1冊目のフォトブックを作ったとき、土曜の午前に始めて終わったのは日曜の夜でした。2冊目は2時間で終わりました。
腕が上がったわけではありません。1冊目で分かったのは、時間がかかるのは写真を絞る工程だけで、あとは流れ作業になるということです。ここに時間を配分すれば、全体は短くなります。
結論から言うと、工程は7つあります。範囲を決める、候補を集める、絞る、並べる、データを整える、配置する、確認する。このうち絞る工程だけが1時間かかり、残りは合計で1時間ほどです。
この記事では、7つの工程それぞれの所要時間と判断基準を示します。サービスごとの操作手順には踏み込みません。どこで何を決めるかが分かれば、画面が違っても迷いません。
写真を選ぶところまでの考え方は写真整理が終わらないのは、やることを決めていないから。3つの工程に分けるにまとめています。この記事は、その先の作る作業です。
全体像と時間配分
先に、どこに時間がかかるかを把握します。
7つの工程
順番は決まっています。前の工程が終わらないと次に進めないので、飛ばさずに進めてください。
- 範囲を決める:5分
- 候補を集める:15分
- 絞る:60分
- 並べる:20分
- データを整える:20分
- 配置する:20分
- 確認する:10分
合計すると2時間半ほどです。1回で終わらせる必要はなく、絞る工程だけ別の日にしても構いません。
この数字は初めて作る場合の目安です。2冊目からは、合計1時間半ほどまで短くなります。
絞る工程が全体の半分
7つのうち、絞る工程だけが突出しています。ここを軽くする方法を用意しておくかどうかで、全体の時間が変わります。
逆に言えば、他の6つは決めごとに従って進むだけです。判断が要らないので、疲れていてもできます。
だからこそ、絞る工程は頭が働く時間帯に割り当ててください。夜に絞ろうとすると、判断が雑になります。
1回で終わらせようとしない
2時間半を続けて取るのは大変です。絞る日と、並べる日を分けてください。作業の種類が違うので、分けたほうがはかどります。
間が空いても問題ありません。範囲が決まっていれば、どこから再開すればよいかが分かります。
工程1:範囲を決める
最初の5分で、この1冊に何を入れるかを決めます。
1つの出来事に絞る
旅行1回分、行事1回分、1年分。範囲が狭いほど作りやすくなります。初めてなら、直近の旅行が扱いやすい題材です。
範囲が広いほど、選ぶ基準が場面ごとに変わります。作りやすさは、範囲の狭さでほぼ決まります。
複数の出来事を1冊にまとめると、選ぶ基準が場面ごとに変わって決まりません。
1年分をまとめる場合も、月ごとに区切って選べば同じことです。区切りがあるかどうかが要点になります。
ページ数と1ページの枚数を決める
この2つで、入る枚数が決まります。24ページで1ページ2枚なら約40枚が目安です。
先に枚数を決めてから選ぶのが要点です。選んでから枚数を決めると、際限なく増えます。
この数字は、あとで変えて構いません。決めることに意味があるので、最初は仮でも足ります。
誰が見るかを決める
自分用か、家族用か、贈り物か。見る人が決まると、選ぶ基準も決まります。相手が写っている写真を優先する、といった判断ができるようになります。
自分用と決めた場合も、それは立派な基準です。誰にも見せないなら、記録として残したい写真を優先できます。
工程2:候補を集める
次の15分で、対象になる写真を1か所に集めます。
選ばずに集める
この段階では選びません。範囲に含まれる写真を、まとめて1つの場所に入れるだけです。
日付で絞り込めば、この作業は数分で終わります。手作業で1枚ずつ移す必要はありません。
選びながら集めようとすると、ここで止まります。作業を混ぜないでください。
集める作業は判断が要らないので、疲れていてもできます。テレビを見ながらでも進みます。
家族の端末からも集める
行事の写真は、複数の人が撮っています。自分の端末だけで作ると、いい場面が抜けます。
