転職活動の面接では必ずといっていいほど「最後に何か質問はありますか?」と聞かれます。ここで「特にありません」と答えてしまうと意欲が伝わらない、企業理解が浅いと見なされるといったリスクがあります。
一方で逆質問を上手に活用すれば、面接官に「この人は準備ができている」「本気で働きたいと思っている」と好印象を与えることができます。
特に事務職は幅広い業務をサポートする立場でありながら企業によって求められる役割が異なるため、仕事内容や期待される人物像を深掘りする逆質問が有効です。
本記事では事務職の転職面接で使える逆質問例を20個紹介します。状況別に整理しているので、自分の志望先や立場に合うものを選んで活用してください。
逆質問をする目的とは?
逆質問の目的は大きく分けて3つあります。
- 企業理解を深めるため
入社後に「思っていた仕事と違った」とならないよう、仕事内容や評価制度などを確認する。 - 意欲や積極性を示すため
「働く環境や仕事内容に前向きに関心を持っている」と伝えるチャンスになる。 - 自分を売り込むため
質問を通じて「自分の経験が役立つ」と自然にアピールすることができる。
事務職の逆質問で意識すべきポイント
具体的な業務内容に絡めること
「一般事務」と一口に言っても、庶務中心なのか、営業事務寄りなのか、経理を兼ねるのかで大きく違います。
面接官の立場に合わせた質問をすること
人事担当者には「制度や評価」について、現場上司には「業務フローやチーム体制」について聞くと効果的。
調べれば分かることは聞かない
会社のホームページに載っている基本情報はNG。質問が浅いと逆効果になります
【例文付き】事務職の逆質問20選
仕事内容を深掘りする質問
- 「日々の業務の中で最も重要とされている業務はどの部分でしょうか?」
- 「入社後、最初の1か月で任される具体的な業務について教えていただけますか?」
- 「事務職として活躍している社員の方は、どのようなスキルや姿勢を持っている方が多いですか?」
チーム体制や働き方に関する質問
- 「事務職のチームは何名体制で、どのように業務を分担されていますか?」
- 「他部署とのやり取りは多いでしょうか?どの部署との連携が特に多いか知りたいです。」
- 「繁忙期や業務が集中する時期はありますか?」
求められる人物像に関する質問
- 「御社で活躍している事務職の方に共通する特徴はありますか?」
- 「これから入社する人に特に期待されている役割は何でしょうか?」
- 「事務職に求められる姿勢や心がけについてアドバイスをいただけますか?」
評価やキャリアに関する質問
- 「事務職の方の評価は、どのような基準で行われていますか?」
- 「事務職としてキャリアを積んだ後、他の職種や業務にチャレンジする機会はありますか?」
- 「長く勤めている方は、どのようにキャリアを築いていらっしゃいますか?」
会社や職場環境についての質問
- 「実際に働かれている方々の雰囲気やコミュニケーションの取り方について教えていただけますか?」
- 「事務職の方が働きやすいと感じる環境づくりで、御社が特に大切にされている点は何でしょうか?」
- 「入社後に研修やOJTなどの教育制度はありますか?」
仕事の効率化や改善に関する質問
- 「業務の効率化やシステム化はどのように進められていますか?」
- 「新しいアイデアや改善提案は事務職からも歓迎されますか?」
- 「これまでに事務職の方が業務改善を行って評価された事例があれば教えてください。」
志望動機を補強できる質問
- 「私のこれまでの経験(例:営業事務・経理補助)が、御社の事務業務で特に活かせる場面はありますでしょうか?」
- 「入社した際に、まず心がけるべきことや注意すべき点があれば教えていただけますか?」
逆質問のNG例
- 「給料はどのくらいですか?」(条件は面接前後で確認)
- 「残業は多いですか?」(聞くなら「繁忙期や繁忙部署について知りたいです」と柔らかく)
- 「特にありません」
意欲がないと見なされてしまうので注意しましょう。
まとめ
事務職の面接では逆質問を使って「働きたい姿勢」「理解を深めたい気持ち」をアピールすることが重要です。
- 仕事内容・チーム体制・評価基準など、事務職ならではの視点を持つ
- 面接官の立場に合わせた質問を用意する
- 「特にありません」とは答えない
この3点を押さえつつ今回紹介した20の逆質問例を参考にすれば、面接の最後でしっかりと好印象を残すことができるはずです。
転職活動の中で逆質問は自分をより魅力的に見せるチャンスです。事前に準備して自信を持って臨みましょう。
他にもクリエイターの収入アップ方法も紹介しているので、自分の給与に違和感がある方は覗いていってみてください。