Photoshopの資格は2系統ある。主催が違えば、見せる相手も変わる

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Photoshopを独学で覚えたあと、ふと不安になりました。自分の技術はどのくらいの水準なのか。誰にも評価されたことがないので、判断のしようがありません。そこで「Photoshop 資格」と検索しました。

出てきた情報を読み進めて、混乱しました。名前の違う試験がいくつも出てきますし、主催している団体も違います。そもそもAdobeがやっているものなのかどうかすら、はっきりしませんでした。

この記事では、その整理をします。日本で受けられるPhotoshopの資格は主に2系統あるという話と、受ける価値があるかどうかの判断材料をまとめました。内容は2026年9月3日に各主催団体の公式サイトを確認した時点のものです。

結論から言うと、1つはサーティファイが主催する「Photoshopクリエイター能力認定試験」で、スタンダードとエキスパートの2級種があります。もう1つがAdobeによる「アドビ認定プロフェッショナル」で、こちらは国際的な資格として提供されています。名前が似ているので混同されがちですが、主催団体も試験形式も別のものです。

サーティファイの認定試験

日本で「Photoshopの資格」として検索されることが多いのが、こちらです。サーティファイの公式サイトを確認した内容を整理します。

何を測る試験か

サーティファイの公式サイトには、Photoshopクリエイター能力認定試験について、Photoshopの活用能力を測定し評価する資格検定試験であると説明されています。Photoshopを用いた画像ファイルの作成や、問題の指示に従って1つの作品を作り上げる表現力など、コンテンツ制作に関するスキルを認定するとされています。

知識を問うだけでなく、実際に1つのコンテンツを制作する実践的な試験内容だと明記されています。操作を覚えているかではなく、指示どおりに作れるかを見る試験だということです。

2つの級種がある

公式サイトには、レベルに応じた2級種として「スタンダード」と「エキスパート」があると記載されています。自分の習熟度に応じて選ぶ形です。

どちらを受けるべきかは、公式サイトで公開されているサンプル問題を見て判断するのが確実です。同サイトには、スマートフォンからすぐ確認できるPDF版と、本試験と同じ形式で使える受験プログラム版が用意されており、問題内容は同じであると案内されています。

受け方は2種類

個人で受験する場合、公式サイトの案内では「随時試験」または「公開試験」のいずれかになります。

随時試験は、近くのパソコンスクールなどの認定会場で受験する形式で、会場により受験可能な日程が異なると説明されています。一方の公開試験は、サーティファイが直接運営する全国一斉試験で、リモートWebテストによる在宅や在社での受験形式のため、近くに認定会場がない場合でも全国どこからでも受験できるとされています。

在宅で受けられるという点は、地方在住の人や、まとまった時間を確保しにくい人にとっては現実的な選択肢だと思います。

日程は先に確認しておく

公開試験には決まった実施日があります。2026年9月3日に公式サイトを確認した時点では、第9回が2026年7月12日で受付終了、第10回が2027年2月7日で受付開始前と表示されていました。

つまり、思い立ってすぐ受けられるとは限りません。日程は変更される場合があるため、受験を考えるなら公式サイトで最新の情報を確認してください。会場での随時試験なら、比較的柔軟に日程を選べる可能性があります。

Adobeによる認定プロフェッショナル

もう1つが、Adobe自身が提供している認定資格です。こちらは日本国内に限らない制度になっています。

国際的な資格として提供されている

Adobe Certified Professionalは、Adobeが認める国際的な資格として案内されており、Photoshopについての知識を証明するものと説明されています。試験科目はAdobeのアプリケーションごとに独立していて、科目ごとに認定される仕組みです。

つまり、Photoshopの試験に合格すればPhotoshopについての認定が得られる、という形です。複数のアプリを扱う人は、それぞれ受験することになります。

試験の形式

公式の案内によると、試験は選択式の設問セクションと、アプリ上で実際に操作するタスクのセクションで構成され、両方を50分の1セッション内で完了する形式とされています。

また、各試験には150時間程度の実践経験と学習が想定されているとも案内されています。この数字は目安として参考になります。まったく触ったことがない状態から受けるものではない、ということです。

受験はオンラインまたは認定試験会場で可能とされており、合格すると認定証とデジタルバッジが提供される仕組みです。デジタルバッジは、ポートフォリオやwebサイト、履歴書などに掲載できるとされています。

