星の軌跡を撮ってみたくて、三脚を立てて200枚ほど撮りました。そのあとLightroomを開いて、合成の項目を探しました。見つかりませんでした。
メニューを一通り見ても、それらしいものがありません。調べてみて分かったのは、この作業はLightroomの中だけでは完結しないということでした。
分かってしまえば単純な話で、役割が分かれているだけです。撮った写真をそろえるところまでがLightroom、重ね合わせるところからはPhotoshopの仕事になります。
この記事では、どこで何をするのかを整理します。記載は2026年9月2日時点に、アドビ公式のヘルプページで確認した内容です。描画モードについては最終更新日2025年12月2日、他のアプリでの編集については2024年10月18日のページを参照しました。
役割の分担を先に理解する
手順の前に、なぜ2つのソフトが必要なのかを押さえておきます。ここが分かると、探す場所を間違えなくなります。
レイヤーを重ねる作業だから
比較明合成は、複数の写真を重ねて、明るい部分だけを残していく処理です。つまり、写真を何枚も積み重ねる仕組みが必要になります。
Lightroomは、1枚の写真の明るさや色を整えることに特化した道具です。何枚も重ねて、重なり方を指定するという作業は守備範囲の外にあります。
その役割を持っているのがPhotoshopです。公式ヘルプでは、ペイントツールや編集ツール、複数のレイヤーを使う際に、描画モードによって画像内のピクセルがどのように影響を受けるかが決まると説明されています。
Lightroomが受け持つ範囲
とはいえ、Lightroomの出番がないわけではありません。むしろ、仕上がりを左右する部分を担当します。
やることは3つです。撮ってきた大量のRAWを取り込むこと、明るさと色を全部そろえること、そしてPhotoshopへ渡すことです。
とくに2つ目が重要になります。重ねる前の状態がばらばらだと、合成した結果もばらつくためです。ここを丁寧にやるかどうかで、最終的な見え方が変わります。
両方が同じプランに入っている
2つのソフトが必要と聞くと身構えますが、追加の契約は要りません。アドビの製品ページでは、フォトプランにLightroom、Photoshop、Lightroom Classicが含まれると案内されています。
すでに写真の現像に使っているなら、Photoshopも手元にあるということです。入れていない場合は、追加で導入する形になります。契約はそのままで、アプリを入れるだけで済みます。
この記事では、その2つを行き来しながら作業を進める前提で書いていきます。
全体の流れ
先に道筋を示しておきます。順番は次のとおりです。
- 三脚を立てて、同じ設定で連続して撮る
- Lightroomに取り込み、1枚を仕上げてから全部に同じ調整を当てる
- Photoshopへ渡して、比較(明)で重ね合わせる
- Lightroomに戻して、明るさと構図を仕上げて書き出す
この4段階です。難しいのは合成そのものではなく、その前の準備をそろえることのほうです。
比較(明)が何をしているのか
合成の中身を知っておくと、うまくいかないときの原因が分かります。
公式の定義
Photoshopの公式ヘルプでは、比較(明)というモードについて次のように説明されています。各チャンネルのカラー情報に基づいて、結果として基本色または合成色のどちらか明るい方を選択する、という内容です。
さらに、合成色よりも暗いピクセルが置き換えられ、合成色よりも明るいピクセルは変更されないと記載されています。
言い換えると、同じ場所を比べて明るいほうだけを残す処理です。この単純な規則が、星の軌跡を作る仕組みになります。難しい計算をしているわけではありません。
なぜ線になるのか
星は時間とともに位置を変えます。1枚目では左にあった星が、2枚目では少し右にずれています。
明るいほうを残す規則で重ねると、1枚目の星の位置も、2枚目の星の位置も、どちらも明るいまま残ります。これを何百枚と繰り返すと、点の連なりが線として見えるようになります。
背景の夜空は、どの写真でも同じように暗いままです。暗い部分は置き換えられていくので、背景が明るくなりすぎることはありません。ここが、単純に足し合わせる方法との決定的な違いです。
似た名前のモードと間違えない
公式ヘルプの一覧には、名前の似たモードがいくつも並んでいます。取り違えると結果が変わるので、違いを見ておきます。
- 比較(明)、各チャンネルで明るいほうを選ぶ。星の軌跡で使うのはこれ
- カラー比較(明)、すべてのチャンネル値の合計を比べて、値が高いほうの色を表示する。合成から第三の色は生成されない
