IT業界の頻出ワード100選

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IT業界は日々進化を続け、さまざまな新技術や用語が登場しています。これから新たにこの業界に飛び込もうとしている方々にとって、頻繁に耳にする用語を理解することは、スムーズに業務を進めるための第一歩です。このリストでは、IT業界でよく使われるキーワードを100個厳選し、それぞれの解説を加えています。ソフトウェア開発やインフラ管理、セキュリティ対策など、あらゆる分野で必須となる知識を網羅しているため、初心者からベテランまで、幅広い層にとって有益な内容となっています。IT業界の用語をしっかりと理解し、日常的に使えるようになれば、仕事の効率が格段に向上するでしょう。さっそく、この100選を参考に、あなたのITスキルを一歩進めてみましょう。

用語集

1. API (Application Programming Interface)

ソフトウェア同士が通信するためのインターフェースです。APIを通じて異なるアプリケーションやサービスが互いにデータを交換したり、機能を利用したりします。例えば、Google Maps APIを使うと、アプリケーションに地図機能を組み込むことができます。

2. Git

ソースコードのバージョン管理を行うツール。複数の開発者が協力して作業を進める際、変更履歴を管理し、コードの競合を防ぎます。Gitを使用することで、過去のバージョンに戻すことや変更点を確認することが簡単にできます。

3. クラウドコンピューティング

インターネット経由でコンピュータのリソース(サーバ、ストレージ、データベース、ネットワークなど)を利用する技術です。AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloudが代表的なサービスを提供しています。企業はインフラの管理負担を減らし、必要なリソースをオンデマンドで利用できます。

4. DevOps

ソフトウェア開発(Development)と運用(Operations)のプロセスを統合する手法です。開発から運用までのフローを自動化し、継続的インテグレーション(CI)や継続的デリバリー(CD)を実現します。これにより、開発の速度が向上し、品質も保たれます。

5. SQL (Structured Query Language)

リレーショナルデータベースに対する標準的な言語です。SQLを使ってデータベースからデータを取得(SELECT)、追加(INSERT)、更新(UPDATE)、削除(DELETE)できます。SQLは、ほとんどのデータベースで共通して使用されています。

6. フロントエンド

ユーザーが直接触れる部分、つまりウェブサイトやアプリケーションの「見える部分」を担当します。主にHTML、CSS、JavaScriptなどの技術を使って、インターフェースを作成します。

7. バックエンド

フロントエンドと連携し、データの保存や処理を担当する部分です。データベース管理システム(MySQL、PostgreSQLなど)、サーバサイドプログラミング(Python、Java、Rubyなど)、APIなどを使用して実装します。

8. HTTP (HyperText Transfer Protocol)

ウェブ上での通信プロトコルで、主にクライアント(ブラウザ)とサーバ間のデータ交換に使用されます。例えば、ブラウザがHTTPリクエストをサーバに送信し、サーバがHTMLページをHTTPレスポンスとして返します。

9. HTML (HyperText Markup Language)

ウェブページの構造を定義するためのマークアップ言語です。HTMLは、テキスト、画像、リンク、フォームなどの要素をページに埋め込み、ブラウザがそれを表示します。

10. CSS (Cascading Style Sheets)

HTMLで作成されたウェブページに対して、スタイルやレイアウトを指定するためのスタイルシート言語です。色、フォント、配置などを決定します。レスポンシブデザインにも欠かせません。

11. JavaScript

ウェブページを動的にし、ユーザーとのインタラクションを可能にするプログラミング言語です。例えば、ボタンをクリックしたときのアニメーションやフォームの入力チェックなどがJavaScriptで実装されます。

12. GitHub

Gitをベースにしたソースコードのホスティングサービスで、開発者がコードを共有したり、レビューしたり、共同開発を行うためのプラットフォームです。プルリクエスト(Pull Request)やイシュートラッキングなど、コラボレーション機能が豊富です。

13. SaaS (Software as a Service)

クラウド上で提供されるソフトウェアサービスです。ユーザーはインターネットを通じてソフトウェアを利用し、インストールやメンテナンスの必要がありません。例としては、Google WorkspaceやSalesforceなどがあります。

14. IaaS (Infrastructure as a Service)

クラウド上で提供されるインフラストラクチャサービスです。ユーザーは仮想マシン、ストレージ、ネットワークなどを自分で設定して利用できます。AWSのEC2やMicrosoft Azureの仮想マシンが代表的です。