声をかけるのは早いほうがよく、直後なら送ってもらいやすくなります。時間が経つほど後回しにされます。
行事の当日に声をかけておくのがいちばん確実です。その場で送ってもらえることもあります。
動画から切り出す場合
写真がない場面は、動画から1コマ切り出す方法もあります。ただし画素数は写真より少ないので、小さく配置してください。
動きのある瞬間はぶれていることがあります。止まっている場面から切り出すほうが、結果は良くなります。
工程3:絞る
ここが本体です。1時間を見込んでください。
日ごと、場面ごとに区切る
全体から40枚を選ぼうとすると決まりません。1日目から5枚、2日目から5枚、と区切ってください。
区切ると、比べる対象が数十枚になります。この規模なら判断できます。
人が一度に比べられる数には限りがあります。数百枚を前にして手が止まるのは、当然のことです。
似た写真は先に減らす
同じ場面の連写や、似た構図が並んでいる部分から片づけます。判断が軽いので、手が止まりません。
この段階で3割ほど減ることが多くあります。残りを見渡すと、選ぶ対象がかなり絞られています。
判断の重い写真から始めると、そこで止まります。軽いものから減らすのが原則です。
多めに選んでから削る
1回で40枚に絞ろうとせず、まず60枚ほど選んでから削ってください。1回目で完璧を目指すと進みません。
60枚から40枚に削るのは、40枚を一発で選ぶより簡単です。比べる対象が目の前にそろっているためです。
削る段階では、似たものが並んでいる部分を見ます。全体を見渡すと、重複が見つかります。
一覧で並べて見るのがいちばん速い方法です。1枚ずつ開くと、この作業だけで数時間かかります。
迷ったものは保留にする
判断に迷った写真は、保留のまとまりに入れて先へ進みます。最後に枚数が足りなければ、そこから足せば済みます。
保留に入れた写真は、時間を置いて見ると判断できることがあります。迷う時間を後ろにずらすだけで進みます。
工程4:並べる
20分で順番を決めます。
まず時系列に並べる
撮った順に並べるのが基本です。旅行でも行事でも、時間の流れがそのまま流れになります。
撮影日時の情報が入っているので、並べ替えは自動でできます。手で順番を作る必要はありません。
凝った構成は2冊目以降で構いません。1冊目は素直に並べるほうが失敗しません。
見開きで1場面にまとめる
同じ場面の写真は、見開きの左右に置くとつながりが分かります。ページをまたぐと、流れが切れます。
見開きは、めくったときに一度に目に入る単位です。ここを意識するだけで、冊子らしいまとまりが出ます。
この単位で考えると、1場面あたり2枚から4枚という配分も決まります。
40枚なら、10場面から20場面になります。旅行2泊3日なら、1日あたり4場面前後という計算です。
最初と最後だけ意識する
1枚目は場所や状況が分かるもの、最後は締めくくりになるもの。この2枚を決めておくと、冊子としてまとまります。
この2枚以外は、時系列のまま置いて構いません。全ページの並びを作り込む必要はありません。
最後の1枚は、帰り道や夕暮れの写真が収まりやすい傾向があります。終わりを感じさせるものを選んでください。
工程5:データを整える
20分で、渡すデータを揃えます。
明るさを少し上げる
紙は画面より暗く見えます。冊子も同じなので、少し明るめに整えてください。
冊子は室内でめくって見るものです。飾るプリントより暗い環境で見られる点も踏まえてください。
暗い部分の持ち上げ方と限界は逆光で顔が真っ暗になった写真は、どこまで直せるのかにまとめています。
同じ日の写真はまとめて調整する
同じ場所、同じ時間帯の写真は条件が似ています。1枚で決めた調整を、まとめて当ててください。
1枚ずつ調整すると、ページごとに明るさが違って見えます。並べたときの統一感は、まとめて当てたほうが出ます。
屋外と室内が混ざる場合は、2つのまとまりに分けてから当ててください。同じ調整では、どちらかが崩れます。