2つをどう選ぶか

どちらを受けるべきかは、資格を何に使うかで変わります。目的から逆算するのが確実です。

日本国内での就職や進学に使うなら

国内の採用担当者や学校に対して示すなら、国内で実施されている試験のほうが認知されている可能性があります。サーティファイの公式サイトには、受験者の声として転職での優位性に触れた事例や、教育機関や企業向けの団体受験制度についての案内も掲載されています。

学校の授業や職業訓練の一環として受ける場合も、こちらが選ばれることが多いようです。周囲で受けている人がいるなら、情報を得やすいという利点もあります。

オンラインで示したいなら

ポートフォリオサイトやSNSのプロフィールに掲載したい場合は、デジタルバッジが得られる形式のほうが扱いやすいかもしれません。Adobe Certified Professionalでは、合格後にデジタルバッジを受け取り、ポートフォリオやwebサイト、履歴書などに掲載できると案内されています。

海外の案件や、国際的な文脈で示す必要がある場合も、こちらが選択肢になります。ただし、どちらが有利かは応募先によって変わります。相手が何を見るのかが分かっているなら、それに合わせるのがいちばん確実です。

迷うなら、サンプル問題を見る

どちらも、事前に内容を確認する手段が用意されています。サーティファイはサンプル問題のPDF版と受験プログラム版を公開しており、Adobe側についても試験の目標をまとめた試験ガイドや模擬試験が案内されています。

説明を読むより、実際の問題を見るほうが早く判断できます。開いてみて手が動きそうなら受けられますし、まったく歯が立たないなら準備期間が必要だと分かります。

そもそも資格は必要か

ここは正直に書きます。資格を取ることが目的化すると、時間の使い方を誤ることがあります。

見せるものがあるかどうか

制作の仕事では、作った物そのものを見せられることが多い分野です。実際に作った画像を並べたほうが、能力は伝わりやすいという場面はあります。

すでに見せられる作品が十分にあるなら、資格の優先度は下がります。逆に、まだ何も作っていない段階であれば、資格の勉強を通じて一通りの操作を体系的に覚えられるという価値があります。

学習のペースメーカーとしての価値

独学の難しさは、どこまでやれば十分なのかが分からない点にあります。試験には範囲があり、日程があります。この2つがあるだけで、学習は進みやすくなります。

私自身、独学で覚えた範囲には偏りがありました。よく使う機能は詳しくなる一方、触らない領域はまったく知らないままです。試験の範囲を眺めるだけでも、その穴が見えてきます。

取ったあとに何が変わるかを想像する

受験料と学習時間を投じる前に、合格したあとの状態を具体的に想像してみてください。履歴書に書く欄があるのか、それを見る人がいるのか。

想像できるなら受ける価値があります。想像できないなら、その時間で作品を1つ作るほうが前に進むかもしれません。資格は手段であって、目的ではありません。

誤解されやすい2つの点

調べていて分かりにくかった点を、先に潰しておきます。

主催団体が違う

Photoshopクリエイター能力認定試験を実施しているのはサーティファイで、Adobeが実施している試験ではありません。名前にPhotoshopと入っているため混同されがちですが、別の団体による認定です。

一方、アドビ認定プロフェッショナルはAdobeによる資格です。どちらが上ということではなく、認定する主体と、それを見る相手が違うと考えてください。

試験の性質が違う

サーティファイの試験は、公式サイトの説明では1つのコンテンツを制作する実践的な内容で、指示に従って作品を作り上げる表現力なども含めて評価されます。制作の過程そのものを見る形式です。

Adobe側は、選択式の設問とアプリ操作のタスクを組み合わせ、50分という時間内で完了させる形式です。知識と操作の両面を短時間で確認する構成といえます。

どちらが自分に合うかは、得意なことによって変わります。時間をかけて作り込むのが得意なのか、短時間で正確に処理するのが得意なのか。試験の形式は、評価される能力の種類でもあります。

なお、この記事はどちらの試験とも関係のない立場で書いています。合格を保証するものでも、特定の試験を勧めるものでもありません。受験要項や日程、料金は各主催団体が定めるものなので、申し込みの前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。ここに書いた内容は、あくまで2026年9月3日時点で公開されていた情報にもとづく整理です。

