AIサーチエージェントの選択肢が増えている。
Manusと並んで名前が挙がるようになったツールの一つがGensparkだ。どちらも「ウェブを調べてまとめる」AIだが、使ってみると差がある。この記事では、実際に両方を使った上での比較をまとめる。
それぞれの基本的な特徴
Manusの特徴
Manusは完全自律型AIエージェントで、タスクを渡すと自分でウェブを横断調査して結果を返す。複雑な調査・複数ソースの横断・英語情報の日本語化・定期自動化(Manus Agents)が強みだ。1タスク完結型で、ユーザーは指示を出して結果を待つという使い方が基本になる。
Gensparkの特徴
Gensparkは「AIによるウェブ検索とまとめ」を中心とする検索特化型のAIツールだ。検索クエリに対してウェブから情報を収集し、引用付きのまとめを生成する。即時性と引用の透明性が特徴で、「検索結果を読む代わりにAIにまとめてもらう」という使い方に向いている。
実際に使い比べた結果
速度
Gensparkはクエリを入力すると比較的素早く結果が返ってくる。Manusは複雑なタスクでは数分〜十数分かかることがある。「すぐ知りたい」場合はGensparkの方がテンポが合う。
複雑なリサーチタスクの深さ
「5社を横断して比較して・評価軸を設定して・日本語でまとめて」というような複数ステップの複雑なタスクはManusの方が深く対応できる印象だ。Gensparkは単発の検索クエリに近い使い方が得意で、複雑な調査設計には向きにくい場面があった。
引用・情報源の透明性
Gensparkは回答に引用元が明示されることが多く、「どこから来た情報か」が確認しやすい。Manusは情報源が含まれる場合もあるが、Gensparkの方が引用の透明性が高い印象だ。一次確認のしやすさという点でGensparkが有利な場面がある。
定期自動化
Manus AgentsによるManus側にある定期自動化機能はGensparkにはない(2026年4月時点)。「毎週自動で競合をモニタリングしたい」という用途ではManusのみが対応している。
使い分けの考え方
Manusが向いている用途
- 複数ソースを横断する複雑なリサーチ
- 定期的な自動モニタリング(Manus Agents)
- 英語情報を日本語でまとめる深い調査
- 「評価軸・出力形式を指定した」カスタマイズした調査
Gensparkが向いている用途
- 素早く概要を知りたい単発の検索
- 引用元を確認しながら情報を参照したい場合
- 検索エンジンの代替として日常的な情報確認に使う
よくある質問(FAQ)
Q1. ManusとGensparkを両方使っている人はいますか?
いる。「素早い情報確認はGenspark・深い調査と自動化はManus」という役割分担で両方使うという選択は自然な使い分けだ。どちらかに絞る必要はなく、用途に応じて使い分けることで双方の強みを活かせる。
Q2. AIサーチエージェントの競争はこれからどうなりますか?
急速に競合ツールが増えている分野だ。Manus・Genspark・Perplexity・各社の独自エージェントが競合している。機能面での差は縮まっていく可能性が高く、ユーザーとして複数ツールを比較しながら「自分の用途に合うもの」を選び続ける姿勢が重要だ。
まとめ——「深く調べる」はManus・「すぐ知る」はGenspark
ManusとGensparkは競合するツールであり、かつ補完的なツールでもある。
「複雑なリサーチ・自動化・深い調査」はManus・「素早い検索・引用確認・日常的な情報確認」はGensparkという使い分けが現実的だ。どちらが優れているかではなく、どちらを何に使うかを整理することが、AIサーチエージェントを最大限活用するための発想だ。