縮小せずに書き出す
小さくしてから渡すと、印刷で使える範囲が狭まります。特に理由がなければ、縮小せずに渡してください。
1ページ全面に使う写真がいちばん条件が厳しくなります。その1枚だけでも元の大きさを確保してください。
書き出しの考え方は書き出し設定は用途ごとに3つ決めておけば、毎回悩まなくて済むにまとめています。冊子用の設定を1つ作っておくと毎回悩みません。
工程6:配置する
20分で、ページに置いていきます。
用意された配置を使う
1冊目は、あらかじめ用意された配置に当てはめるだけで構いません。自由に組むのは、流れが分かってからです。
自由に組める仕組みでも、最初は既定のまま進めてください。判断を1つ減らすだけで、完成までの距離が縮まります。
配置を凝ると時間が何倍にもなります。ここは時間をかける場所ではありません。
用意された配置は、見え方が検討されたものです。自分で組むより、たいていきれいに収まります。
枠と比率のずれに注意する
ページの枠と写真の比率が違えば、切られます。全面に配置する写真は、先に自分で切っておくのが確実です。
切り抜きの考え方は写真編集は3つの工程しかない。どこまでやるかを先に決めるにまとめています。
綴じ目と端に気をつける
見開きで大きく使う写真は、中央が綴じ目に入ります。人の顔が中央に来る構図は避けてください。
端まで使う配置では、断裁で数ミリ切られることがあります。端に大事なものがある写真は、余白のある配置にしてください。
集合写真は特に注意してください。端に立つ人の肩が消えることがあります。
工程7:確認する
最後の10分です。ここを省かないでください。
通しで見る
1ページずつではなく、最初から最後まで通して見ます。順番の違和感や、似た写真の重複はここで見つかります。
作っている最中は1ページずつ見ているので、全体の流れが把握できていません。通しで見る工程が別に要ります。
画面を縮小して、複数ページを一覧で見るのが有効です。1ページずつ見ていると気づきません。
可能なら、一度別の日に見てください。作った直後は目が慣れていて、違和感に気づきにくくなります。
人が写っているものを確認する
他の家庭の人が写っている場合、渡す相手によっては配慮が要ります。確認する項目はぼかしは隠したことにならない。写真を公開する前に見る3つの場所にまとめています。
注文内容を見る
冊数、サイズ、紙の種類。決めたとおりになっているかを確認してください。注文後の変更はできません。
特に冊数は間違えやすい部分です。配る予定があるなら、渡す相手を数えてから確定してください。
1ページの枚数を決める
設計のなかで、いちばん結果に効く判断です。
1枚か2枚を基本にする
1ページ1枚なら、写真が大きく見えます。2枚なら、同じページ数で倍の枚数が入ります。この2つで大半の用途は足ります。
3枚以上並べると、1枚あたりが小さくなります。人物の表情を見せたい写真では、物足りなく感じます。
逆に、料理や小物の記録では4枚並べても成立します。被写体によって適切な枚数が変わります。
強弱を付ける
全ページを同じ配置にする必要はありません。見せたい場面は1枚で大きく、記録として残す場面は2枚や4枚で。
配分の目安は、大きく使うのが全体の2割ほどです。全部を大きくすると、逆に印象が平坦になります。
この強弱があると、めくったときに単調になりません。ただし、種類を増やしすぎると散らかります。3種類までにしてください。
枚数から逆算しない
入れたい枚数が先にあると、1ページ4枚といった詰め込みになります。見え方を先に決めて、入る枚数に合わせて絞ってください。
入りきらない写真は、次の1冊に回せます。1冊にすべてを詰める必要はありません。
表紙をどう決めるか
1枚だけ、別に考える写真があります。
中身から選ぶ
表紙のためだけに写真を用意する必要はありません。選んだ40枚のなかから、いちばん場面が伝わる1枚を選びます。
