Lightroomのプリセット、わざわざ無料配布を探す必要はありますか

camera18

Lightroomを使い始めた頃、私は無料のプリセットを配布しているサイトを何時間も見て回っていました。写真が一瞬でプロっぽくなる、という説明を読んで、これを手に入れないと始まらないと思い込んでいたからです。

結果として、いくつも入れました。そして、ほとんど使いませんでした。自分の写真に当ててみると色が転びすぎたり、暗くなりすぎたりして、結局そこから手で直すことになったからです。

配布ページに並んでいる作例はきれいに見えます。ただ、あれは作った人が自分の写真に合わせて調整した結果です。手元の写真は光も被写体も違うので、同じようにはなりません。

あとで公式のヘルプを読んで気づいたのですが、Lightroomには最初からかなりの数のプリセットが入っています。探しに行く前に、手元にあるものを見ればよかったわけです。

この記事では、標準で入っているプリセットの中身、外部プリセットの入れ方、自分で作る手順、複数の写真にまとめて当てる方法までを順に書きます。記載は2026年9月2日時点に、アドビ公式のヘルプページ(最終更新日2026年4月16日)で確認した内容です。

プリセットは、設定をひとまとめにしたもの

まず、プリセットが何なのかをはっきりさせておきます。難しい仕組みではありません。

中に入っているのは調整の値

公式ヘルプでは、プリセットは「写真に特定の調整を適用する、事前に定義された設定」と説明されています。その調整に含まれるものとして、露光量、コントラスト、彩度、カラーグレーディングの変更が挙げられています。

つまり、自分でスライダーを何本も動かして作る状態を、あらかじめ数値の組み合わせとして保存してあるということです。特別な画像処理が入っているわけではなく、人が手で動かせる範囲の設定が入っているだけです。

この理解が大事なのは、プリセットを当てたあとに自分で直せると分かるからです。当てて終わりではなく、そこから微調整していい。むしろ、そのほうが自然な仕上がりになります。

効き具合は数字で調整できる

知っておくと便利なのが適用量スライダーです。公式ヘルプによると、0から200の範囲でプリセットの適用度を調整できます。

効果が強すぎると感じたら数字を下げればいいですし、物足りなければ100を超えて強めることもできます。当てるか当てないかの二択ではないということです。

私の場合、好みのプリセットでも70から80くらいに下げて使うことが多いです。100のままだと、写真によっては色がつきすぎて不自然に見えるためです。

選ぶときの操作も軽い

ディテール表示で写真を開くと、初期状態ではプリセットのサムネールプレビューが表示されます。当てる前に、どう変わるかがおおよそ分かる仕組みです。

公式ヘルプには、キーボードの上下矢印キーでプリセット間を移動できるとも書かれています。マウスで一つずつ選ばなくても、押しながら見比べられるということです。数が多いので、この操作を知っているかどうかで探す速さが変わります。

気に入ったものは、お気に入りとしてマークできます。マークしたプリセットは「基本」タブの「お気に入り」グループに集まり、公式ヘルプによればこのグループはモバイル版にも同期されます。

標準で入っているものだけでも、かなりある

本題です。プリセットパネルには、大きく分けていくつかのカテゴリーが並んでいます。公式ヘルプの記載に沿って中身を見ていきます。

おすすめ、写真に合わせて出てくるもの

「おすすめ」は、開いている写真に基づいてプリセットを生成するカテゴリーです。公式ヘルプでは、Adobe Senseiを使って生成し、AIが学習するにつれて適応していくと説明されています。

固定の一覧ではなく、その写真向けに出てくるという点が普通のプリセットと違います。何を選べばいいか分からない段階では、ここから見るのが早いです。

カルーセルオプションで絞り込みもできます。公式ヘルプに挙げられているのは、弱く、強く、白黒、寒色、暖色、暗く、明るく、シネマ、HDRです。仕上げたい方向が決まっているなら、先に絞ってから見るほうが迷いません。

プレミアム、7つのグループがある

「プレミアム」は名前から追加購入が必要そうに見えますが、プリセットパネルに並んでいるカテゴリーの一つです。公式ヘルプには、Lightroomのリリースごとに更新されると書かれています。

含まれているグループは次のとおりです。

  • アダプティブ、ポートレート、空、被写体、風景、背景をぼかすといった対象に調整を適用する
  • ポートレート、濃い肌、中間の肌、淡い肌、白黒、エッジー、グループなどの選択肢で人物写真を整える
  • 自動+、強化された自動色調補正でレトロな雰囲気を出す。複数のバリエーションがある
  • 季節、春、夏、秋、冬といった季節感のあるトーンを当てる
  • スタイル、白黒、シネマ、シネマ II、映画風、近未来的、ビンテージなどの雰囲気を出す
  • 被写体、コンサート、フード、風景、ライフスタイル、旅行、旅行 II、都市建築などテーマ別に分かれている
  • ビデオ、動画編集用に最適化されたもの