- スクリーン、合成色と基本色を反転したカラーを乗算する。結果は明るいカラーになる。複数のスライドを重ね合わせて投影したような効果
- 覆い焼き(リニア)加算、基本色を明るくして明るさを増す。黒と合成しても変化はない
- 比較(暗)、暗いほうを選ぶ。明るいほうを残したい場面では逆の結果になる
スクリーンや加算は、重ねるほど全体が明るくなっていきます。星の軌跡では背景まで明るくなってしまうので、比較(明)を選んでください。
公式ヘルプでは、これらのモードが比較(明)グループとしてまとめられており、基本色または合成色のいずれかからハイライト、中間色、明るい色を保持することで結果を明るくすると説明されています。同じグループの中でも、明るくする仕組みが違うということです。
Adobe Lightroom
現像はLightroom、重ね合わせはPhotoshop
アドビの製品ページによると、フォトプランにはLightroom、Photoshop、Lightroom Classicが含まれます。大量のRAWを同じ設定でそろえるところまでをLightroomで済ませ、レイヤーを重ねる作業はPhotoshopに渡す形になります。まずは無料体験や無料で入手できるモバイル版アプリで、手元の写真を扱ってみてください。
撮影の段階で決まること
編集の話に入る前に、撮り方に触れておきます。ここで失敗すると、あとから直せません。
カメラを動かさない
いちばん大事なのがこれです。重ねる前提で撮るので、位置がずれると星以外のものまでずれて写ります。
三脚は必須です。加えて、撮影中に触らないことも条件になります。数十分から数時間にわたって撮り続けるので、その間は近づかないほうが安全です。
風の強い日は避けてください。三脚が揺れると、地上の景色が二重に見える写真ができあがります。合成してから気づくので、被害が大きくなります。
間を空けずに撮り続ける
1枚と次の1枚の間が空くと、星の線がそこで途切れます。破線のような仕上がりになってしまいます。
連続して撮り続けられる設定にしておいてください。カメラによって呼び方は違いますが、一定の間隔で自動的に撮り続ける機能があります。
枚数は多いほど線が長くなります。1枚あたり30秒で撮るとして、1時間で120枚程度です。仕上がりを想像しながら時間を決めてください。
設定を途中で変えない
明るさや色の設定を撮影中に変えると、重ねたときにその部分だけ浮きます。自動ではなく、固定した設定で撮ってください。
ホワイトバランスも固定します。自動にしていると、雲の流れなどで色が変わり、合成したときに色むらとして出てきます。
RAWで記録しておくのも忘れないでください。あとから全部まとめて調整することになるので、動かせる幅が広いほうが有利です。
ピントも固定する
見落としやすいのがピントです。自動のままにしていると、撮るたびに合わせ直そうとして、暗い夜空では迷い続けることがあります。
最初に星や遠くの明かりで合わせたら、手動に切り替えて固定してください。1枚だけピントの外れた写真が混ざると、その明るさが合成に残ってしまいます。
撮影を始めたら、最初の数枚を確認する習慣をつけてください。数時間撮ったあとで全部が使えないと分かるのは、いちばん避けたい失敗です。
電池の残量も見ておいてください。長時間の撮影では途中で切れることがあり、そこで線が終わります。
Lightroomでそろえる
ここからが本題です。撮ってきた写真を取り込んだあとの作業になります。
1枚目を仕上げてから全部に当てる
まず1枚だけ開いて、明るさと色を決めます。全部が同じ条件で撮れているので、1枚で決めた調整がそのまま他にも通用します。
決まったら、その設定を残りの写真にまとめて当てます。プリセットとして保存して一括で適用してもいいですし、設定をコピーして貼り付けても構いません。
大事なのは、全部を完全に同じ状態にすることです。1枚ずつ好みで調整すると、重ねたときにちらつきます。
この段階でやらないこと
やりすぎに注意したい項目もあります。まず、明るさを上げすぎないことです。
重ねると明るい部分が積み重なるので、1枚の段階でちょうどよく見える明るさだと、合成後には明るすぎることがあります。少し暗めで止めておくほうが扱いやすくなります。
ノイズを減らす処理も、この段階では控えめにしてください。強くかけると、暗い星まで消えてしまい、線が細切れになることがあります。
1枚だけを見ているとノイズが気になりますが、重ねた結果では目立たなくなることがあります。先に合成して、そのうえで必要なら処理する、という順番のほうが失うものが少なくて済みます。
切り抜きは合成のあとで
構図を整えたくなりますが、この段階では触らないでください。すべての写真を同じ範囲で切らないと、重ねたときにずれます。