人が写っているもの、明るいもの、場所が分かるもの。この3つに当てはまる1枚があれば、それで足ります。
3つとも満たす写真がなければ、2つで構いません。表紙で完璧を求めると決まりません。
切られる範囲に注意する
表紙は全面に配置されることが多く、比率のずれで切られます。人の顔が端にある写真は避けてください。
文字が載る場合は、その分の余白も要ります。空や壁など、文字を置ける部分がある写真が向いています。
被写体が画面いっぱいの写真は、表紙には向きません。中身のページで使ってください。
迷ったら最後に決める
中身が決まってから選ぶほうが、迷いません。最初に決めようとすると、そこで止まります。
40枚を選び終えたあとなら、どれが象徴的かは自然と分かります。順番としては最後で正解です。
工程ごとに決めることの一覧
ここまでの内容を、判断の形でまとめておきます。
前半で決めること
範囲、ページ数、1ページの枚数、見る人。この4つは工程1で決まります。以降の判断は、すべてここから導かれます。
たとえば見る人が祖父母なら、選ぶ写真は孫が写っているものに寄ります。基準が1つ決まるだけで、迷いが大きく減ります。
逆に、この4つが曖昧なまま進むと、どの工程でも止まります。5分で決められる内容なので、飛ばさないでください。
中盤で決めること
残す40枚と、その順番です。ここは時間がかかりますが、判断の種類は1つしかありません。残すか残さないかだけです。
種類が1つしかないのに時間がかかるのは、回数が多いからです。だから区切って進める意味があります。
迷ったときの既定の答えを決めておくと速く進みます。人が写っているほうを残す、明るいほうを残す、といった単純な基準で足ります。
後半で決めること
明るさの調整量、配置、表紙の1枚。ここまで来れば、選択肢は限られています。悩む要素はほとんどありません。
ここで悩んでいると感じたら、前の工程が終わっていない可能性があります。選び切れていないまま進むと後半で詰まります。
作業をまとめたい場合
7つの工程のうち、時間がかかるのは絞る工程とデータを整える工程でした。この2つを1か所で進めたい場合の選択肢を挙げておきます。
以下は2026年9月1日時点でAdobe公式サイトに記載されていたプラン構成にもとづく整理です。他社製品との優劣を示すものではありません。プラン内容や価格は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
Adobe Lightroom(1TB)プラン
絞る工程を短くしたい人に向いています
Lightroomのデスクトップ版、モバイル版、web版とLightroom Classicが含まれると記載されています。写真の管理を前提にした設計で、印を付けながら候補を絞り、同じ調整をまとめて当ててから書き出す進め方に対応します。この記事の工程3から工程5を、1か所で進められます。
フォトプラン(1TB)
表紙や見開きの1枚を作り込みたい人に向いています
上記に加えて、Photoshopのデスクトップ版とiPad版が含まれると記載されています。写り込んだものを消したり、文字を載せたりする作業まで、場所を移さずに続けられます。
無料体験の有無や期間、料金は変更されることがあります。まずは1冊分の写真を手で選んでみて、絞る工程に時間がかかりすぎる場合に検討してください。
途中で止まる場所
止まるとしたら、だいたい同じ場所です。
絞れない
枚数を決めていないか、範囲が広すぎるかのどちらかです。範囲を1つの出来事に狭め、目標枚数を紙に書いてください。
それでも決まらないなら、多めに選んで先へ進んでください。配置の段階で減らすこともできます。
止まったまま数週間置くより、多めのまま進めるほうが結果的に良い1冊になります。手が動いていることが大事です。
並べ方が決まらない
時系列に並べてください。迷ったときの既定の答えを1つ持っておくと、そこで止まりません。
順番で悩む時間は、仕上がりにほとんど影響しません。ここに時間を使わないでください。
