スプレッドシートをエクセルに変換する方法

2025.02.20

Google スプレッドシートはクラウド上でデータを管理・編集できる便利なツールですが、Excel 形式（.xlsx）に変換したいケースがあります。

本記事ではGoogle スプレッドシートを Excel に変換する方法について詳しく解説したいと思います。

Google スプレッドシートを Excel に変換する方法

Google スプレッドシートのエクスポート機能を利用する

最も簡単な方法はGoogle スプレッドシートのエクスポート機能を利用することです。以下の手順で Excel 形式に変換できます。

手順

Google スプレッドシートを開きます。

画面左上の「ファイル」メニューをクリックします。

「ダウンロード」オプションを選択します。

「Microsoft Excel（.xlsx）」をクリックします。

ファイルが自動的にダウンロードされます。

ダウンロードしたファイルを開いて、内容が正しく表示されることを確認します。

この方法は最もシンプルで特別な設定を必要としません。

Google ドライブから Excel に変換する

Google ドライブを使ってスプレッドシートを Excel に変換することも可能です。

手順

Google ドライブを開きます。

変換したいスプレッドシートを右クリックします。

「ダウンロード」を選択します。

自動的に Excel（.xlsx）形式でダウンロードされます。

ダウンロードされたファイルを開いて確認します。

この方法も非常に簡単で、Google ドライブ上で管理しているスプレッドシートを一括してダウンロードする場合に便利です。

スプレッドシートのフォーマットを維持する方法

スプレッドシートと Excel ではフォーマットが異なるため、データのレイアウトや数式が正しく保持されない場合があります。以下のポイントに注意するとよりスムーズに変換できます。

数式の互換性を確認する

Google スプレッドシートと Excel では一部の関数が異なります。特に以下のような関数は注意が必要です。

ARRAYFORMULA → Excel には対応していないため、手動で変換が必要
UNIQUE → Excel では =UNIQUE(A1:A10) の形で使用できるが動作が異なる場合がある
QUERY → Excel の FILTER 関数などで代替可能

変換後に数式が正しく動作するか確認し、必要に応じて修正しましょう。

セルの書式設定を確認する

Google スプレッドシートで設定したフォーマット（フォント、色、罫線など）が Excel に正しく引き継がれない場合があります。特に注意すべき点は次のとおりです。

日付と時間の形式
- Excel では異なる形式で表示される場合がある
条件付き書式
- Excel でも利用可能だが、設定内容が異なることがある
マクロとスクリプト
- Google Apps Script は Excel の VBA と互換性がない

フォーマットの違いを考慮し必要に応じて手動で修正してください。

自動化による効率化

スプレッドシートを頻繁に Excel に変換する場合、手作業ではなく自動化する方法もあります。

Google Apps Script を使う

Google Apps Script を使うとスプレッドシートを Excel に自動変換し、ダウンロードリンクを取得できます。

サンプルスクリプト

function exportAsExcel() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var file = DriveApp.getFileById(ss.getId());
  var blob = file.getAs("application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet");
  var folder = DriveApp.getRootFolder();
  folder.createFile(blob);
  Logger.log("Excelファイルが作成されました。");
}