学習範囲の穴を見つける使い方

受験するかどうかに関わらず、試験の存在が役に立つ場面があります。自分の知識の偏りを知る材料としての使い方です。

独学は必ず偏る

自分の作りたいものだけを作っていると、使う機能が固定されます。私の場合、写真の補正と不要物の除去は毎回やる一方、文字組みや図形の扱いはほとんど触っていませんでした。

偏り自体は悪いことではありません。問題は、自分がどこを知らないのかに気づけないことです。知らない機能は、そもそも探そうとも思いません。

試験範囲を目次として使う

試験には出題の範囲があります。それを眺めるだけで、自分が触っていない領域が浮かび上がります。受験しなくても、この確認には価値があります。

サンプル問題を開いてみて、何を問われているのか分からない項目があれば、そこが穴です。埋めるかどうかは自分の仕事に必要かで判断すればよく、必ずしも全部を埋める必要はありません。

合格が目的でなくても学習は進む

受験しないと決めたあとでも、試験対策の教材を学習用に使うという選択はあります。体系立った教材は、独学の道筋としては優秀だからです。

目的が資格でないなら、自分に必要な章だけ読めばよいという気楽さもあります。私は文字組みの章だけ読んで、それまで避けていた作業ができるようになりました。

この使い方の良いところは、費用がほとんどかからない点です。サンプル問題は公開されていますし、試験の範囲を眺めるだけなら受験料も不要です。自分に足りないものを知る手段として、まず開いてみる価値はあります。そのうえで受験するかどうかを決めればよく、順番としても無理がありません。

写真をやる人にとっての位置づけ

この連載は写真を撮る人向けなので、その視点からも触れておきます。資格の必要性は、何をしている人かによってかなり変わります。

趣味で写真を撮っている場合

自分の写真を仕上げるためにPhotoshopを使っているなら、資格を取る動機は薄いと思います。評価してくれる相手がいないなら、証明する必要もないからです。

ただし、学習の道筋がほしいという理由なら別です。何から覚えればよいか分からないときに、試験の範囲は使いやすい地図になります。

写真の仕事を受けたい場合

撮影の仕事では、資格より作品と実績が見られることが多い分野です。ただ、写真の仕事にはレタッチや納品データの作成が含まれるため、ソフトを扱える証明が意味を持つ場面はあります。

とくに、企業や団体を相手にする場合は、判断材料として分かりやすいものが求められることがあります。応募先が何を重視するかで決めてください。

写真以外の作業も増えてきた場合

撮った写真にバナーや文字を載せる、素材を合成するといった作業が増えてきたなら、体系的に学び直す価値があります。写真の補正だけを続けていると、この領域は手つかずのまま残るからです。

資格の学習は、その手つかずの領域を一通り触るきっかけになります。合格を目指すかどうかは別として、範囲を眺めるところから始めてみてください。

現像と加工は担当が違う

あわせて意識しておきたいのが、写真の作業は1つのソフトで完結しないという点です。Adobe公式サイトのよくある質問のページでは、Lightroom Classicについて、デスクトップコンピューターでの大量の写真の読み込み、処理、整理、公開に特化した製品と説明されています。

つまり、撮った写真を選別して色を整える工程と、1枚を作り替える工程は別のソフトが担当しています。Photoshopの資格を目指す場合でも、自分の作業全体のどこを学んでいるのかを把握しておくと、学習の位置づけがはっきりします。試験範囲に出てこない領域が、実務では重要ということもあります。

受けると決めたあとの進め方

受験を決めたら、準備の順番があります。いきなり教材を買う前に、確認しておくことがあります。

日程から逆算する

公開試験は実施日が決まっています。次の実施日を確認し、そこから準備期間を割り出します。間に合わないなら、認定会場での随時試験を検討するか、次の回に照準を合わせます。

期限がないまま勉強を始めると、たいてい途中で止まります。先に日程を押さえてしまうほうが、結果的に早く終わります。

教材は公式のものから見る

サーティファイの公式サイトには、試験に対応した公式テキストと問題集が用意されていること、問題集には模擬問題が掲載されており本番と同様の環境で試験対策ができることが案内されています。

Adobe側についても、試験の目標と関連する学習資料をまとめた試験ガイドや、実際のアプリ操作を含む模擬試験が案内されています。まず公式の教材で範囲を把握してから、必要に応じて他の教材を足すのが効率的です。