完璧を求めて終わらない
1冊目は基準を作るための試作です。できあがりを見て初めて、次に直す点が分かります。
作り終えることのほうが、完成度より優先です。手元に1冊あると、2冊目の判断が速くなります。
完璧な1冊を目指して作らなかった人より、粗くても3冊作った人のほうが、結果として良いものを持っています。
家族と作る場合
複数人が関わると、進め方が変わります。
選ぶ人は1人に決める
全員で選ぼうとすると決まりません。1人が候補まで絞り、最後に見てもらう形が現実的です。
見てもらうのは、絞ったあとの40枚だけにしてください。全体を見せると、また増えます。
家族が入れたい写真を挙げてきたら、代わりに1枚外すという約束にしておくと枚数が保てます。
写真を出してもらうのは早めに
家族の端末にある写真は、作り始める前に集めておきます。作業の途中で追加されると、絞り直しになります。
締め切りを決めて伝えるのが確実です。この日までに送って、と言えば動いてもらえます。
2冊目からの短縮
1冊作ると、次から速くなります。
設計を使い回す
ページ数、1ページの枚数、明るさの調整量。この3つを記録しておけば、次からは決める工程が飛ばせます。
記録は数行で足ります。冊子のどこかにメモを挟んでおく方法もあります。
写真の置き場所を書いたメモと同じ場所にまとめておくと、探す手間がありません。
絞る基準も引き継げる
1冊目で選んだ写真を見返すと、自分の基準が見えてきます。人が写っているもの、明るいもの、といった傾向です。
この基準が言葉になっていると、2冊目の絞る工程が半分近くまで短くなります。
言葉にするには、選んだ40枚を見返して共通点を探すだけで足ります。10分ほどの作業です。
文字を入れる場合
入れるなら、工程5と工程6のあいだで決めます。
入れるのは日付と場所
いつ、どこで。この2つで足ります。長い説明を入れると、読ませる冊子になって性格が変わります。
文字は説明ではなく、思い出す手がかり。この考え方なら、1か所あたり10文字ほどで収まります。
位置と大きさをそろえる
ページごとに位置が変わると、めくったときに落ち着きません。左下なら左下と決めて、全ページで統一してください。
大きさも同じです。1冊のなかで変えないほうが、まとまって見えます。
入れないという選択
写真だけで構成すると、すっきりまとまります。迷ったら入れないほうが失敗しません。
費用の考え方
注文する前に、金額の見当を付けておきます。
ページ数で決まる
多くの場合、ページ数と大きさ、紙の種類で金額が決まります。写真の枚数そのものではありません。
料金の仕組みは提供元によって違います。注文する前に、何で金額が変わるかだけ確認してください。
つまり、1ページに詰め込んでも安くなりません。見え方を優先して決めて構いません。
複数冊は割安になることが多い
同じものを複数注文する場合、2冊目以降は安くなる仕組みが一般的です。配る予定があるなら、まとめて注文してください。
あとから追加すると、同じ金額をもう一度払うことになります。冊数は最初に決めておくのが得です。
最初は小さく試す
1冊目は、いちばん小さい構成で試すという方法もあります。仕上がりの傾向を確かめてから、本命を作れます。
プリントを1枚出して基準を作るのと同じ考え方です。小さく試すほうが、結果として無駄が出ません。
よくある失敗
つまずき方には型があります。
選びながら集める
工程2と工程3を混ぜると、そこで止まります。集めるときは選ばないでください。
この2つは求められる判断がまったく違います。頭の使い方を切り替えるだけで疲れます。
配置に時間をかける
1冊目で凝ると終わりません。用意された配置に当てはめるだけで十分です。
凝った配置が良く見えるとは限りません。写真が主役なので、配置は目立たないほうが収まります。
確認を省く
通しで見ないと、重複や順番の違和感に気づきません。10分だけ取ってください。