グループごとに複数のプリセットが入っているので、実際の本数はかなりあります。配布サイトを探し回る前に、この一覧を一度は開いてみる価値があります。

映画風のグループは比較的新しい

公式ヘルプのメモに、スタイルの中の映画風グループについての記載があります。デスクトップ版はv9.3以降、モバイル版はv11.3以降で、複数のバリエーションを持つグループが含まれるようになったとのことです。

挙げられているバリエーションは、暖かみのあるゴールド、深みのあるゴールド、白黒(暖色)、ソフトなオレンジ、濃いオレンジ、白黒(ミュート)、色あせたブルー、ディープブルー、白黒(寒色)、ライトセージ、ディープセージ、白黒(高コントラスト)です。

古いバージョンのまま使っていて見当たらない場合は、更新すると増えることがあるということです。プリセットが足りないと感じたら、まずバージョンを確認してみてください。

自分のアイテムという置き場

「自分のアイテム」は、自分で作ったプリセットや保存したプリセットが並ぶ場所です。外部から読み込んだものもここに入ります。

最初は空です。使っていくうちに、自分の写真に合う設定がここに溜まっていきます。結局のところ、いちばん出番が多くなるのはこのカテゴリーです。

ここに置いたプリセットは、同じアカウントで使っているほかの端末からも扱えます。パソコンで作ったものをスマホで当てる、という使い方ができるということです。外出先で撮ってその場で仕上げたいときに効いてきます。

逆に言うと、増えすぎたときの整理もこの場所でおこないます。使っていないものが並んでいると、必要なものを探す時間が増えるので、定期的に見直してください。

無料配布を探す前に考えたいこと

ここで、無料のプリセットを探している方に向けて、私が遠回りして分かったことを書いておきます。

当ててもそのままでは決まらない

配布されているプリセットは、作った人の写真に合わせて作られています。撮影した場所の光、使ったカメラ、被写体が違えば、同じ設定を当てても同じようには見えません。

特に露光量は写真ごとに違うので、他人の設定をそのまま当てると明るすぎたり暗すぎたりします。公式ヘルプにも、プリセットを作るときのヒントとして、露光量やライティングは写真によって異なるため、ライト設定グループのオプションを選択解除するという案内があります。

つまり、明るさは含めないほうが使い回しやすい、というのがアドビ側の推奨です。裏を返すと、明るさまで含んだプリセットは他の写真で扱いにくいということになります。

数を増やすと選べなくなる

もう一つの問題は、増やしすぎると探すのに時間がかかることです。100本入っていても、実際に使うのは数本です。残りは毎回スクロールで通り過ぎるだけになります。

この対策として、公式には表示するグループを絞る機能が用意されています。プリセットパネルのオプションから「プリセットを管理」を選び、表示したいグループにチェックを入れ、隠したいグループのチェックを外します。

注意点として、公式ヘルプには、この表示と非表示の設定は各コンピューターまたは各デバイスに固有だと書かれています。パソコンで隠しても、モバイル版では表示されたままにできるということです。逆に言えば、端末ごとに設定し直す必要があります。

自分で作ったほうが早い場合が多い

そして結論としては、自分がよく撮る場面に合わせて1本作るほうが、配布物を10本入れるより役に立ちます。

いつも同じ部屋で料理を撮るなら、その部屋の照明で色が転ぶ分を戻す設定を保存しておけばいい。次からは一発で近いところまで行きます。作る手順は次の章に書きます。

Adobe Lightroom

プリセットは標準でかなりの数が入っています

写真に合わせて出てくる「おすすめ」と、7つのグループを持つ「プレミアム」が最初から使えます。自分で作ったプリセットは「自分のアイテム」に保存され、デスクトップ版とモバイル版で共有されます。まずは無料体験や無料で入手できるモバイル版アプリで、標準のプリセットを試してみるのが早道です。

Adobe Creative Cloud

※ 価格・プラン内容は変更される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

自分のプリセットを作る

手順そのものは短いです。仕上げた写真を開いた状態から始めます。

保存するまでの流れ

公式ヘルプに記載されている手順は次のとおりです。プリセットパネルでメニューを開き、「プリセットを作成」を選びます。新規プリセットダイアログが出るので、名前を指定して保存を選びます。