切り抜くのは、合成が終わって1枚になってからです。そのほうが確実ですし、仕上がりを見ながら決められます。
同じ理由で、傾きの補正もあとに回してください。1枚ずつ角度が変わると、線がそろわなくなります。
使えない写真を外す
調整の前に、混ざってしまった写真を取り除きます。飛行機が横切った1枚、車のライトが入り込んだ1枚、雲で星が隠れた数枚。
明るいほうを残す規則なので、余計な明かりが写った写真を混ぜると、その光が最終的な1枚に残ります。狙っていない線が入る原因はこれです。
選別には、除外フラグを使うと早く進みます。一覧を送りながらXを押していくだけなので、200枚あっても数分で終わります。
ただし、雲が薄くかかっている程度なら残して構いません。全部を厳しく外すと、線が途切れる原因になります。
Photoshopへ渡す
そろえ終わったら、重ね合わせの工程に移ります。渡し方は2通りあります。
ショートカットで渡す
公式のキーボードショートカット一覧に、Photoshopで編集という項目があります。macOSではShiftとCommandとE、WindowsではShiftとCtrlとEです。
写真を選んでこの操作をおこなえば、そのままPhotoshopで開けます。メニューを探す必要がありません。
枚数が多いので、選択の段階ですべてを選んでおいてください。すべて選択はCommandまたはCtrlとAです。
ここで渡す枚数が多いほど、開くまでに時間がかかります。最初は10枚程度で試して、手順を確かめてから本番の枚数に進むほうが確実です。
試す段階で仕組みが分かっていれば、200枚を扱うときにも迷いません。いきなり全部で始めて、途中で止まるのがいちばん時間を失います。
他のツールで編集を使う
もう1つの方法が、他のアプリへ送る機能です。公式ヘルプによると、Lightroomから写真を他のアプリケーションに送信して追加の編集をおこない、完了時には写真が自動的にLightroomに戻ります。
手順は次のとおりです。グリッド表示またはディテール表示で画像を開き、画像を右クリックして表示されるメニューから他のツールで編集を選びます。そこから編集に使うアプリケーションを参照して選択します。
一度使うと、他のツールで編集のメニューには最後に使用した5つのアプリケーションの履歴が残り、最後に使ったものが先頭に表示されると記載されています。繰り返し使う場合は選ぶ手間が減ります。
戻すときの注意
編集が終わったら、そのアプリケーションで変更内容を保存します。Lightroomに戻って完了を選ぶと、画像がLightroomで自動的に開くと案内されています。
ここで1つ注意点があります。公式のメモには、一部のアプリケーションでは編集後に画像ファイルを直接保存できない場合があると記載されています。
その場合は、編集したファイルのコピーを新しい場所に手動で保存する必要があります。Lightroomは他のアプリでおこなわれた変更を自動的には検出しないため、参照を選んで変更したバージョンを手動で読み込む形になると説明されています。
合成のあとにやること
重ね合わせが終わって1枚になったら、仕上げの工程に戻ります。
明るさと色を整える
合成した直後は、思ったより明るかったり、色が転んでいたりします。ここでもう一度調整します。
暗い部分を深くすると、星の線が引き立ちます。黒レベルを少し下げると、締まりのある仕上がりになります。
色は、夜空らしい青に寄せるか、実際の色に近づけるかで印象が変わります。ここは好みで決めて構いません。
街明かりの影響で空の下側だけがオレンジに寄っていることもあります。その場合は、特定の色だけを調整する機能で、その色の彩度だけを落とすと自然になります。全体の色を動かすと星の色まで変わってしまうためです。
仕上げの段階では、拡大して線のつながりも確認してください。この時点で途切れが見つかっても直せませんが、次に撮るときの反省材料になります。
構図を決めて書き出す
ここで切り抜きます。線の流れを見ながら、どこを見せたいかを決めてください。
星の軌跡は、円を描くように写ることが多いです。中心をどこに置くかで印象が変わるので、何通りか試してみる価値があります。
地上の景色をどれだけ入れるかも決めどころです。木や建物が入ると大きさが伝わり、空だけにすると抽象的な絵になります。同じ元の写真から、まったく印象の違う仕上がりを作れます。
迷ったときは、切り抜きの候補をいくつか作って並べてみてください。1つに絞る前に見比べると、判断がはっきりします。
最後に書き出します。画面で見せるなら小さめのサイズで、印刷するなら大きいまま。用途に合わせて決めてください。
合成前のファイルも残す
