【Copilot】コパイロットが使えない原因と対処法

2025.07.23

GitHub CopilotやMicrosoft 365 Copilotを使おうとしたときに「動かない」「接続できない」「エラーが出る」といったトラブルは珍しくありません。開発効率や業務効率を大きく高めるツールだからこそ、使えないと困ってしまいますよね。

本記事ではCopilotが使えない原因とその対処法を具体的に解説します。Visual Studio CodeやMicrosoft 365での利用時に共通して起こる問題を整理し、初心者でもスムーズに解決できるようにまとめました。

Copilotが使えない主な原因

Copilotが利用できないとき、よくある原因は次の通りです。

インターネット接続の問題
Copilotはクラウド上でAIを動作させるため、安定したネットワーク環境が必須です。VPNやプロキシ環境が影響することもあります。
ログインや認証の不備
GitHubアカウントやMicrosoftアカウントでのログインに不具合があると、利用できません。トークンの有効期限切れや、組織のアクセス制御が原因のケースもあります。
ライセンスや契約の問題
GitHub Copilotは有料サービス（学生やOSS開発者には無料枠あり）、Microsoft 365 Copilotも特定プランが対象です。契約が切れていたり、対象外プランの場合は利用できません。
ソフトウェアや拡張機能の不具合
VS Codeの拡張機能やアプリケーションのバージョンが古いと、Copilotが動作しないことがあります。
サーバー側の障害
まれにGitHubやMicrosoftのサーバー障害が原因で利用できないことがあります。この場合はユーザー側で解決できません。

まずは基本的なチェックです。

ネットワークに問題があると、Copilotがコード提案や文章生成を行うためのリクエストが送信できません。通信環境を整えるだけで解決するケースも多いです。

Copilotが「認証が必要です」と表示する場合は、ログイン状態を見直してください。

GitHub Copilotの場合
1. VS Codeで「アカウント」メニューを開く
2. GitHubアカウントが有効か確認する
3. 必要に応じて再ログイン
Microsoft 365 Copilotの場合
1. Officeアプリ（WordやExcel）でアカウント情報を確認
2. 正しいMicrosoftアカウントでサインインしているか確認
3. 組織アカウントが必要な場合は管理者に確認

認証エラーはトークンの期限切れでも発生します。ログアウト→再ログインで解決できることが多いです。

「有効なライセンスがありません」と表示される場合は、利用契約が切れているか、対象外のプランを使っている可能性があります。

GitHub Copilot
- 個人利用は月額課金が必要
- 学生やOSS開発者は無料対象になるケースあり
- 支払い方法が有効か確認する
Microsoft 365 Copilot
- 一部の法人向けプランでのみ提供
- 個人向けの一般的なMicrosoft 365 Personal / Familyでは利用不可
- 管理者が権限を付与する必要がある

「契約が有効か」「プランが対象か」を確認することが重要です。

VS Codeの拡張機能やOfficeアプリが古いとCopilotが正しく動作しないことがあります。

特にGitHub CopilotはVS Codeの更新との互換性に依存するため、古い環境では「予測が表示されない」「補完されない」といった不具合が起こりやすいです。

ユーザー側の環境に問題がないのにCopilotが動かない場合、サーバー障害の可能性があります。

障害発生時は復旧を待つしかありません。

エラーメッセージ	主な原因	対処法
“Authentication failed”	認証エラー	再ログイン・トークン更新
“No active subscription”	契約切れ	ライセンス確認
“Network error”	通信障害	ネット環境を見直す
“Extension host terminated unexpectedly”	拡張機能エラー	VS Code再インストール・更新
“Service unavailable”	サーバー障害	復旧を待つ