
スプレッドシートは単なる表計算だけでなく、カレンダーを作成することもできます。スケジュール管理やタスク管理、プロジェクト進行の計画に役立つカレンダーをスプレッドシートで作る方法を詳しく解説します。
カレンダー作成の準備
目的を明確にする
カレンダーを作る目的によって作成方法が異なります。
ここでは以下の4つの方法を紹介します。
- 月間カレンダー
- 1か月単位で予定を管理する
- 年間カレンダー
- 1年分の予定を一覧表示する
- スケジュール表
- 特定のプロジェクトや業務の進捗管理をする
スプレッドシートを開く
Google スプレッドシートの場合はGoogle ドライブにアクセスし、「新規」→「Google スプレッドシート」で新しいシートを作成します。Excelを使用する場合は新規ワークブックを開きます。
月間カレンダーの作成方法
曜日の入力
A1 セルに「年(2025)」を入力し、B1 セルに「月(1)」を入力します。
A2 セルに「日付」、B2 セルに「曜日」と入力します。
A3 セルに「1」と入力し、オートフィル機能を使って31日まで連続入力します。
曜日を自動表示させる
B3 セルに以下の関数を入力します。
=TEXT(DATE($A$1,$B$1,A3),"ddd")
オートフィルで下方向にコピーすると、曜日が自動的に表示されます。
曜日に応じた色分け
条件付き書式を利用して土曜日を青、日曜日を赤に設定します。
「B3:B33」を選択し「表示形式」→「条件付き書式」を設定。
カスタム数式 =WEEKDAY(DATE($A$1,$B$1,A3),2)=6 を設定し土曜日を青色にする。
=WEEKDAY(DATE($A$1,$B$1,A3),2)=7 を設定し日曜日を赤色にする。
これで塗りつきの月間カレンダーが完成しました。
バランスの調整やデザインをお好みで調整してください。
年間カレンダーの作成方法
レイアウト設計
1年分のカレンダーを作成するには、12か月を横並びまたは縦並びに配置します。
横並びレイアウト:各月を横に並べる
縦並びレイアウト:各月を縦に並べる
各月の開始位置の設定
B列に日付を入力し以下のように日数を追加していきます。
=B2+1
この設定を行うことで日付を自動で入力することができます。
スケジュール管理カレンダーの作成
タスク管理用カレンダーの設計
作成したカレンダーにタスク列を追加すると、タスク管理用のカレンダーとして利用できます。
ガントチャート風のカレンダー
プロジェクト管理向けのガントチャートを作成するには、横方向に日付を設定し進行状況を塗りつぶしで表現します。
スプレッドシートの便利な機能を活用
データの自動入力
Google Apps Script を使って特定の条件でカレンダーに予定を自動入力することも可能です。
フィルターを活用
予定が多い場合フィルターを設定して必要な情報のみ表示できます。
共有機能
Google スプレッドシートなら複数人でカレンダーを共有し、リアルタイムで編集できます。
まとめ
スプレッドシートを使えば簡単にカレンダーを作成し予定を管理できます。基本的な月間・年間カレンダーの作成方法から、タスク管理やプロジェクト進行に役立つガントチャートの作成まで多様な用途に応じたカレンダーを作ることができます。スプレッドシートの機能を活用して、自分に合ったカレンダーを作成してみましょう!
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