
Googleスプレッドシートを使ってデータを整理する際、「特定の条件でデータを絞り込みたい」と思うことはありませんか?スプレッドシートのフィルター機能はとても便利ですが、デフォルトのフィルターを使うと他の人と共有している場合、全員に影響を及ぼしてしまいます。
「自分だけがフィルターをかけたい!」
そんな時に役立つのが、「フィルター表示」機能です。本記事では、スプレッドシートで 自分だけにフィルターを適用する方法 を詳しく解説します。さらに、フィルターを活用した応用テクニックも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
スプレッドシートのフィルター機能とは?
スプレッドシートには以下の2つのフィルター機能があります。
- 通常のフィルター
- シート全体に適用され、全員に影響する。
- フィルター表示
- 自分だけに適用できるフィルター。
通常のフィルターは複数人で編集する場合、他の人の作業を邪魔してしまう可能性があります。一方、「フィルター表示」を使えば他のユーザーに影響を与えることなく、自分だけがデータを絞り込めます。
自分だけにフィルターをかける方法(フィルター表示の使い方)
フィルター表示を作成する
手順
Googleスプレッドシートを開く
フィルターを適用したいデータがあるシートを開きます。
データ範囲を選択する
フィルターを適用したいデータ範囲を選択します。
Ctrl + A(全選択)も便利です。
「データ」メニューを開く
上部メニューから 「データ」→「フィルタービューを作成」 を選択します。
自分だけの一時的なビューが作成されます
フィルターを適用する
各列の フィルターアイコン(▼) をクリックし、条件を設定します。
フィルターが適用されます
フィルター表示を保存する
フィルター表示は自動的に保存され、後から簡単に呼び出せます。
この方法を使えば自分専用のフィルターが作成できます。ほかのユーザーの表示には影響しないので、自由にデータを整理できます。
フィルター表示の活用方法
フィルター表示を切り替える
作成したフィルター表示は簡単に呼び出せます。
手順
「データ」メニューを開く
「表示を変更」から作成済みのフィルターを選択する

作成した複数のフィルターを状況に応じて切り替えられるので、異なる条件でデータを素早く分析できます。
フィルター表示の名前を変更する
フィルター表示には名前を付けることができるので、複数作成する場合に便利です。
手順
フィルター表示の上部にある「名前」欄をクリック

適切な名前を入力(例:「売上データ(2023年1月)」)
Enterキーで確定
これでフィルター表示を簡単に管理できます。
他のユーザーとフィルター表示を共有する
フィルター表示は、他のユーザーが使用することもできます。
手順
スプレッドシートを共有
他のユーザーも「フィルター表示」メニューから該当のフィルターを選択可能
これにより、チームで異なる視点からデータを分析できるようになります。
フィルター表示の応用テクニック
特定のキーワードを含むデータだけを表示する
フィルターを使えば特定のキーワードを含むデータを抽出できます。
手順
フィルターアイコン(▼)をクリック
「テキストフィルター」→「次を含む」 を選択
検索したいキーワードを入力(例:「たこ」)
これで特定の単語を含むデータだけを抽出できます。
条件付きフィルターを活用する
フィルター表示では数値条件を設定することも可能です。
例:売上が50円以上の商品を抽出する
フィルターアイコン(▼)をクリック
「数値フィルター」→「次以上」 を選択
「50」と入力して確定
このように条件に合致するデータのみを抽出できます。
フィルター表示を使ったデータ分析
フィルター表示を活用すればデータ分析が効率的になります。
- 特定の期間のデータを抽出(例:2023年1月の売上)
- 特定の担当者ごとのデータを分析
- 地域別の売上傾向を確認
データを素早く整理・分析できるので業務効率が格段に向上します。
フィルター表示を使う際の注意点
フィルター表示を活用する際には以下の点に注意しましょう。
通常のフィルターと混同しない
フィルター表示を使っているときに通常のフィルターを適用すると、他のユーザーに影響を与えることがあります。必ず「フィルター表示」で作業しましょう。
フィルター表示は削除しないように注意
フィルター表示を誤って削除すると再作成が必要になります。不要なフィルターを削除する際は慎重に操作しましょう。
編集権限があるか確認
フィルター表示を作成するには編集権限が必要です。共有されたスプレッドシートでは、オーナーに確認しましょう。
まとめ
Googleスプレッドシートの「フィルター表示」を使えば、他のユーザーに影響を与えずに自分だけのフィルターを適用できます。
今回のポイント
- フィルター表示を使えば、自分専用のフィルターを作成できる
- 名前を付けることで複数のフィルターを管理しやすくなる
- 数値やキーワードフィルターでデータを自在に抽出可能
- チームで共有すれば、異なる視点でデータ分析ができる
ぜひこの記事を参考にフィルター表示を活用し、スプレッドシートの作業効率をアップさせてください!
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