ソフトを使える環境を先に整える

見落とされがちなのがこれです。どちらの試験も、実際にPhotoshopを操作する内容を含みます。サーティファイの試験は1つの作品を作り上げる実践的な内容とされていますし、Adobe側の試験にもアプリ上で操作するタスクのセクションがあります。

本を読むだけでは対策になりません。手が動くようになるまで触る必要があるので、学習期間中はソフトを使える状態にしておく必要があります。ここは受験料と並ぶ、実際に必要な準備です。

学習期間中の環境をどうするか

試験対策には、実際に手を動かす時間が必要です。その環境をどう用意するかを整理します。以下は2026年9月2日にAdobe公式サイトで確認した記載にもとづきます。

まず無料の範囲で触ってみる

Adobe公式サイトのPhotoshop web版のページには、無料で使えることとダウンロードが不要であることが記載されており、扱えるファイルはJPEG、JPG、またはPNGで、サイズが40MB以下である必要があると案内されています。

基本的な操作に慣れる段階なら、ここから始めるという選択もあります。ただし試験ではデスクトップ版を前提とした操作が問われる可能性があるため、本格的な対策の段階では環境をそろえる必要があります。

学生・教職員なら価格が変わる

学校の授業や職業訓練の一環として受験する人も多いテーマなので、この点にも触れておきます。Adobe公式サイトの学生と教職員向けのページを2026年9月2日に確認したところ、Creative Cloud Proについて、通常価格が月額9,080円のところ、年間プランの月々払いで最初の3か月が月額980円(税込)、4か月目以降が月額2,180円(税込)、2年目以降が月額4,180円(税込)と記載されていました。

対象は学生と教職員で、利用条件が定められています。また割引の対象になっているのはCreative Cloud Proであり、Photoshopの単体プランではありません。金額が段階的に変わる点も含めて、適用条件と在籍の確認方法は公式サイトの利用条件のページでご確認ください。価格や条件は変更される場合があります。

対象外なら、期間を区切って契約する

学割の対象でない場合は、学習期間に合わせて契約するという考え方になります。年間プランには途中解約の条件があるため、短期間だけ使う予定なら、その点も含めて検討してください。

プランごとの構成と価格はPhotoshopだけ使いたいのに、単体プランがいちばん安いとは限らないにまとめています。写真の現像もするならフォトプランのほうが条件が良い場合があるなど、選び方で支出が変わります。

Adobe Photoshop(単体プラン)

試験対策としてPhotoshopの操作を集中的に練習したい人に向いています

Photoshopのデスクトップ版、web版、モバイル版に加えて、Adobe Expressのプレミアムプランが含まれると記載されています。実技を含む試験の対策では、手を動かせる環境が前提になります。

フォトプラン

写真の現像も含めて学びたい人に向いています

Photoshopのデスクトップ版、web版、モバイル版に加えてLightroomが含まれると記載されています。試験対策と並行して、自分の写真を扱う練習もしたい場合の選択肢です。

どちらにも7日間の無料体験が案内されています。まず操作に触れてみて、続けられそうかを確かめてから決めるのが確実です。

Adobe Creative Cloud

※ 価格・プラン内容は変更される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q1. Photoshopの資格にはどんなものがありますか

主に2系統あります。1つはサーティファイが主催するPhotoshopクリエイター能力認定試験で、公式サイトによるとPhotoshopの活用能力を測定し評価する資格検定試験であり、スタンダードとエキスパートの2級種があります。もう1つがAdobeによるアドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)で、Adobeが認める国際的な資格として案内されています。主催団体も試験形式も異なるため、混同しないようご注意ください。この内容は2026年9月3日に各公式サイトを確認した時点のものです。

Q2. サーティファイの試験はどこで受けられますか

公式サイトの案内によると、個人での受験には随時試験と公開試験があります。随時試験は、近くのパソコンスクールなどの認定会場で受験する形式で、会場により受験可能な日程が異なると説明されています。公開試験はサーティファイが直接運営する全国一斉試験で、リモートWebテストによる在宅や在社での受験形式のため、近くに認定会場がない場合でも全国どこからでも受験できるとされています。日程は変更される場合があるため、公式サイトで最新の情報をご確認ください。

