「海外の動向も気になるけど、英語の情報は追いきれない」と思っていた。Manusを使い始めてから、その感覚が変わった。最初に海外市場を調べた日のことを、ここに書いておく。
きっかけは「米国の競合を調べてほしい」という一言だった
上司から「米国で似たようなサービスをやっている会社、何社かリストアップしてほしい」と言われたのが始まりだ。英語でGoogle検索してリストを作るのは以前からできた。ただ、「何社かリストアップ」で終わるのではなく「どういうポジショニングで・どんな顧客層に・どんな料金で展開しているか」まで把握しようとすると、英語のサイトをいくつも読んでまとめる作業が発生する。それが面倒で、後回しにしていたことが正直なところだ。
試しにManusに「米国で〇〇(自社の事業カテゴリ)を提供している会社を調べて、ポジショニング・顧客ターゲット・料金体系・特徴をまとめてください。日本語で出力してください」と入力してみた。数分後に届いたのは、英語ソースをベースにした日本語の比較レポートだった。
出てきた結果に驚いた
英語ソースが日本語で整理されていた
自分で調べたら1〜2時間かかりそうな内容が、読みやすい日本語でまとまっていた。各社のウェブサイト・プレスリリース・業界メディアの情報が横断されており、「こういう切り口で比較できるんだ」という発見があった。
精度については、後で各社のサイトを自分でも確認したが、大きな誤りはなかった。細かい料金プランの数字などは変動することもあるため、最終確認は必要だが、概要把握の精度は十分だった。
「英語の壁」が実質的に消えた
Manusを使うことで、英語で書かれた情報をリアルタイムで日本語に変換して調査に使えるようになった。これまで「英語だから後回し」にしていた情報にアクセスできるようになり、視野が広がった感覚がある。
言語の壁がなくなると、「海外のやり方を参考にする」というアクションを取りやすくなる。以前なら「いつか調べよう」で終わっていたことが、「今すぐ確認できる」に変わった。
その後の活用場面
海外のスタートアップ動向の把握
「[業界]で最近資金調達したスタートアップを調べて、事業内容と調達額を日本語でまとめて」という使い方をするようになった。英語のTechCrunch・Crunchbase・業界メディアを横断してまとめてくれるため、海外の新興サービスを早めにキャッチできる。
競合の価格・機能比較
海外の競合SaaSやサービスの料金ページを複数読んで比較するのは、以前は面倒だった。「[サービスカテゴリ]の主要SaaSの料金プランと主な機能の違いを日本語でまとめて」と入力するだけで、比較表代わりになるまとめが出てくる。
海外のケーススタディ・事例調査
「[業界]で成功している海外企業の事例を調べて、日本市場への示唆をまとめて」という使い方もある。海外のベストプラクティスを日本の文脈に落とし込むための素材を、短時間で集められるようになった。
注意しておきたいこと
最終確認は自分でやる
Manusが出力する情報は、ウェブ上の公開情報をまとめたものだ。料金・スペック・サービス内容などは変更されることがあるため、重要な判断に使う場合は必ず一次ソース(各社の公式サイト等)で確認する。Manusのまとめは「調査の出発点」として使うのがベストプラクティスだ。
日本語出力を指定する
Manusは指示の言語に合わせて出力言語が変わることがある。海外情報を調べる際は「日本語で出力してください」と明示的に指定しておくと、確実に日本語でまとめが返ってくる。
海外市場調査をManusで始めるためのステップ
- 調べたい市場・カテゴリ・目的を明確にする(例:米国市場の競合SaaS5社を比較したい)
- Manusに「[市場/業界]の[調査内容]を調べて、[必要な情報]をまとめてください。日本語で出力してください」と入力する
- 出力されたまとめを確認し、気になるポイントは一次ソースで確認する
- 定期調査が必要なら、Manus Agentsで自動化設定を行う
よくある質問
Q1. Manusは英語以外の言語の情報も取得できますか?
英語・日本語を含む多言語のウェブページから情報を取得できます。中国語・ドイツ語・フランス語などのソースも対応しています。ただし、精度は英語・日本語が高い傾向があります。
Q2. 海外情報の信頼性はどうやって確認すればいいですか?
Manusが示す情報元(URLやメディア名)を確認し、信頼性の高い一次ソース(企業公式サイト・業界メディア・政府統計等)を優先してください。まとめの内容はあくまで参考情報として扱い、重要な判断には一次ソースの確認を徹底することをおすすめします。
Q3. 調査できる海外の地域に制限はありますか?
インターネット上に公開されている情報であれば、地域を問わず調査できます。米国・欧州・東南アジアなど幅広い地域の情報に対応しています。ただし、アクセス制限のかかったページや有料会員専用コンテンツは取得できません。
Q4. Manusで調べた海外情報を社内レポートに使えますか?
まとめの内容を社内資料の下書きとして活用するのは効率的です。ただし、公開・提出する前に情報の正確性を確認し、必要に応じて一次ソースの引用を追加することをおすすめします。
Q5. 海外のニュースをリアルタイムで追いたい場合、Manusは使えますか?
Manus Agentsを使えば定期的に海外ニュースを収集するエージェントを設定できます。「毎日[業界]の英語ニュースを収集して日本語でまとめる」という自動化が可能です。
Q6. 英語の指示でも使えますか?
はい、英語での指示にも対応しています。ただし、日本語で使いたい場合は日本語で指示する方がスムーズで、出力の調整も容易です。
まとめ
Manusを使ってから、海外市場が「遠い存在」から「すぐ調べられる存在」に変わった。英語の壁があった頃は後回しにしていた情報収集が、今では日常的な業務の一部になっている。
海外の情報を日本語で受け取れる環境が整うと、視野の広さが変わる。まず1つ、海外競合を調べるタスクをManusに投げてみてほしい。