【UIパーツ大全】オートサジェスト[auto suggest]参考パーツ一覧

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検索体験を快適にするために欠かせないUIパーツのひとつが「オートサジェスト(auto suggest)」です。ユーザーが文字を入力すると同時に関連ワードや候補を表示し、入力の手間を減らし、目的の情報へ素早くアクセスできるようサポートします。

本記事ではUI/UXの改善やプロダクトのユーザビリティ向上に役立つオートサジェストの参考デザインパーツを一覧で紹介します。さらに、実装のポイントや使う際の注意点も解説し、検索UIに最適な構成を導き出すヒントを提供します。

オートサジェストとは?

オートサジェスト(auto suggest)とは、ユーザーが検索ボックスなどに文字を入力している途中で、システムが予測候補を提示する機能です。
これはGoogle検索やAmazon、楽天市場など多くのサービスで使われており次のようなメリットがあります。

  • 入力ミスを防止する
  • 検索スピードを上げる
  • ユーザーの意図を先回りして提示できる
  • タイポグラフィやUIの工夫でブランド体験も向上

オートサジェストのUI設計ポイント

オートサジェストを設計する際に重要なポイントは次の5つです。

レスポンス速度

候補が表示されるまでの速度が遅いとユーザーは機能の存在に気づかなかったり、不便を感じて離脱する可能性があります。理想は100ミリ秒以下で候補を提示できること。

視認性の高いデザイン

候補が見やすく、操作しやすいUIが求められます。特に以下の要素が重要です:

  • ハイライト表示(入力中のキーワードを強調)
  • 適切な余白と行間
  • キーボード操作に対応したナビゲーション

結果のカテゴライズ

単純なキーワードだけでなくカテゴリごとに分類した候補を表示することで、ユーザーの意図に応じた導線を提供できます。

エンプティステートのデザイン

該当する候補がない場合のUIも重要です。
「候補が見つかりません」「別のワードで検索してください」など、丁寧なメッセージを表示することで、離脱を防ぎます。

タッチデバイス対応

スマホやタブレットではタップ操作が前提となるため、指で押しやすいサイズスワイプを阻害しない設計も考慮しましょう。

参考にしたいオートサジェストUIパーツ集

ここでは実際に参考にできるオートサジェストのUIデザインをカテゴリ別に紹介します。

ミニマルで高速なサジェスト:Google風

特徴:シンプルで高速。文字入力に対して即座に反応。

活用シーン:ニュースサイト、メディア系サービスなど

参考ポイント

  • 入力キーワードを太字で表示
  • スクロールで大量候補に対応
  • エンターキーでそのまま検索

商品検索特化型:Amazon風

特徴:商品カテゴリー、履歴、トレンドワードを同時表示

活用シーン:ECサイト、ショッピングアプリなど

参考ポイント

  • 「最近の検索」「人気の商品」セクションあり
  • 商品画像を横に配置
  • 絞り込み条件と連動して変化

リッチUI対応:楽天市場風

特徴:画像・価格・カテゴリ情報などを同時に表示する

活用シーン:商品比較サイト、モール系サイト

参考ポイント

  • タイル状の候補表示
  • タップでダイレクトに商品ページへ遷移
  • キーワードの補完率が高い

地名・施設検索型:Google Maps風

特徴:位置情報やジャンル別の候補を提示

活用シーン:不動産、グルメ、旅行サービス

参考ポイント

  • 現在地ベースでの候補提案
  • カテゴリラベル付き
  • マップと連動するサジェスト

実装時のおすすめライブラリ・ツール

オートサジェストの実装に便利なライブラリやツールも紹介します。

JavaScriptベース

  • Typeahead.js(Bloodhound対応)
    高速かつカスタマイズ可能なサジェスト機能が実装できる。大規模サービス向き。
  • React Autosuggest
    Reactアプリに特化したサジェストコンポーネント。カスタマイズ性が高く、スタイルの自由度もある。
  • Downshift
    オートコンプリートやドロップダウンなどを構築するための柔軟なツールキット。状態管理が明確で使いやすい。

日本語対応が優れたもの

  • Vue InstantSearch(Algolia連携)
    Algoliaの検索APIと連携し、高速で正確なオートサジェストを実現。多言語対応も魅力。
  • jQuery UI Autocomplete
    古典的だが、シンプルな実装なら今でも有効。軽量で学習コストが低い。

オートサジェスト導入時の注意点

UIが便利であっても、誤用すればユーザー体験を損ねます。以下の注意点を押さえましょう。

サジェストの質が低いと逆効果

候補が的外れだったり、関係のないキーワードばかり表示されると、信頼性を損ないます。
データベースの精度向上と頻度の高いキーワードの抽出は必須です。

アクセシビリティへの配慮

キーボード操作、スクリーンリーダー対応など、誰でも使えるUIにすることが求められます。WAI-ARIA属性の活用が有効です。

プライバシーとセキュリティ

過去の検索履歴や位置情報などを扱う場合、ユーザーに説明責任があります。オートサジェストによる個人情報の過剰提示には注意しましょう。

まとめ:良いUIは「見た目」より「体験」

オートサジェストは検索体験の質を左右する重要なUIパーツです。ユーザーの負担を減らし、直感的な操作を実現するこの仕組みを、正しく・効果的に設計することがプロダクトの成功に直結します。

本記事で紹介した参考UIやライブラリをもとに、自社サービスやアプリの検索機能を見直してみてください。

他にもクリエイターの収入アップ方法も紹介しているので、自分の給与に違和感がある方は覗いていってみてください。

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