これで、その画像に加えていた編集設定がユーザープリセットとして保存され、プリセットパネルの一覧に追加されます。作業としては数十秒です。

名前のつけ方だけ工夫してください。「プリセット1」では、あとから見て何のためのものか分かりません。「室内 蛍光灯 料理」のように、使う場面が分かる名前にしておくと迷いません。

何を含めるかを選べる

モバイル版では、保存時にどの設定を含めるかを選べます。公式ヘルプによると、選択のメニューには次の4つがあります。

  • すべて、すべての編集設定グループを選ぶ
  • 初期設定、初期設定のセットを選ぶ。マスク、レンズ、ジオメトリは既定では除外される
  • 修正済み、その写真に実際に適用した編集設定だけを選ぶ
  • なし、すべて選択解除する

おすすめは「修正済み」です。触っていない項目まで保存すると、当てたときに意図しない変化が混じります。実際に動かしたものだけを持たせるほうが、あとで扱いやすくなります。

そのうえで、先ほど触れたヒントのとおり、ライト設定グループの明るさ関連は外しておくと使い回しが効きます。色の補正だけを保存する、という考え方です。

あとから中身を更新できる

作ったプリセットは作り直さなくても更新できます。公式ヘルプの手順では、ユーザープリセットグループを展開し、対象のプリセットを写真に適用してから編集設定を変更し、そのプリセットを右クリックして「現在の設定で更新」を選びます。

使いながら少しずつ育てていける、ということです。最初から完璧なものを作ろうとせず、そのつど直していくほうが結果的に早く仕上がります。

不要になったものは削除できます。プリセットパネルでユーザープリセットを右クリックして削除を選び、確認のダイアログで削除を選べば消えます。増えすぎたら整理してください。

同じ名前で作ろうとしたとき

細かい話ですが、同じプリセットグループの中に同じ名前のものを作ろうとすると、公式ヘルプによればプリセット名を複製するダイアログが開きます。置換、複製、名前の変更のいずれかを選ぶ形です。

知らないと戸惑いますが、要は上書きするか別物として残すかを聞かれているだけです。改良版を作ったなら置換、比べたいなら複製を選んでください。

外部のプリセットを入れる手順

それでも配布されているものを試したい場合の入れ方です。ここは公式ヘルプに具体的な記載があります。

対応しているファイルの形式

公式ヘルプには、プリセットは通常 .xmp、DNG、.lrtemplate のいずれかの形式だと書かれています。読み込む前に、ファイルを端末にダウンロードしておきます。

ダウンロードしたものが圧縮ファイルの場合は、そのままでは読み込めません。公式ヘルプのヒントにも、DNGプリセットがZIPファイルの場合は読み込む前に展開するようにと記載されています。入れ方が分からないという相談の多くは、この展開を飛ばしているだけです。

読み込みの操作

モバイル版での手順は次のとおりです。写真を開いてプリセットを選び、その他のオプションから「プリセットを読み込み」を選びます。端末のフォルダーやクラウドストレージからプリセットファイルを探して選択します。

読み込まれたファイルは、ユーザープリセットのフォルダーに追加されます。公式ヘルプでは、新しいフォルダーを作って整理することも勧められています。配布元ごとにフォルダーを分けておくと、あとで消したいときに楽です。

入れたあとは、必ず自分の写真で試してください。作例では良く見えても、手元の写真では合わないことがあります。合わなければ削除すればいいだけなので、気軽に判断して構いません。

自分のプリセットを持ち出す

逆に、自分のプリセットを外に出すこともできます。公式ヘルプの手順では、プリセットパネルを開くかShift+Pを押し、タブを選んだうえで対象を右クリックして書き出しを選び、保存先を指定します。

このとき、プリセットはXMPファイルとして書き出されると記載されています。人に渡したり、別の環境に移したりするときはこの形式になります。

複数の写真にまとめて当てる

プリセットが本当に効いてくるのは、枚数が多いときです。1枚ずつ当てるのでは手間が変わりません。

一括適用の手順

公式ヘルプに記載されている流れは次のとおりです。グリッド表示でアルバムを開き、プリセットを選びます。適用したい写真をすべて選択し、メニューから目的のプリセットを選びます。プリセットを適用するダイアログで「適用」を選べば完了です。

