スプレッドシートをダークモードにする方法とならない時の対処法

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目が疲れにくくバッテリーの持ちにも有利なダークモードは、今や多くのアプリやウェブサービスで当たり前のように採用されています。Google スプレッドシート(以下、スプレッドシート)も例外ではなく、ダークモードを設定することで作業環境の快適さを向上させることができます。しかし環境や設定によってはうまく反映されないこともあり、困っている方も多いはずです。

本記事ではスプレッドシートをダークモードにする具体的な手順と、うまく切り替わらない場合の対処法を詳しく解説します。

スプレッドシートのダークモード設定(スマホアプリ)

スマートフォンのGoogleスプレッドシートアプリから設定する方法を紹介します。現時点(2025年4月)で、Googleが公式にダークモードを提供しているのは、AndroidおよびiOS版のGoogleスプレッドシートアプリです。

Androidの場合

  1. Googleスプレッドシートアプリを開く
  2. 左上の「三本線メニュー」をタップ
  3. 「設定」を選択
  4. 「テーマ」から「ダーク」または「システムのデフォルト」を選択

iOSの場合

iPhoneでも同様にアプリ内設定でダークモードを選べます。ただし、iOSでは「システムの外観」に依存するため、以下の操作が必要です。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」を選択
  3. 「ダーク」を選ぶ(これにより、スプレッドシート含むGoogle系アプリもダークモードに切り替わる)

PCブラウザでスプレッドシートをダークモードにする方法

GoogleスプレッドシートのWeb版(PCブラウザ)には、現在のところ“公式”なダークモード設定はありません。しかし、Chrome拡張機能やブラウザの実験的機能を使うことでダークモード風の表示は可能です。

方法1:Chromeのフラグを使う

Google Chromeには、試験的な機能を有効にする「フラグ」があります。

  1. Chromeのアドレスバーに chrome://flags/ と入力
  2. 検索バーで「dark mode」や「darken websites」を検索
  3. 「Auto Dark Mode for Web Contents」を「Enabled」にする
  4. Chromeを再起動

これにより、スプレッドシートを含む多くのWebサイトが自動的にダーク表示になります。ただし、表示が崩れる場合もあるため注意が必要です。

方法2:拡張機能を使う

Chromeウェブストアには、スプレッドシートの見た目をダークモード風にするための拡張機能があります。

  • Dark Reader
  • Super Dark Mode

特に「Dark Reader」は、柔軟なカスタマイズ性と安定性で人気があります。

使い方(Dark Reader)

  1. Chromeウェブストアから「Dark Reader」をインストール
  2. ツールバーからDark Readerを起動
  3. スプレッドシートが開いているタブで「On」にする
  4. 明るさやコントラストも調整可能

ダークモードにならないときの対処法

せっかく設定したのにダークモードが反映されない…。そんな時のチェックポイントと対処法を紹介します。

スマホアプリで反映されない場合

  • アプリのバージョンを確認
    • 古いバージョンでは対応していない可能性があります。Google PlayやApp Storeから最新バージョンに更新しましょう。
  • OSのダークモード設定を確認
    • Android/iOSのシステム設定が「ライト」になっていると、「システムのデフォルト」にしていてもダークになりません。
  • キャッシュの削除
    • 一部端末ではキャッシュが邪魔して表示が反映されないことがあります。アプリのキャッシュ削除を試してみてください。

PCブラウザで反映されない場合

  • Chromeの設定がリセットされた
    • flagsの設定が無効になっていることがあります。再設定を試しましょう。
  • 拡張機能が競合している
    • 複数の拡張機能が干渉して正しく表示されないことがあります。一時的に他の拡張機能をオフにして確認してください。
  • ブラウザが対応していない
    • FirefoxやEdgeでは、Chromeと同じように動作しないことがあります。Chromeを使うのが最も安定しています。

スプレッドシートのダークテーマは「見た目」だけ?

ここで注意しておきたいのが、「ダークモード」はあくまで表示の見た目を変える機能であり、スプレッドシート自体のデータやファイルに影響はないという点です。

つまり、共有相手がライトモードを使っていれば、相手側では通常の白背景で表示されます。ダークモードはローカル(端末ごと)の設定に依存しており、共同編集には影響しません。

その他の便利なヒント

  • セル背景色を調整
    • ダークモード時は、白背景のセルが浮いて見えることがあります。見やすさを意識して背景色をややグレーに変えると良いでしょう。
  • 文字色とのバランスに注意
    • 背景が暗くなる分、黒文字が読みづらくなることも。必要に応じて白や淡いグレーに変更するのも手です。

まとめ

スプレッドシートでダークモードを使うことで長時間の作業でも目の負担を減らせるうえ、全体的な作業効率も向上します。ただしPC版ではまだ完全対応とは言えず、拡張機能などの工夫が必要です。

ダークモードがうまく反映されないときも設定やキャッシュ、ブラウザの挙動を見直せばほとんどの場合解決できます。スマートな作業環境の第一歩として、ぜひこの記事を参考に設定を見直してみてください。

他にもOfficeソフトに関する記事を上げています。是非色々見てみてください。

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