
デザインスキルやプログラミングスキルを学んだはいいものの、収入が低すぎると感じていませんか?
それは、実力とは関係ない「イメージ(未経験)」だけで給与が決定されているからです。
つまりこの「イメージ(未経験)」というレッテルを取ることさえできれば、すぐに収入を上げることができるということです。
この記事では低収入期間を最短で終わらせ、収入を上げる方法をご紹介します。
この低収入期間を「転職」を通して解決した著者の実体験を元に紹介しているので、収入が少なくて悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
なぜあなたの収入が低いのか?
あなたはあれだけ努力をして手に入れた市場価値の高いスキルのはずなのに、なぜか収入少ない…。 そんな状況なのではないでしょうか?
それはあなたの持つスキルよりも「未経験」というレッテルがより強力だからです。
人は実際のスキルよりも「この人ならできそう」という印象だけで判断するのが現実です。
実際私も初めてプログラマーになった時、何も話が分からず無言だった私を見て、「堂々としていて、何かできる雰囲気を感じたのでこの方にします」と他の3人の同期を抑えて私が選ばれた経験があります。(色々話した他の方より余裕のある感じに映ったのでしょう)
これは余談ですが、要するにあなたの収入が低い理由は「未経験だからできない=できないのだからこれくらいの収入が妥当だろう」というイメージだけで判断されているということです。
実際に就職してみると、自分が思った以上に仕事ができると感じたり、2年の経験で同じ業務をしている人が自分の2倍の給料をもらっているという状況に遭遇しますよね。
ここで伝えたいのは、「自分はまだ経験が少ないからこれくらいしかもらえない」という常識を捨ててくださいということです。
収入を上げるキャリア戦略
転職でベースアップを狙う
収入が低い理由については上述したとおりで、「経験が浅い」というレッテルさえ取ることができれば収入は上がるということです。
つまり私が推奨する戦略は未経験就職後は、なるべく早く転職活動を開始するということです。
一度就職を挟むことで「経験者」として市場での見られ方が変わり、イメージだけで市場価値は変わります。
もちろんデメリットも存在します。
デメリット

デメリット①
1つ目のデメリットは、実力が伴っていなければ転職先で苦労してしまうことです。
これを聞いて自信のない人は「それだったら自分には無理かも…。」と感じたのではないでしょうか?
でもそこまで心配しないでください。私が見てきた就職先で能力不足で辛そうにしている人はほとんどみたことがありません。
すこし背伸びをした業務内容だったとしても、実務ではメンターが付いたり、サポートしてくれる人がいたり、そもそも一般化されてない情報を教える上長がいるので、通用しないケースの方が稀です。
更にあなたはこの業界でスキルを通して収入を得ることができた人です。本当にできない人はこのフェーズまでそもそも辿り着けません。
かといってあなたがどういう人なのか分からないので、デメリットとして紹介させていただきました。
デメリット②
2つ目のデメリットは早期離職をすると「すぐにやめる人」という印象が付くというデメリットです。
これに関しては次の会社をまた辞めてしまう場合に起こるデメリットであり、次の会社でそれなりに勤めることができれば、過去の短期離職は不利になりません。
後からカバーできる一時的なものなので、低収入を数年続けるリスクと天秤にかけたときにあなたがどう感じるかで判断すると良いかと思います。
メリット

メリット①
私は実際に手取り18万の会社を3ヶ月で退職し、次の会社で年収を引き上げた経験者ですが、私の場合は転職後の給与が2倍になりました。すぐにやめて本当に良かったと思っています。
IT業界で多々みかけるのですが、市場価値よりも低い給与で働いている人が多すぎます。多少のリスクは覚悟の上で勇気をだして行動し、市場相場の収入を目指してみてください。
メリット②
今回は収入面にフォーカスしましたが、働き方を変える方法は「フリーランス」だけだはありません。