数十枚あっても操作は一度で済みます。旅行から帰ってきて写真がまとめて溜まっているようなときに、これを知っているかどうかで作業時間がまるで違います。

条件がそろっている写真ほど効く

一括で当てるなら、同じ場所で同じ時間に撮った写真をまとめてください。光の条件が近いので、同じ設定が同じように効きます。

逆に、屋内と屋外が混ざった状態でまとめて当てると、片方は良くなり片方は崩れます。選ぶ段階で分けておくのが結局は近道です。

当てたあと、気になる数枚だけ個別に直せば十分です。全部を丁寧に仕上げようとすると終わらないので、まとめて8割、気になるものだけ手で仕上げる、という配分にしてください。

当てたあとに個別で直すこと

一括で当てたあとに手を入れるとしたら、まず明るさです。同じ場所で撮っていても、日陰に入った1枚だけ暗い、といったことは起こります。そこだけ持ち上げれば全体がそろいます。

次に、人物が写っている写真です。肌の色は少しの違いが目につくので、他の写真と同じ設定でも違和感が出ることがあります。気になったら、その写真だけ色を戻してください。

逆に、切り抜きや傾きは一括で当てても意味がありません。写真ごとに構図が違うためです。プリセットに含める設定を選べるなら、この種の項目は外しておくほうが扱いやすくなります。

思ったとおりに効かないとき

プリセットを当てたのに変化が小さい、あるいは表示がおかしいときに見るところを挙げます。

斜体で表示されているもの

プリセットパネルで、一部が斜体になっていることがあります。公式ヘルプによると、これは部分的にしか互換性がないプリセットで、関連づけられているプロファイルが別のカメラ用であることを示しています。

当ててもすべての設定が反映されるとは限らないので、思ったとおりにならないときはここを疑ってください。設定で非表示にすることもできます。

使っているカメラが特殊なわけではなくても、配布元と機種が違えば起こります。作例と同じにならない理由の一つがこれです。

効果が弱いと感じる

適用量スライダーが下がっている可能性があります。前の写真で下げた値が残っていることがあるので、まずここを確認してください。

もう一つは、元の写真がすでに整っている場合です。適正に撮れている写真は、色を足しても変化が小さく見えます。効果を試したいなら、少し暗い写真や色が転んでいる写真で試すほうが分かりやすいです。

端末で見え方が違う

パソコンとスマホでは画面の特性が違うので、同じプリセットでも印象が変わります。スマホの画面は色が鮮やかに出る傾向があり、パソコンで見ると物足りなく感じることがあります。

公開する先がスマホで見られる媒体なら、スマホで最終確認するのが理にかなっています。プリセットの強さも、見る場所に合わせて決めてください。

なお、プリセットグループの表示と非表示は端末ごとの設定です。パソコンでは見えるのにスマホでは見当たらない、という場合は、その端末で非表示にしていないか確認してください。

プリセットとの付き合い方

最後に、使い続けてみて落ち着いた考え方を書いておきます。

仕上げではなく出発点にする

プリセットは完成品ではなく、途中まで進めてくれる道具だと考えるとうまくいきます。当ててから明るさを整え、必要なら色を微調整する。この一手間で仕上がりが変わります。

当てて終わりにすると、どの写真も似た顔になります。写真ごとの違いが消えてしまうので、最後は自分の目で決めてください。

3本もあれば足りる

私が普段使っているのは3本です。屋内用、屋外用、白黒用。これで大半が片づきます。

本数を絞ると、選ぶ時間がなくなります。プリセットを導入する目的は時間の短縮なので、探すのに時間がかかっては本末転倒です。

足りないと感じたときに1本足す。この進め方が結局いちばん続きます。

先に自分で編集できるようになっておく

順番として、プリセットから入るより、明るさと色を自分で動かせるようになってからのほうが伸びます。何が変わったのか分かるようになるからです。

自分で動かした経験がないままプリセットに頼ると、思ったとおりにならないときに手が出せません。逆に、どの項目がどう効くか分かっていれば、当てたあとの微調整が数秒で済みます。

プリセットは、自分でできることを速くする道具であって、できないことを肩代わりする道具ではありません。先に基本の操作を一周しておくと、プリセットの価値がはっきり分かるようになります。

よくある質問

Q1. Lightroomのプリセットは無料で使えますか。

Lightroomの中に最初から入っているプリセットは、追加の支払いなく使えます。公式ヘルプでは、写真に基づいて生成される「おすすめ」と、リリースごとに更新される「プレミアム」、そして自分で作ったものが入る「自分のアイテム」が案内されています。プレミアムという名前ですが、別料金の案内ではなくカテゴリー名です。ただしLightroom自体は有料のサブスクリプションなので、その意味では無料ではありません。