15. PaaS (Platform as a Service)

アプリケーションを開発、デプロイするためのプラットフォームをクラウドで提供するサービスです。開発者はインフラ管理の負担なく、アプリケーションの開発に集中できます。HerokuやGoogle App Engineが例です。

16. コンテナ

アプリケーションやその依存関係を一緒にパッケージ化して、他の環境でも動作するようにする技術です。Dockerは代表的なコンテナ技術で、アプリケーションの環境構築が簡単に行えます。

17. Kubernetes

コンテナのオーケストレーションツールで、コンテナ化されたアプリケーションのデプロイ、スケーリング、管理を自動化します。大規模なコンテナベースのシステムを効率よく運用するために使われます。

18. CI/CD (Continuous Integration/Continuous Delivery)

ソフトウェア開発のプロセスを自動化する手法です。CIはコードの変更を自動で統合してテストし、CDはそのコードを本番環境に自動でデプロイするプロセスです。この流れを使うことで、開発速度を高め、品質を保ちます。

19. セキュリティ

情報の保護に関する技術と手法です。ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティ、データセキュリティなどがあります。具体的には、アクセス制御や暗号化、脆弱性管理が含まれます。

20. ネットワーク

コンピュータやデバイスを接続するための技術基盤です。インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)など、様々な形態のネットワークがあります。

21. DNS (Domain Name System)

ドメイン名をIPアドレスに変換するシステムです。例えば、www.example.comというドメイン名をインターネット上で通信するためのIPアドレス(例:192.168.1.1)に変換します。

22. IPアドレス

インターネット上でコンピュータやネットワーク機器を識別するための一意の番号です。IPv4とIPv6があり、インターネット通信を行うためには、各デバイスにユニークなIPアドレスが必要です。

23. TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)

インターネットを利用したデータ通信の基本プロトコルです。TCPはデータの信頼性の高い転送を保証し、IPはデータの送受信先を指定する役割を果たします。

24. バグ

ソフトウェアやプログラムに存在する不具合やエラーを指します。開発中に見つかることが多く、その修正を「デバッグ」と呼びます。バグはユーザーの体験を損ねる可能性があるため、迅速に対応することが求められます。

25. DDoS攻撃 (Distributed Denial of Service)

サービス拒否攻撃の一種で、大量のトラフィックを分散させて送ることで、ターゲットとなるサーバやネットワークを過負荷にして、サービスを停止させる攻撃手法です。

26. マルウェア (Malware)

「悪意のあるソフトウェア」の総称で、ウイルス、ワーム、スパイウェア、ランサムウェアなどが含まれます。これらはシステムに不正にアクセスしたり、データを破壊したり、ユーザー情報を盗んだりする目的で作成されます。

27. ランサムウェア

データを暗号化して使用不能にし、解読するための「身代金」を要求するタイプのマルウェアです。通常、企業や個人の重要データがターゲットとなります。感染後はすぐにデータバックアップの確認や対策が必要です。

28. ファイアウォール (Firewall)

ネットワーク間の通信を監視・制御するセキュリティシステムです。不正な通信や悪意のあるトラフィックを遮断し、内部ネットワークを保護します。企業のネットワークやインターネット接続を守るために使用されます。

29. 暗号化 (Encryption)

情報を第三者に読まれないように変換する技術です。データを特定のアルゴリズムを使用して暗号化することで、通信路上でのセキュリティが強化されます。SSL/TLSなどの通信プロトコルで使用される技術です。

30. VPN (Virtual Private Network)

インターネット経由で安全に企業や組織のネットワークに接続するための技術です。VPNを使用することで、インターネット上での通信が暗号化され、第三者による盗聴や攻撃から守られます。

31. IPアドレス

インターネット上の各デバイスを識別するためのユニークな番号です。IPv4とIPv6という2種類の形式があり、IPv6はより多くのIPアドレスを提供します。各デバイスには一意のIPアドレスが割り当てられ、通信を行う際に必要不可欠です。

32. DNS (Domain Name System)

インターネット上で使用するドメイン名をIPアドレスに変換するシステムです。例えば、ユーザーがブラウザでwww.example.comを入力すると、DNSがそのドメイン名を実際のIPアドレスに変換し、対応するサーバにアクセスします。

33. クロスサイトスクリプティング (XSS)

ウェブアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃で、悪意のあるJavaScriptコードをウェブページに埋め込み、ユーザーのデータを盗んだり、セッションを乗っ取ったりする手法です。セキュリティ対策としては、入力内容のバリデーションやエスケープ処理が重要です。

34. クロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)

正当なユーザーの権限を使って不正なリクエストを送信する攻撃です。攻撃者がユーザーを欺いて不正操作を行わせることを目的としています。通常、認証されたセッションを悪用します。対策としては、トークンの使用やHTTPヘッダの確認が必要です。

35. コンテナ (Container)

ソフトウェアとその依存関係をひとまとまりにして、どんな環境でも同じように動作するようにする仮想化技術です。コンテナを使うことで、開発環境と本番環境での動作に差異が出にくくなり、効率的な開発が可能になります。Dockerが代表的なツールです。

36. Kubernetes

コンテナのオーケストレーションツールで、コンテナ化されたアプリケーションの自動デプロイ、スケーリング、管理を行います。Kubernetesを使用することで、複数のコンテナを効率よく運用し、高可用性や自動スケーリングが実現できます。

37. ビッグデータ (Big Data)

従来のデータ処理ツールでは扱いきれないほどの大量のデータを指します。ビッグデータを分析することで、企業はパターンやトレンドを把握し、意思決定をより効率的に行えるようになります。HadoopやSparkなどの技術が用いられます。

38. データサイエンス (Data Science)

データを収集・分析し、有用なインサイトを得るための学問・技術です。ビッグデータを扱うために、統計学や機械学習アルゴリズムを駆使してデータから価値を抽出します。例えば、顧客の購買傾向の分析や予測モデルの作成が含まれます。

39. 機械学習 (Machine Learning)

人工知能(AI)の一分野で、データから自動的に学習し、予測や分類を行う技術です。例えば、スパムメールの分類や、推薦システム(NetflixやAmazonの推奨商品など)に利用されています。

40. AI (Artificial Intelligence)

コンピュータに人間のような知的行動をさせる技術です。自然言語処理、画像認識、機械学習などが含まれ、AIを活用することで、業務の効率化や新しいサービスの提供が可能になります。

41. ブロックチェーン (Blockchain)

分散型のデータベース技術で、データが改ざんされることなく保存されます。データの「ブロック」がチェーンのようにつながる仕組みで、安全性と透明性を確保します。代表的な利用例としては、ビットコインなどの暗号通貨があります。

42. 暗号通貨 (Cryptocurrency)

ブロックチェーン技術を基盤にしたデジタル通貨です。中央機関による管理を受けず、分散型ネットワークで取引が行われます。ビットコイン、イーサリアム、リップルなどが代表的な暗号通貨です。

43. インターネット of Things (IoT)

日常の物理的なオブジェクトがインターネットに接続され、データを交換する技術です。スマート家電やウェアラブルデバイス、車のトラッキングシステムなどがIoTの一部として利用されています。

44. コンシューマ向けソフトウェア (Consumer Software)

一般の消費者向けに提供されるソフトウェア。たとえば、ウェブブラウザ、メールアプリ、ゲームアプリなどがこれに該当します。個人のユーザーが利用することを前提に開発されています。

45. エンタープライズ向けソフトウェア (Enterprise Software)

企業や組織向けに提供されるソフトウェアで、業務管理、会計、顧客管理などの目的で使用されます。SAP、Oracle、Salesforceなどが代表的な企業向けソフトウェアです。

46. アジャイル開発 (Agile Development)

ソフトウェア開発の手法で、短い開発サイクル(スプリント)で機能を小分けにしてリリースする方法です。迅速なフィードバックを得ながら、柔軟に変更を加えていくことが特徴です。

47. ウォーターフォール開発 (Waterfall Development)

伝統的なソフトウェア開発手法で、プロジェクトの各フェーズ(要求定義、設計、実装、テストなど)を順番に実行する方法です。一度進んだフェーズには戻りにくく、変更が難しいという特徴があります。

48. パッチ (Patch)

ソフトウェアやシステムの既知のバグやセキュリティの脆弱性を修正するための更新プログラムです。通常はバグ修正やセキュリティ向上を目的としています。定期的にパッチを適用することで、システムを安全に保つことができます。

49. デプロイ (Deploy)

開発したアプリケーションやシステムを本番環境に展開することです。デプロイには、コードをサーバにアップロードし、設定を反映させる作業が含まれます。CI/CDパイプラインで自動化されることが一般的です。