会社員でも在宅勤務をしている人は多く存在していて、現在希望の働き方ができていない人も転職で叶えることができます。フレックスや、在宅勤務、その逆にオフィスで働きたい等、自分が理想とする働き方を実現しましょう。
現在のIT業界は、過去に類を見ない「売り手市場」です。理想的な働き方や、自分に合った職場に必ず出会えるはずです。
転職エージェント選びに注意
私は若手と言える年齢なのですが、転職回数は6回に渡ります。
おそらく「攻めの転職」においては誰よりも転職回数が多いと思います。
※「嫌だから転職した」という理由ではなく、「やりたいことをやるための転職」「よりよい環境を求めて転職」という理由での転職を攻めの転職と呼んでいます。
なので、多くのエージェントの方とお話しさせてもらった経験があるのですが、いい人悪い人の差が激しく、転職エージェントのあたりはずれで人生が変わることは事実としてあると思っています。
選択する転職サイトも自身が抱えている課題によって変えるべきで、例えば自分の強みがわからない状況なのであれば、自分の強みを見つけることにベネフィットがある転職サイトを選ぶべきですし、例えば大企業で上流に携わりたいのであればコンサルに強い転職サイトを選ぶべきです。
「なんとなく有名な転職エージェントに登録する」人が多いと思うのですが、これだとエージェントが入れたいところに入れようとしてくるケースが多いように感じます。
例えば現在SESの企業に勤めていて、デバックなど簡単な業務しかできないうえに、マージン率が高いことが理由で給与が低いという方は以下のような社内SEに特化した求人を利用した方が効率的ですし、
▼社内SE特化の転職サイト(社内SE転職ナビ)
デザイナーとしてバナーばかり制作していて市場価値があがっていないのであれば、マーケティング×デザインの上流を視野に入れた転職活動をしてみたり、
▼広報とデザインに強い転職サイト(株式会社マスメディアン)
そもそも一度も就職したことのない未経験者に特化した転職エージェントがあったり、
▼転職エージェントマッチングサービス(Fair Ship)
あまり固まっていないけどただ給与を上げたいならビズリーチに登録する等です。
自分の人生なので「なんとなく」ではなくしっかり自分の状況を分析して適切な転職サイトを利用してみてください。
今回紹介させていただいた内容では「未経験」から脱出する方が多いと思うので、ハイクラス転職の「ビズリーチ」やコンサル転職の「マイビジョン」などは少しハードルが高いように感じるかと思いますが、話をするのは無料なので一度チャレンジしてみて、無理そうなら下げるというやり方をすることをおすすめします。
おまけ。
私は最初の頃、dodaなど利用しやすい転職サイト1つだけを利用していました。
これは職務経歴書や履歴書などの登録がめんどくさかったことと、どこも同じだろうと考えていたのが理由です。
しかし、実際複数のエージェントに登録すると利用するサイトによってアドバイスが変わったり、見えてくる景色が変わってきたりします。
当然と言えば当然なのですが、気づけていないか、めんどくさがっている方は多いと思います。
「自分が思っているより通用する」ということを認識し、自信を持ってください。
私自身そういう経験をしてきたし、そういう方を多く見てきました。
自分の可能性を自分から狭くするのはもったいないので、ぜひ試してみてください。
また、直接応募も経験があるのですが、ベンチャー企業にこの手法を利用することはとても効果的なので、大手企業志望でなければ転職サイトを利用しないことも一つの手だと思います。
まとめ
冒頭では収入が低いことは「未経験」というレッテルがあるという要因を特定し、次の章では「転職を通した解決策」、最後に「エージェントを通して実現」する方法まで紹介しました。
IT業界で収入が低い人はスキルとは関係のないイメージだけで低単価にされていることがほとんどです。
転職活動を通して市場相場の収入を獲得し、周りの大切な人のため、よりよい生活のために上を目指してみてください。
現在収入の低いクリエイターの気づきになれたら幸いです。
今回は転職に関しての記事を書きましたが、普段は年収アップに直結するスキルアップに役立つ情報を発信しております。是非他の記事も見てみてください。
▼【デザイナー向け】Figmaの使い方まとめ