撮った枚数が多いので、終わったら消したくなります。ただ、しばらくは残しておくことをおすすめします。
合成した結果を見てから、明るさを変えてやり直したくなることがあるためです。元がないと、もう一度撮りに行くしかありません。
仕上がりに納得できて、しばらく経ってから整理する。この順番にしておけば、あとで後悔することがありません。
同じ考え方が使える場面
明るいほうを残すという規則は、星以外にも応用できます。仕組みを理解しておくと、使いどころが広がります。
花火をまとめる
花火は、1枚に1発しか写らないことがよくあります。連続して撮ったものを重ねると、複数の花火が同時に上がっているような1枚を作れます。
暗い夜空を背景に明るいものが動く、という条件が星と同じです。だから同じ規則がそのまま通用します。
ただし、重ねすぎると画面が明るいもので埋まります。使う枚数を選ぶ工程が、星の場合より重要になります。
車の光の筋を伸ばす
夜の道路を走る車の明かりも、同じように扱えます。1枚では短い筋にしかならなくても、重ねると画面を横切る長い線になります。
この場合も、カメラを固定して連続で撮るところは変わりません。撮り方は星の軌跡とほぼ同じです。
街中では明かりが多いので、背景が明るくなりやすい点に注意してください。1枚あたりの明るさを抑えめにしておくと扱いやすくなります。
向いていない被写体
逆に、明るい場所で撮ったものには向きません。背景が明るいと、明るいほうを残す規則が意味を持たなくなるためです。
人物が動く場面も難しいです。半透明に重なって見えるので、狙ってやる場合を除けば失敗に見えます。
暗い背景と、その中を動く明るいもの。この組み合わせが条件だと覚えておいてください。
条件に合っているかどうかは、1枚目を見れば判断できます。背景が十分に暗く、残したいものだけが明るく写っていれば、重ねる価値があります。そうでなければ、別の方法を考えたほうが早いです。
うまくいかないとき
よく起きる失敗と、その原因を挙げておきます。
線が途切れている
撮影の間隔が空いていた可能性が高いです。1枚と次の1枚の間に時間があると、その分だけ線が抜けます。
もう1つの原因が、ノイズを減らす処理のかけすぎです。暗い星が消えると、線が細切れに見えることがあります。
次に撮るときは、間隔を詰めてください。編集で埋めることはできないので、撮り方で対処するしかありません。
3つ目の原因として、途中で使えない写真を外しすぎた可能性もあります。連続していた並びから何枚も抜くと、そこが空白になります。判断に迷う程度のものは残しておくほうが、線としては自然につながります。
全体が明るくなりすぎた
まず、選んだ描画モードを確認してください。スクリーンや加算を選んでいると、重ねるほど全体が明るくなります。
比較(明)を選んでいるのに明るい場合は、元の写真が明るすぎます。Lightroomでの調整を少し暗めに直して、やり直してください。
街明かりの影響という可能性もあります。空が明るい場所では、そもそも星の線が背景に埋もれます。撮る場所を変えるしかありません。
月が出ている夜も同じです。満月に近いほど空全体が明るくなり、暗い星が見えなくなります。月齢を調べてから出かけると、無駄足が減ります。
動作が重い
200枚を一度に開くと、当然ながら重くなります。パソコンの性能によっては、開くだけで時間がかかります。
対策として、何回かに分けて合成する方法があります。50枚ずつ合成して4枚にし、その4枚をさらに合成する、という進め方です。
結果は変わりません。明るいほうを残すという規則は、順番を変えても同じ答えになるためです。
途中の段階を保存しておけば、あとから枚数を足すこともできます。分割して進めるほうが、失敗したときにやり直す範囲も小さく済みます。
地上の景色がぶれている
星は線になっているのに、木や建物が二重に見える場合は、撮影中にカメラが動いています。
風で三脚が揺れたか、地面が柔らかくて沈んだか、途中で触ってしまったか。原因はこのあたりです。
合成のあとで直すのは難しいので、次回への対策と考えてください。三脚の足を広げて低く構える、風を受けにくい場所を選ぶ。この2つで大半は防げます。
よくある質問
Q1. Lightroomだけで比較明合成はできますか。
できません。比較明合成は複数の写真をレイヤーとして重ね、重なり方を指定する作業です。Lightroomは1枚の写真の明るさや色を整えることに特化しているため、この工程はPhotoshopが担当します。Photoshopの公式ヘルプでは、複数のレイヤーを使う際に描画モードによって画像内のピクセルがどう影響を受けるかが決まると説明されています。アドビの製品ページによると、フォトプランにはPhotoshopも含まれます。
