アイコンはテキストよりも素早く認識され、ユーザーの操作を直感的にサポートします。この記事ではUIパーツとしての「アイコン」に焦点を当て、種類別・用途別に参考になるアイコンパーツを網羅的に紹介します。各アイコンの特徴や使いどころ、導入方法についても解説しています。
アイコンとは?UIにおける役割と重要性
「アイコン(icon)」とは特定のアクションやコンテンツを視覚的に示す記号的要素です。ボタン、ナビゲーション、通知、設定、共有など、ユーザーがWebサイトやアプリを使う上で欠かせない役割を果たします。
主な役割
- 視認性の向上:文字よりも目に留まりやすく、直感的な理解を促す
- UIの統一感:スタイルを統一することで、ブランドやサービス全体の一貫性を保つ
- スペースの有効活用:小さな面積で多くの情報を伝達可能
- 国際化対応:言語に依存せず、多言語対応がスムーズになる
アイコンの種類と分類
UI設計で使われるアイコンは用途やスタイルによって分類されます。以下は、よく使用される主要カテゴリです。
アクションアイコン
- 例:保存、削除、共有、印刷、ダウンロード
- 使用例:ツールバー、ボタン類、モバイルUI
ナビゲーションアイコン
- 例:ホーム、メニュー、戻る、進む、検索
- 使用例:ヘッダー、ドロワーメニュー、フッター
ソーシャルメディアアイコン
- 例:Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、LINE
- 使用例:プロフィールページ、フッター、共有機能
ステータス・通知アイコン
- 例:チェックマーク、警告、エラー、読み込み中
- 使用例:バリデーション、アラート、ダイアログ
ファイル・ドキュメント関連
- 例:PDF、Word、Excel、フォルダ、アップロード
- 使用例:管理画面、資料ダウンロードページ
実用性重視!おすすめの無料アイコンリソース集
「無料 アイコン UI」で検索上位を狙えるよう、以下のような人気サービスを紹介します。
Font Awesome
- 特徴:Webフォント・SVG対応。豊富なラインナップ。
- 形式:SVG, WebFont
- 商用利用:一部無料、Proプランあり
- おすすめ用途:汎用的なWebアプリ、管理画面、SaaS
Material Icons(Google)
- 特徴:Googleの公式UIガイドラインに準拠
- 形式:SVG, PNG
- 商用利用:無料
- おすすめ用途:Androidアプリ、マテリアルデザイン採用サイト
Heroicons
- 特徴:Tailwind CSSと相性抜群のシンプルスタイル
- 形式:SVG
- 商用利用:無料
- おすすめ用途:モダンなUI、スタートアップ系LP、管理ダッシュボード
Feather Icons
- 特徴:軽量でミニマル。線幅が統一されていて美しい。
- 形式:SVG
- 商用利用:無料
- おすすめ用途:ノイズレスなWebデザイン、ブログ、ポートフォリオサイト
Iconoir
- 特徴:1500種以上のフラットアイコン。オープンソース。
- 形式:SVG, React用コンポーネントもあり
- 商用利用:無料
- おすすめ用途:フロントエンドフレームワークとの統合、SaaS系
UI設計でのアイコン活用Tips
一貫性を保つ
複数のアイコンライブラリを混在させると、UIに統一感がなくなります。1〜2種類に絞って使いましょう。
意味の明確化
意味が曖昧なアイコンには、テキストラベルを併記するのがベストです。特にアクションアイコンは誤解を招きやすいため注意。
サイズと余白の調整
アイコンは周囲とのバランスが命です。タップ領域、視認性、アクセシビリティを意識したサイズ設定が重要。
配色と状態管理
- 通常状態/ホバー/アクティブ/無効状態で色を使い分けると操作性が向上します。
- カラーコードをトークン化しておくと、テーマ変更にも柔軟に対応可能です。
導入が簡単なUIライブラリとフレームワーク対応
以下のUIフレームワークでは、上記のアイコンがすぐに使えるよう統合されています。
| フレームワーク | 対応アイコン例 | 備考 |
|---|---|---|
| Tailwind CSS | Heroicons | @heroicons/reactパッケージあり |
| Bootstrap | Bootstrap Icons, Font Awesome | v5以降でSVGベースも利用可能 |
| React | React Icons | 各ライブラリを1つのパッケージで統合 |
| Vue.js | vue-feather-icons 等 | コンポーネント形式で導入可 |
| Figma | Material Icons, Feather Icons | プラグインで直接インポート可能 |
よくある質問(FAQ)
Q. アイコンは自作すべきですか?
→ 基本的には既存ライブラリで十分です。ただし、ブランド独自のUIを強調したい場合は、自作も検討の価値があります。
Q. SVGとPNG、どちらを使うべき?
→ SVGがおすすめです。拡大縮小しても劣化せず、スタイル調整もしやすいからです。
Q. 無料アイコンでも著作権に注意すべき?
→ はい。利用規約やライセンス表記の有無は必ず確認しましょう。特に商用利用では注意が必要です。
まとめ
アイコンは見た目だけでなくUXを左右する重要な要素です。適切な種類を選びデザインに一貫性を持たせることで、UI全体の完成度が大きく向上します。
今回紹介したアイコンライブラリを活用すれば、プロジェクトのスピードもクオリティもアップします。まだ使ったことがないライブラリがあればぜひ試してみてください。
他にもクリエイターの収入アップ方法も紹介しているので、自分の給与に違和感がある方は覗いていってみてください。