注文してから気づいても直せません。10分の確認で、作り直しの費用と時間が防げます。
1冊目を作る型
最後に、2日で終わらせる手順です。
1日目
範囲を決めて、候補を集め、絞ります。ここまでで1時間20分ほどです。
絞る作業が長引いたら、そこで切り上げて構いません。翌日に持ち越しても問題ありません。
2日目の午前
並べて、データを整えます。40分ほどで終わります。
前日に絞り終えていれば、この作業は迷いなく進みます。判断はもう終わっているためです。
2日目の午後
配置して、通しで確認し、注文します。30分ほどです。
注文の直前に、冊数とサイズをもう一度見てください。ここだけは戻せません。
この配分なら、週末の2日で無理なく終わります。1冊目さえ作れば、次からは半分の時間で済みます。
できあがりが届くまでには数日かかります。渡す予定があるなら、その日から逆算して着手してください。
よくある質問
Q1. フォトブックを作るのにどのくらい時間がかかりますか。
初めてなら合計2時間半ほどが目安です。内訳は、範囲を決める5分、候補を集める15分、絞る60分、並べる20分、データを整える20分、配置する20分、確認する10分です。絞る工程だけが突出しているので、そこに時間を配分してください。
Q2. 写真が絞れません。どうすればよいですか。
範囲が広いか、目標枚数を決めていないかのどちらかです。範囲を1つの出来事に狭め、入る枚数を先に紙に書いてください。そのうえで全体から選ばず、1日目から5枚というように区切って選ぶと判断が速く進みます。
Q3. どの順番で並べればよいですか。
時系列が基本です。旅行でも行事でも、撮った順に並べるだけで流れができます。凝った構成は2冊目以降で構いません。同じ場面の写真は見開きの左右にまとめると、つながりが分かりやすくなります。
Q4. データはどう準備すればよいですか。
縮小せずに書き出し、紙は画面より暗く見えるので少し明るめに整えてください。同じ日に撮った写真は条件が似ているので、1枚で決めた調整をまとめて当てると、ページごとの明るさのばらつきも防げます。
Q5. 配置で気をつけることはありますか。
ページの枠と写真の比率が違えば切られます。全面に配置する写真は先に自分で切っておくのが確実です。見開きで大きく使う写真は中央が綴じ目に入るため、人の顔が中央に来る構図は避けてください。
Q6. 家族と一緒に作れますか。
選ぶ人は1人に決めてください。全員で選ぼうとすると決まりません。1人が候補まで絞り、最後に絞ったあとの写真だけを見てもらう形が現実的です。家族の端末にある写真は、作り始める前に集めておいてください。
Q7. 注文する前に何を確認すべきですか。
最初から最後まで通して見てください。1ページずつ見ていると、順番の違和感や似た写真の重複に気づきません。画面を縮小して複数ページを一覧で見るのが有効です。あわせて、冊数、サイズ、紙の種類が決めたとおりかを確認してください。
Q8. 2冊目は速くなりますか。
半分程度まで短くなります。ページ数、1ページの枚数、明るさの調整量を記録しておけば、決める工程が飛ばせるためです。また、1冊目で選んだ写真を見返すと自分の基準が見えてくるので、絞る工程も速くなります。
まとめ
フォトブック作りは7つの工程に分かれます。範囲を決める、候補を集める、絞る、並べる、データを整える、配置する、確認する。
時間がかかるのは絞る工程だけです。ここに1時間、残りの6工程で合計1時間半。この配分を知っていれば、計画が立てられます。
絞る工程を軽くするには、範囲を狭め、枚数を先に決め、日ごとに区切ることです。判断の軽い写真から減らしてください。
まずは直近の旅行1回分で、24ページ、1ページ2枚と決めてください。40枚に絞るところまで進めば、あとは流れ作業です。1冊目が手元に届けば、次に何を変えるかも見えてきます。
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