Q2. どの描画モードを選べばいいですか。
比較(明)です。公式ヘルプでは、各チャンネルのカラー情報に基づいて基本色または合成色のどちらか明るい方を選択し、合成色よりも暗いピクセルが置き換えられ、明るいピクセルは変更されないと説明されています。名前の似たスクリーンや覆い焼き(リニア)加算は、重ねるほど全体が明るくなるため、背景の夜空まで明るくなってしまいます。比較(暗)は逆の結果になるので注意してください。
Q3. Lightroomでは何をすればいいですか。
3つあります。撮ってきたRAWを取り込むこと、全部の明るさと色を完全にそろえること、Photoshopへ渡すことです。とくに2つ目が仕上がりを左右します。1枚だけ丁寧に調整してから、その設定を残り全部に当ててください。1枚ずつ好みで調整すると、重ねたときにちらついて見えます。切り抜きと傾きの補正は、合成が終わってからおこないます。
Q4. Photoshopへはどうやって渡しますか。
2通りあります。1つは公式のショートカット一覧にあるPhotoshopで編集で、macOSではShiftとCommandとE、WindowsではShiftとCtrlとEです。もう1つは他のツールで編集という機能で、公式ヘルプによると画像を右クリックしてメニューから選び、使用するアプリケーションを参照して選択します。一度使うと最後に使用した5つのアプリケーションの履歴が残ります。
Q5. 編集した写真はLightroomに戻りますか。
基本的には戻ります。公式ヘルプでは、他のアプリで変更内容を保存してからLightroomで完了を選ぶと、画像が自動的に開くと説明されています。ただしメモに、一部のアプリケーションでは編集後に画像ファイルを直接保存できない場合があると記載されています。その場合はコピーを新しい場所に手動で保存し、参照を選んで変更したバージョンを手動で読み込む必要があります。
Q6. 星の線が途切れてしまいます。
撮影の間隔が空いていた可能性が高いです。1枚と次の1枚の間に時間があると、その分だけ線が抜けて破線のようになります。一定の間隔で自動的に撮り続ける設定にしてください。もう1つの原因は、ノイズを減らす処理のかけすぎです。暗い星まで消えると線が細切れに見えます。どちらも編集で埋めることはできないため、撮り方と調整の加減で対処します。
Q7. 枚数が多くて動作が重いです。
分けて合成してください。200枚あるなら、50枚ずつ合成して4枚にし、その4枚をさらに合成する、という進め方ができます。明るいほうを残すという規則は順番を変えても同じ答えになるため、結果は一度にまとめて合成した場合と変わりません。パソコンの負担が減るぶん、作業も止まりにくくなります。
Q8. 撮影時に気をつけることはありますか。
3つあります。1つ目はカメラを動かさないことで、三脚を使い、撮影中は触らないでください。風の強い日は三脚が揺れて地上の景色が二重に見えます。2つ目は間を空けずに撮り続けることです。3つ目は設定を途中で変えないことで、ホワイトバランスも固定します。自動にしていると色が変わり、合成したときに色むらとして出てきます。RAWで記録しておくと、あとの調整の幅が広がります。
まとめ
Lightroomの中に合成の項目が見つからなかったのは、探す場所が違っていたからでした。役割が分かれているだけの話です。
要点を整理します。比較明合成はレイヤーを重ねる作業なので、Photoshopが担当します。Lightroomは、撮ってきたRAWを取り込み、明るさと色を全部そろえ、Photoshopへ渡すところまでを受け持ちます。
使う描画モードは比較(明)です。公式の説明では、明るいほうを選び、合成色より暗いピクセルが置き換えられます。この規則が、星の点を線に変えます。
Lightroomでの調整は、全部を完全に同じ状態にすることが目的です。1枚ずつ好みで触るとちらつきます。明るさは少し暗めで止め、切り抜きと傾きの補正は合成のあとに回してください。
渡し方は、ショートカットか他のツールで編集のどちらかです。戻すときは、アプリによっては手動で読み込む必要があるという点だけ覚えておいてください。
同じ規則は、花火や車の光の筋にも使えます。暗い背景と、その中を動く明るいもの。この条件がそろえば応用が利きます。
まずは、手元にある連続した写真を数枚だけ使って試してみてください。仕組みが分かってから本番に臨むほうが、現地での失敗が減ります。プランの構成や価格は変わることがあるので、検討される場合は公式サイトで現在の内容を確認してみてください。
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