50. インフラストラクチャ (Infrastructure)

システムやアプリケーションを動作させるための基盤となる設備やソフトウェアのことです。サーバ、ネットワーク機器、ストレージなどのハードウェアや、OS、ミドルウェア、データベースなどのソフトウェアが含まれます。

51. ミドルウェア (Middleware)

アプリケーションとOS、またはネットワーク間で動作し、通信やデータ管理、セキュリティなどの機能を提供するソフトウェアです。例としては、Webサーバやアプリケーションサーバ、メッセージングシステムなどがあります。

52. スケーラビリティ (Scalability)

システムが負荷に応じて拡張できる能力を指します。スケーラビリティが高いシステムは、トラフィックの増加やデータの増大に対応できるようにリソースを増加させることができます。水平スケーリング(サーバを追加)と垂直スケーリング(サーバの性能を上げる)があります。

53. レスポンシブデザイン (Responsive Design)

異なる画面サイズや解像度に合わせて、ウェブサイトやアプリケーションが自動的にレイアウトを調整するデザイン手法です。スマートフォンやタブレット、PCなど、さまざまなデバイスに対応できるように作成されます。

54. ユニットテスト (Unit Testing)

ソフトウェアの最小単位(関数やメソッドなど)を個別にテストすることです。コードの正しさを確認し、後から追加された機能が他の機能に影響を与えていないかを確認します。テスト駆動開発(TDD)で重要な役割を果たします。

55. インテグレーションテスト (Integration Testing)

異なるシステムやコンポーネントが連携して動作するかどうかを確認するテストです。ユニットテストが個別の機能に焦点を当てるのに対し、インテグレーションテストはシステム全体を対象とします。

56. エンドツーエンドテスト (End-to-End Testing)

アプリケーションの全体の動作が正常であるかを確認するテストです。ユーザーが実際にシステムを利用するシナリオを模倣し、ユーザーインターフェース(UI)からデータベースまでの全体の流れをテストします。

57. システムアーキテクチャ (System Architecture)

システムの全体構造とその構成要素、そしてそれらの相互関係を設計することです。システムアーキテクチャには、データフロー、モジュール間のインターフェース、使用する技術スタック(例えば、Webサーバ、データベースなど)が含まれます。

58. マイクロサービス (Microservices)

大規模なアプリケーションを、互いに独立して動作する小さなサービス群に分割して開発するアーキテクチャです。各サービスは単一の機能を提供し、REST APIなどで通信します。これにより、開発やデプロイが柔軟になり、スケーラビリティが向上します。

59. サービス指向アーキテクチャ (SOA: Service-Oriented Architecture)

異なるシステム間で再利用可能なサービスを構築し、それらを組み合わせてシステムを作るアーキテクチャです。各サービスは標準化されたインターフェースを持ち、異なる技術で実装されていても相互に通信できます。

60. メモリリーク (Memory Leak)

プログラムが動作している間に不要なメモリ領域を解放せず、メモリが無駄に消費される現象です。メモリリークが発生すると、システムのパフォーマンスが低下し、最終的にはクラッシュすることもあります。

61. スレッド (Thread)

プロセス内で実行される最小の単位です。1つのプロセスは複数のスレッドを持つことができ、並行処理や並列処理を実現します。スレッド間でリソースを共有できるため、効率的な処理が可能になります。

62. APIゲートウェイ (API Gateway)

複数のマイクロサービスに対する単一のエントリーポイントを提供するコンポーネントです。APIゲートウェイは、認証、負荷分散、リクエストのルーティングなどを管理します。

63. レプリケーション (Replication)

データベースの内容を複製して、他のサーバやデータベースに同期させる技術です。高可用性やデータのバックアップを目的としています。データベースのマスター・スレーブ構成が一般的です。

64. ロードバランサー (Load Balancer)

複数のサーバに負荷を均等に分散させ、システムのパフォーマンスや可用性を向上させるためのツールです。トラフィックの増加に対応するため、負荷分散を行い、特定のサーバがダウンしてもサービスを提供し続けられるようにします。

65. コンフィギュレーション管理 (Configuration Management)

ソフトウェアやシステムの設定や環境を管理するプロセスです。インフラやアプリケーションの設定変更を自動化するツール(Ansible、Puppet、Chefなど)が使用され、運用の一貫性を保つために重要です。

66. 可用性 (Availability)

