多少の時間がかかると記載されています。加えて、処理中はアプリを最小化したり閉じたりできず、端末の電源が入っていてロックされていない必要があります。たくさん撮ったときは、充電しながらスリープ状態を停止する設定を有効にすることが勧められています。
Q6. 撮影前にかけた効果はあとで消せますか。
消せます。公式ヘルプには、プリセットを使って撮影した場合でも写真に適用される効果は非破壊であり、編集時にいつでも通常の写真に戻せると明記されています。例として、白黒のプリセットで撮った写真をカラーに戻す手順が紹介されており、編集用のルーペ表示で開いてカラーメニューの白黒のオプションを選択解除する流れです。撮影時の判断で失敗することがないため、気軽に試せます。
Q7. 位置情報を写真に残さないようにできますか。
できます。撮影設定に「写真にジオタグを付ける」という項目があり、これをオンにすると撮影した写真の付随情報に位置情報がタグ付けされます。残したくない場合は、この設定を切っておいてください。自宅や子どもの通う場所が写った写真を人に渡すときは、確認しておくと安心です。あわせて、共有するときの設定でも場所データの表示を切り替えられます。
Q8. カメラをすぐ開けるようにできますか。
2つの方法が案内されています。1つはホーム画面でアプリのアイコンを長押しし、表示されるクイックアクションから撮影または自分撮りで撮影を選ぶ方法です。もう1つはウィジェットを置く方法で、ホーム画面とロック画面のどちらにも追加できます。公式のメモによると、ホーム画面のウィジェットはiOS 15以降、ロック画面のウィジェットはiOS 16以降で追加できます。
まとめ
編集専用だと思っていたアプリに、撮影の機能がひととおり入っていました。気づいてからは、あとで直したい写真はこちらで撮っています。
要点を整理します。Lightroomのモバイル版には専用の撮影環境があり、撮った写真は自動的にカタログに追加されます。いちばん大きいのはDNG形式で撮れることで、あとから調整できる幅が変わります。
自動モードでも、構図を助ける5種類のオーバーレイ、4つの縦横比、タイマー、スワイプでの露光量補正が使えます。切り抜きもズームも非破壊なので、撮影時の判断に縛られません。
プロモードでは、シャッタースピード、感度、焦点距離、ホワイトバランスを自分で決められます。撮る前に白飛びを見つけられるハイライトクリッピングの表示も用意されています。
明暗差の大きい場面ではHDRモードです。ただし処理中はアプリを開いたままにする必要があるので、たくさん撮る日は充電しながら使ってください。
まずは、ロック画面かホーム画面にウィジェットを置くところから始めてみてください。開くのが面倒だと、結局は標準のカメラを使ってしまいます。プランの構成や価格は変わることがあるので、検討される場合は公式サイトで現在の内容を確認してみてください。
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