Q3. スタンダードとエキスパートはどちらを受けるべきですか

サンプル問題を見て判断するのが確実です。サーティファイの公式サイトには、サンプル問題としてスマートフォンからすぐ確認できるPDF版と、本試験と同じ形式で使用できる受験プログラム版が用意されており、問題内容は同じであると案内されています。説明を読んで迷うより、実際の問題を開いて手が動きそうかを確かめるほうが早く決まります。歯が立たないと感じるなら、準備期間を長めに取るか下の級種から受けるという判断ができます。

Q4. アドビ認定プロフェッショナルの試験形式を教えてください

公式の案内によると、試験は選択式の設問セクションと、アプリ上で実際に操作するタスクのセクションで構成され、両方を50分の1セッション内で完了する形式とされています。また各試験には150時間程度の実践経験と学習が想定されていると案内されています。受験はオンラインまたは認定試験会場で可能で、合格すると認定証とデジタルバッジが提供され、バッジはポートフォリオやwebサイト、履歴書などに掲載できるとされています。試験科目はアプリケーションごとに独立しており、科目ごとに認定される仕組みです。

Q5. 独学でも合格できますか

教材は用意されています。サーティファイの公式サイトには、試験に対応した公式テキストと問題集があり、問題集には模擬問題が掲載されていて本番と同様の環境で試験対策ができると案内されています。Adobe側についても、試験の目標と関連する学習資料をまとめた試験ガイドや、実際のアプリ操作を含む模擬試験が案内されています。ただし、どちらの試験も実際にソフトを操作する内容を含むため、読むだけの学習では対策になりません。手を動かせる環境を確保できるかどうかが、独学の成否を分けます。

Q6. 資格を取れば仕事に就けますか

資格の有無だけで決まるものではありません。制作の分野では、実際に作ったものを見せられることが多く、作品そのものが判断材料になる場面があります。すでに見せられる作品が十分にあるなら、資格の優先度は下がります。一方、まだ作品がない段階であれば、資格の学習を通じて操作を体系的に覚えられるという価値があります。応募先が何を見るのかが分かっているなら、それに合わせて判断するのが確実です。

Q7. 学習中もPhotoshopの契約は必要ですか

実技を含む試験である以上、操作できる環境は必要になります。ただし、最初から契約する必要はありません。Adobe公式サイトのPhotoshop web版のページには、無料で使えることとダウンロードが不要であることが記載されており、扱えるファイルはJPEG、JPG、またはPNGで40MB以下と案内されています。基本操作に慣れる段階ならここから始められます。本格的な対策の段階ではデスクトップ版の環境が前提になるため、7日間の無料体験で確かめてから判断してください。

Q8. 学生ですが、費用を抑える方法はありますか

学生と教職員向けの価格が用意されています。Adobe公式サイトの学生と教職員向けのページを2026年9月2日に確認したところ、Creative Cloud Proについて、通常価格が月額9,080円のところ、年間プランの月々払いで最初の3か月が月額980円(税込)、4か月目以降が月額2,180円(税込)、2年目以降が月額4,180円(税込)と記載されていました。対象は学生と教職員で利用条件が定められており、割引の対象はCreative Cloud ProでありPhotoshopの単体プランではありません。適用条件と在籍の確認方法は公式サイトの利用条件のページでご確認ください。

まとめ

「Photoshopの資格」で情報が錯綜していたのは、別々の団体が実施する試験が混ざっていたからでした。サーティファイのPhotoshopクリエイター能力認定試験と、Adobeによるアドビ認定プロフェッショナル。この2つを分けて考えると整理できます。

前者はスタンダードとエキスパートの2級種があり、認定会場での随時試験と、在宅で受けられる公開試験があります。後者は国際的な資格で、選択式の設問とアプリ操作のタスクを50分で行う形式、合格するとデジタルバッジが得られます。

選び方は、その資格を誰に見せるかで決まります。そして、どちらを選ぶにしても、実際にソフトを操作する練習が必要です。読むだけの学習では通りません。

最後に、資格を取ることが目的にならないよう気をつけてください。合格したあとに何が変わるかを想像できるなら、受ける価値があります。想像できないなら、その時間で作品を1つ作るほうが前に進むこともあります。学習環境については、無料で使える範囲から試して、必要になった時点でプランを検討するのが無理のない進め方です。価格やプラン内容は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

Adobe Creative Cloud

※ 価格・プラン内容は変更される場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

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