Q2. プリセットの入れ方を教えてください。

先にファイルを端末にダウンロードしておきます。公式ヘルプによれば、プリセットは通常 .xmp、DNG、.lrtemplate のいずれかの形式です。写真を開いてプリセットを選び、その他のオプションから「プリセットを読み込み」を選んでファイルを指定します。読み込んだものはユーザープリセットのフォルダーに追加されます。圧縮ファイルのまま読み込むことはできないので、ZIPの場合は先に展開してください。

Q3. 効果が強すぎるときはどうしますか。

適用量スライダーで弱められます。公式ヘルプには、0から200の範囲で適用度を調整できると記載されています。100が標準の効き方で、それより下げれば控えめに、上げれば強く効きます。当てるか当てないかの二択ではないので、気に入った方向性のプリセットが強すぎる場合は、消すのではなく数字を下げて試してみてください。写真によって適した強さは変わります。

Q4. 自分のプリセットはどうやって作りますか。

仕上げた写真を開いた状態で、プリセットパネルのメニューから「プリセットを作成」を選び、名前をつけて保存します。これでその写真の編集設定がユーザープリセットとして保存されます。公式のヒントでは、露光量やライティングは写真ごとに異なるため、ライト設定グループのオプションは選択解除することが勧められています。明るさを含めないほうが、他の写真で使い回しやすくなります。

Q5. たくさんの写真にまとめて当てられますか。

できます。公式ヘルプの手順では、グリッド表示でアルバムを開いてプリセットを選び、適用したい写真をすべて選択してからメニューでプリセットを選び、確認のダイアログで「適用」を選びます。同じ場所と時間に撮った写真をまとめると、光の条件が近いため同じように効きます。屋内と屋外が混ざっていると片方が崩れるので、選ぶ段階で分けておくのがおすすめです。

Q6. 一部のプリセットが斜体で表示されるのはなぜですか。

部分的にしか互換性がないことを示しています。公式ヘルプによれば、そのプリセットに関連づけられているプロファイルが別のカメラ用である場合に斜体で表示されます。当てても設定のすべてが反映されるとは限らないため、配布されているプリセットが作例どおりにならない原因の一つになります。プリセットパネルの設定で、こうしたプリセットを非表示にすることもできます。

Q7. プリセットが増えすぎて選べません。

表示するグループを絞れます。プリセットパネルのオプションから「プリセットを管理」を選び、表示したいグループにチェックを入れ、隠したいものを外します。注意点として、公式ヘルプにはこの表示と非表示の設定が各コンピューターまたは各デバイスに固有だと記載されています。パソコンで隠してもモバイル版では表示されたままにできる反面、端末ごとに設定し直す必要があります。

Q8. 作ったプリセットを別の端末や人に渡せますか。

書き出しの機能があります。公式ヘルプの手順では、プリセットパネルを開くかShift+Pを押してタブを選び、書き出したいプリセットを右クリックして「書き出し」を選び、保存先を指定します。このときプリセットはXMPファイルとして書き出されます。なお、お気に入りとしてマークしたプリセットのグループは、公式の記載によればモバイル版にも同期されます。

まとめ

無料のプリセットを探し回っていた時間は、正直なところ無駄でした。手元にあるものを開いていれば済んだ話だったからです。

要点を整理します。プリセットは露光量、コントラスト、彩度、カラーグレーディングなどの調整をまとめた設定です。標準では、写真に合わせて出てくる「おすすめ」と、7つのグループを持つ「プレミアム」が用意されています。

外部のプリセットを入れる場合は、.xmp、DNG、.lrtemplateのいずれかの形式のファイルを端末に用意し、プリセットの読み込みから指定します。圧縮ファイルは先に展開してください。入れ方でつまずく原因の多くはここです。

そして、いちばん役に立つのは自分で作った1本です。よく撮る場面に合わせて保存しておけば、次からは一発で近いところまで進みます。明るさは含めないほうが使い回せます。

効果が強すぎるときは適用量を下げる。増えすぎたら表示するグループを絞る。この2つを覚えておけば、プリセットで困る場面はほとんどなくなります。

枚数が多いときは、一括適用を使ってください。同じ場所と時間に撮った写真をまとめて選び、一度の操作で当てる。そのあと気になる数枚だけ手で直せば、旅行1回分の写真でも短時間で片づきます。

まずは標準のプリセットを一通り眺めて、気に入ったものをお気に入りに入れるところから始めてみてください。プランの構成や価格は変わることがあるので、検討される場合は公式サイトで現在の内容を確認してみてください。

Adobe Creative Cloud

※ 価格・プラン内容は変更される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

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