システムやサービスが稼働している状態を指します。システムがダウンしている時間が少なく、常に利用可能であることが求められます。高可用性(HA)システムでは、冗長化やフェイルオーバーを実装してサービスを継続的に提供します。

67. スループット (Throughput)

システムやネットワークが一定の時間内に処理できるデータ量や要求の数を指します。スループットはシステムのパフォーマンスを測る指標の1つで、高いほど効率的に処理できていることを意味します。

68. レイテンシ (Latency)

リクエストを送信してからその結果が返ってくるまでの時間を指します。ネットワークやシステムの応答速度を表すもので、低レイテンシはシステムが迅速に反応することを意味します。

69. プロトコル (Protocol)

通信を行う際の規則や手順です。ネットワーク通信で使われるプロトコル(例えば、HTTP、FTP、TCP/IPなど)は、データの送受信方法やエラー処理を規定します。

70. シングルページアプリケーション (SPA: Single Page Application)

ページ遷移なしに、必要なコンテンツのみを動的に読み込み、ユーザーにスムーズな体験を提供するウェブアプリケーションです。JavaScriptを多用し、ReactやVue.jsなどのフレームワーク

71. CI/CD (Continuous Integration / Continuous Delivery)

ソフトウェア開発のプロセスを自動化し、コードの変更が迅速に本番環境に反映されるようにする手法です。CIは開発中のコードを頻繁に統合してテストすること、CDはそのコードを自動的にデプロイして運用環境に反映させることです。

72. トランザクション (Transaction)

データベースやシステムにおける一連の操作の単位です。トランザクションは、全ての操作が成功するか、失敗した場合は全て元に戻す(ロールバック)かという特性を持ちます。ACID特性(原子性、一貫性、独立性、耐久性)が求められます。

73. ACID特性

データベーストランザクションにおいて、次の4つの特性を満たす必要があります:

  • 原子性 (Atomicity): トランザクションは一貫して完結する(全て成功するか、全て失敗する)。
  • 一貫性 (Consistency): トランザクション後、データは一貫した状態になる。
  • 独立性 (Isolation): 複数のトランザクションが並行して実行されても、互いに干渉しない。
  • 耐久性 (Durability): トランザクション後のデータは永続的に保存され、障害があっても失われない。

74. トリガー (Trigger)

データベース内で特定の条件を満たした場合に自動的に実行されるアクションです。例えば、レコードの挿入、更新、削除時に特定の処理を実行するために使用されます。

75. データベースインデックス (Database Index)

データベースの検索速度を向上させるための仕組みです。特定のカラムにインデックスを作成することで、検索の際にフルスキャンを避け、クエリの処理時間を短縮できます。

76. データマイニング (Data Mining)

大量のデータから隠れたパターンや傾向を抽出する技術です。マーケティングや予測分析に用いられ、機械学習アルゴリズムや統計的手法を駆使して、価値のあるインサイトを導き出します。

77. バックアップ (Backup)

重要なデータやシステムのコピーを作成し、データ損失に備える作業です。定期的なバックアップとリストアのテストが重要で、クラウドや外部ストレージに保存されることが一般的です。

78. リストア (Restore)

バックアップからデータを復元する作業です。システム障害やデータ消失後に、業務を再開するために重要です。バックアップと同様に、リストア手順を事前に確認しておくことが推奨されます。

79. ロードバランシング (Load Balancing)

サーバー間でトラフィックや処理を均等に分散させる技術です。これによりシステムのパフォーマンスが向上し、高可用性が確保されます。負荷が高いサーバーを避けて処理を行うことができます。

80. リバースプロキシ (Reverse Proxy)

クライアントの要求を受けて、バックエンドのサーバーに転送する代理サーバーです。セキュリティ強化や負荷分散、キャッシュ機能などを提供するために利用されます。

81. CAP定理 (CAP Theorem)

分散システムにおいて、次の3つの特性のうち2つを選択するという定理です:

  • Consistency (一貫性): 全てのノードが同じデータを持つ。
  • Availability (可用性): すべてのリクエストに対して、応答を返す。
  • Partition tolerance (分断耐性): ノード間で通信障害が発生してもシステムが動作し続ける。

82. スナップショット (Snapshot)

システムやデータベースの特定の時点の状態を記録したものです。スナップショットは、復元ポイントとして使用され、システム障害やデータ損失から迅速に復旧するために利用されます。

83. ノード (Node)

