Notionはメモやタスク管理、ナレッジ共有、プロジェクト管理など幅広い用途で活用されるオールインワンのワークスペースです。個人利用はもちろん、チームや企業での利用も拡大しています。
しかし、複数人で利用する中で「誰がいつログインしたか」「誰がどの部分を編集したのか」「過去のバージョンに戻したい」といったニーズが発生することは少なくありません。この記事ではNotionでログイン履歴、編集履歴、バージョン履歴を確認する方法を詳しく解説します。
目次
- Notionでログイン履歴を確認する方法
- Notionで編集履歴を確認する方法
- Notionでバージョン履歴を確認・復元する方法
- セキュリティ対策として知っておくべきポイント
- よくある質問(FAQ)
Notionでログイン履歴を確認する方法
現時点での制限について
まず前提としてNotionの無料プランでは詳細なログイン履歴を確認する機能は提供されていません。ただし、以下の方法で一部の情報を把握することは可能です。
方法①:アカウントのセキュリティ情報の確認
NotionのWebアプリにアクセスし以下の手順で確認できます。
- 左下の「Settings & Members(設定とメンバー)」をクリック。
- 「My account(マイアカウント)」に移動。
- 下部にある「Login history(ログイン履歴)」をチェック。
この画面では過去にログインしたデバイスの情報やIPアドレス、ログイン日時などが表示されます。ただし詳細なアクティビティログまでは確認できません。
方法②:GoogleアカウントやSSOのログ確認
NotionをGoogleアカウントやSSO(シングルサインオン)でログインしている場合はGoogleアカウントの「セキュリティ設定」からNotionへのアクセス履歴を確認することも可能です。
Notionで編集履歴を確認する方法
Notionでは誰がいつどのようにページを編集したかの編集履歴(アクティビティログ)を確認できます。ただし、確認できる内容や機能はプランによって異なります。
方法①:ページ右上の「Updates(更新)」から確認
- 編集したいページを開きます。
- 画面右上にある「Updates(更新)」ボタンをクリック。
- 誰が何を変更したかのアクティビティが時系列で表示されます。
この機能では
- 編集者の名前
- 編集内容の概要
- 編集日時 が確認できます。特にチームで作業している場合は、誰がどの変更を行ったのか把握するのに役立ちます。
方法②:コメント履歴の確認
コメントも一種の編集アクションです。コメントを残した履歴もページ上で確認でき、チームの意思疎通にも有効です。
Notionでバージョン履歴を確認・復元する方法
バージョン履歴(Version History)とは?
バージョン履歴とはページの過去の状態を保存・表示・復元できる機能です。万が一間違って重要な情報を削除してしまった場合でも、過去のバージョンに戻すことで内容を復元できます。
バージョン履歴の確認方法
- 対象のページを開く
- 右上の「…(三点メニュー)」をクリック
- 「Page history(ページ履歴)」を選択
このメニューから過去の編集履歴が表示されます。
- 各履歴には日付・時刻・編集者が記載されている
- 内容をプレビューで確認可能
- 「Restore this version」でその時点の内容に復元も可能
注意点:バージョン履歴の保存期間
- 無料プラン:最大7日間
- Plusプラン以上:無制限(制限なし)
業務でNotionを活用する場合、Plusプラン以上の利用を推奨します。履歴が長く残ることで、安心して作業が進められます。
セキュリティ対策として知っておくべきポイント
アカウント保護の基本
- 強力なパスワードを設定する
- 2段階認証(2FA)を有効化する
- 不審なデバイスのログイン履歴は即ログアウトする
チーム管理における注意点
- メンバーの権限設定を正しく行う(閲覧のみ/編集可など)
- メンバー削除後はアクセス権をすぐに無効化
- ワークスペース内のアクティビティログを定期的に確認
特に企業や組織での利用においては、これらのセキュリティ対策が情報漏洩や内部不正を防ぐ重要な手段となります。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料プランでもバージョン履歴は見られますか?
A. はい、最大7日間分の履歴は確認可能です。
Q. 誰がどこを編集したか詳細に確認する方法は?
A. 「Updates」や「Page history」である程度確認できますが、完全な変更内容の差分までは表示されません。詳細なトラッキングにはNotion APIの活用が必要な場合もあります。
Q. 不正アクセスの兆候に気づいたら?
A. 「Settings」からセッションをすべてログアウトし、パスワードを変更してください。その後、2段階認証を有効化することを推奨します。
まとめ
Notionは便利なツールである一方で、セキュリティ管理や履歴の追跡はユーザー側の工夫も求められます。特にチーム利用時は「誰がいつ何をしたか」を正確に把握するためにも、今回紹介したログイン履歴・編集履歴・バージョン履歴の確認方法を活用してください。
また、無料プランでは制限があるため、業務レベルでの利用を考えている場合はPlusプラン以上の導入を検討するのがベストです。適切な履歴管理とセキュリティ対策で、Notionをより安全に、効率的に活用しましょう。
他にもクリエイターの収入アップ方法も紹介しているので、自分の給与に違和感がある方は覗いていってみてください。