
UIデザインにおいて吹き出し(バルーン)はユーザーの注意を引いたり、情報をわかりやすく伝えたりするのに役立つ要素です。
この記事では、Figmaを使って吹き出しデザインを作成する方法を詳しく解説します。基本的な作り方から応用的なデザインテクニック、プラグインの活用方法まで幅広く紹介するので、ぜひ参考にしてください。
基本の吹き出しを作る方法
四角形を作成
[R]キーを押して、四角形(Rectangle)を作成します。
吹き出しの形に合わせて角丸を調整します。(例:Radius 8〜16px)
三角形の作成
[P]キーを押して、ペンツールを選択。
三角形の形を作り、吹き出しの本体に接続。
パスファインダーを使って、四角形と結合する。([Union]を選択)
スタイルを適用
色と影を追加:適度なシャドウ(例:Blur 10px, Opacity 30%)を適用。
テキストを入力:適切なフォントサイズと行間を調整する。(例:16px / Line height 24px)
この基本の方法をマスターすればシンプルな吹き出しをFigmaで簡単に作成できます。
オートレイアウトで吹き出しを作成する方法
Figmaのオートレイアウト(Auto Layout)を使えば、テキストの長さに応じて吹き出しのサイズを自動調整できます。
オートレイアウトを適用
テキストボックスを作成し適当な文章を入力。
選択した状態で「Auto Layout(Shift + A)」を適用。
Padding(余白)とSpacing(間隔)を設定。(例:Padding 16px, Spacing 8px)
吹き出しの形を整える
フレームに角丸を追加し背景色を塗る。
吹き出しの先端(三角形)を作成し手動で配置。
オートレイアウトを活用するとテキストを変更しても吹き出しのサイズが自動調整されるため、非常に便利です。
プラグインを使って吹き出しを作成する
Figmaには吹き出しデザインを簡単に作成できるプラグインがあります。
「iMessage Chat Bubbles」
- チャットUI向けの吹き出しデザインを作成できる。
- メッセンジャー風のデザインにも対応。
プラグインを活用すれば時間をかけずに洗練された吹き出しデザインを作成できます。
スタイルのバリエーションを増やすテクニック
吹き出しデザインをより魅力的にするためには、スタイルのバリエーションを増やすことが重要です。
デザイン例1:吹き出しの影を強調
ドロップシャドウ(例:X 4px, Y 4px, Blur 12px, Opacity 30%)を追加して、立体感を出す。
デザイン例2:吹き出しにグラデーションを適用
リニアグラデーション(例:上部#FFFFFF → 下部#F3F3F3)を設定して、モダンな見た目に。
デザイン例3:吹き出しの境界線を工夫
ダッシュボーダー(破線)や、太めの枠線(Stroke 2〜4px)を適用し、カジュアルな雰囲気を演出。
インタラクティブな吹き出しデザインを作成する
Figmaのプロトタイピング機能を活用すれば、吹き出しのアニメーションやクリックイベントを実装できます。
吹き出しのアニメーションを追加
- 吹き出しの初期状態(非表示)と表示状態(拡大)を作成。
- プロトタイプモードで「On Click」や「After Delay」を設定。
- アニメーション(Smart Animate)を適用し、スムーズな動きにする。
ホバーエフェクトを加える
- ボタンにマウスを載せた際に、吹き出しをフェードインさせる。
- 「While Hovered」トリガーを設定すると簡単に実装可能。
こうした動きを加えることでよりインタラクティブで魅力的なUIデザインが実現できます。
まとめ
Figmaを使って吹き出しデザインを作る方法を5つ紹介しました。
- 基本の吹き出し作成(四角形+三角形)
- オートレイアウトを活用(自動調整機能)
- プラグインを活用(効率化)
- スタイルのバリエーションを増やす(影・グラデーション・枠線)
- インタラクティブな吹き出しを作る(プロトタイピング)
これらのテクニックを活用することで、より魅力的で使いやすい吹き出しデザインが可能になります。ぜひFigmaで試してみてください!
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