ネットワークやシステムに接続されている個々のデバイスやコンピュータのことです。分散システムやクラスタ構成では、各ノードが独立して処理を行います。

84. クラスタ (Cluster)

複数のサーバーやノードが連携して1つのシステムのように動作する仕組みです。高可用性やスケーラビリティを向上させるために使用され、クラスタ内のノードが障害時に自動で切り替わることができます。

85. シャーディング (Sharding)

大規模なデータベースを複数の小さな部分(シャード)に分割して、負荷分散やスケーラビリティを実現する手法です。データの一部を特定のサーバーに分けて保存することで、アクセス速度を向上させます。

86. セッション (Session)

ユーザーがウェブアプリケーションを利用している間の状態を管理するための仕組みです。セッションIDを使用して、ユーザーの認証情報や操作履歴を追跡できます。

87. クッキー (Cookie)

ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータファイルです。ログイン状態やユーザー設定、追跡情報などを保存し、次回の訪問時に再利用されます。

88. RESTful API

REST(Representational State Transfer)原則に基づいて設計されたAPIです。リソース(データ)をURLで指定し、HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETE)で操作を行います。シンプルで理解しやすい設計が特徴です。

89. GraphQL

Facebookが開発したクエリ言語で、APIから必要なデータを一度のリクエストで取得することができます。REST APIと異なり、クライアントが必要なデータの構造を指定でき、過不足なくデータを取得できます。

90. OAuth

認証と認可を提供するオープン標準プロトコルです。ユーザーが他のサービスにログインする際、パスワードを渡さずに認証を行い、サービスへのアクセス権を付与します。GoogleやFacebookでのログインに使われます。

91. JWT (JSON Web Token)

認証に使用されるトークンで、ユーザー情報や認可情報を含むJSON形式のデータです。トークンは暗号化されており、サーバーとクライアント間で安全に情報を交換することができます。

92. スケーラブルアーキテクチャ (Scalable Architecture)

負荷の増加に伴い、システムが効率的に拡張できるよう設計されたアーキテクチャです。水平スケーリングや垂直スケーリング、キャッシュなどの技術を利用して、システムがスケールアップ/ダウンできるようにします。

93. シャドウIT (Shadow IT)

企業のIT部門が許可していないITシステムやアプリケーションが、従業員やチームによって無許可で使用される現象です。クラウドサービスの普及により、シャドウITが増加していますが、管理が困難です。

94. エラーハンドリング (Error Handling)

プログラムの実行中に発生したエラーを適切に処理する技術です。例外処理やエラーログの記録を行い、エラーが発生してもシステムがクラッシュせずに安定的に動作するようにします。ユーザーに適切なフィードバックを提供することも重要です。

95. トラブルシューティング (Troubleshooting)

システムやアプリケーションの問題を特定し、解決する作業です。問題が発生した際、原因を分析して修正を行う重要なスキルです。

96. オーバーヘッド (Overhead)

システムやプロセスが必要とする追加的なリソース(時間やメモリ、CPUなど)を指します。オーバーヘッドが高いと、効率が悪くなり、パフォーマンスが低下します。最小化することが求められます。

97. システム監視 (System Monitoring)

システムの稼働状況を監視し、パフォーマンス、セキュリティ、障害などを検出する活動です。ツールを使用して、CPU使用率、メモリ使用量、ネットワークトラフィックなどを監視し、異常を早期に発見して対応します。

98. クラウドコンピューティング (Cloud Computing)

インターネットを通じて、データの保存やアプリケーションの実行を行うサービスの提供モデルです。企業はインフラを自前で持つことなく、スケーラブルなリソースをオンデマンドで利用できるため、コスト削減や効率化を図れます。主要なクラウドサービスとしては、AWS、Azure、Google Cloudなどがあります。

99. コンテナ (Container)

アプリケーションとその依存関係をパッケージ化し、軽量でポータブルな単位として実行する技術です。Dockerなどのツールを用いて、開発環境から本番環境への移行をスムーズに行えるようになります。仮想マシンよりも軽量でリソース効率が良いため、クラウド環境で広く使われています。

100. Kubernetes (K8s)

コンテナ化されたアプリケーションを管理するためのオーケストレーションツールです。コンテナの自動デプロイ、スケーリング、管理を支援し、大規模な分散システムでの運用を簡素化します。クラウドネイティブアーキテクチャにおいて非常に重要なツールです。

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