ちょうど6年前ほどから脱毛サロンに通い、現在では脱毛器を利用している筆者の実体験から、通院するか脱毛器を購入するかどちらがよかったのかをご紹介したいと思います。
目次
男性の脱毛需要のデータ
昨今、男性でも脱毛している人は少なくありません。実際に医療法人社団風林会 リゼクリニックの調べでは、5年間で11.3倍もの脱毛患者が増えているという調査結果が出ています。
【老若男女に広がる脱毛市場】脱毛患者数を5年前と比較しそれぞれ増加:〔女性〕4.7倍(前年比1.2倍)・40歳以上6.7倍 /〔男性〕11.3倍(前年比1.4倍)・40歳以上10.5倍(※当院調べ)
https://prtimes.jp/main/html
では何故男性の脱毛がこれほどまでに増えてきたのでしょうか。
メンズエステが流行っている背景
この背景には大きく3つの理由があります。
- ・ジェンダー間の差別が希薄化されてきた
- ・メンズエステのWEB広告が増えた
- ・ネットの普及によって、青髭というネガティブな印象に気づきやすくなった。
ジェンダー間の差別が希薄化されてきた
私が6年ほど前に男友達に脱毛をすると相談した時の返答は、否定的なものばかりでした。
女性に相談した時とのギャップに、困惑していたことを覚えています。
当時すごく疑問に感じていたことが、「みんな髭を剃るのに、脱毛となると拒否反応が多かった」ことや、「青髭と称して、悪い意味のニュアンスで捉えていた」にも関わらず、それを除去しようとしていなかったことです。
この状況は、男性が脱毛をすることは女々しいことだという、ある種偏見のようなものが含まれていたかのように感じます。
実際には毛がない方が清潔感があると感じる人が多いですが、「男性は男らしくあるべき、脱毛など女々しい」という考え方を抱いたり、仕事が出来る女性がいるにも関わらず「女性は家庭を守るもの、専業主婦が理想だ」という考え方を抱いたり、このような「男女はこうあるべき」という考え方の偏りが5年前は当たり前のように存在していました。
それが時代とともに「男女」という違いを部分的にフラットに見るようになり、脱毛への抵抗感が薄くなったことが男性の脱毛率を引き上げた背景にあると考えられます。
メンズエステのWEB広告が増えた
単純にメンズ脱毛のCMが増えました。これは間違いのないことですが、CMが増えたということはこの市場にニーズがあり、そこに事業を展開した実業家がいたということです。
そもそも流行には新しい技術や広告でいきなり発生するものや、小さく流行っていることが、まだ多くの人に知られていない場合の2つがあり、今回の脱毛は後者に当たります。
男が脱毛をするという価値観は、女性と携わる仕事をしている業界では昔からすでに根付いていました。
普通に過ごしていると指摘されることはなく気づきづらいですが、上記のような職種では、青髭を当然のように注意されます。
これは髭が女性に与える印象が悪いことを明確に意味しており、かつ日常でいかに周りから指摘されにくいポイントであるかを意味しています。
そしてこの一部の業界では当たり前にあった小さな流行のようなものが、多くの人に必要であると認知されれば、その需要が高まることは当然と言えるでしょう。
そこにビジネスチャンスを感じた実業家が参入し広告を打ち、さらに流行は大きくなっていきます。
補足として、敢えて髭を生やしている人や髭が好きな人もいます。青髭と髭の認識の違いに注意してください。
ネットの普及によって、青髭というネガティブな印象に気づきやすくなった。
上記に加えて髭が濃いことは体質的な要因が大きく、直接指摘できるものではありません。しかしネットであれば誰という個人を特定して言うわけではないことから、直接傷つけるリスクがありません。相手がいない分正直な感想が言いやすく、思っていることを発言する数がリアルより多くなります。
そして当事者が自分のこととして捉える機会が増え、それを除去しようとサロンに通うため、脱毛需要が増えるという流れになります。
通院と脱毛器購入のメリットとデメリット
実際に2店舗通ってみて、最終的に家庭用脱毛器にたどり着いた実体験を元にメリットとデメリットをご紹介します。
通院のメリット・デメリット
メリット
- ムラなく打てるので髭がなくなる実感が早い
- 家庭用脱毛器より痛くない
- すぐに終わるので継続しやすい
ムラなく打てるので髭がなくなる実感が早い
自分で照射する場合どうしても打ち切れない箇所が出てきてムラが発生します。しかし、通院した場合、専門のスタッフが施術してくれるため、ムラが出来にくく、髭がなくなっていく実感を早く感じることができます。
家庭用脱毛器より痛くない
これは意外かもしれませんが、理由があります。実際に痛みの度合いが変わるのは照射力が強ければ痛く、弱ければ痛くなくなるので、通院でも家庭用でも関係なく痛みが伴います。
上記の理由から、痛みを緩和するために冷やしながら照射することがセオリーなのですが、通院だと大きな保冷剤でしっかりと冷やした上で施術してくれるため、比較的痛みが少ないように感じます。
注射を自分でするか誰かにしてもらうか、どちらが痛くないように感じると思いますか?という問いにすれば分かりやすいかと思います。
すぐに終わるので継続しやすい
照射パワーが家庭用脱毛器より強いため、一発一発を打つ時間が倍くらい早いです。また、家庭用脱毛器には充電が伴うため、連続して照射をするにも限界がありますが、通院だとその心配はなく、打ち続けることが出来ます。
忙しいという方はむしろ通院した方がはやく完了すると考えられます。
デメリット
- 値段が高い
- 人見知りだと恥ずかしい
値段が高い
髭の濃さによって値段が変動しますが、よほど薄い人でない限りは10万円~の費用が掛かることが予想されます。といっても部分脱毛というコースがあったり通うサロンのシステムによって様々ですので、一度自分が脱毛したい箇所をリストアップし、自分の場合はどれくらいの費用が掛かるのかをお店に聞いてみることがおすすめです。
本当に一部分の場合は家庭用脱毛器より安く施術を受けることが可能になりますが、顎下と鼻下の2カ所となればその時点でサロンの方が高くなる可能性が高いです。
人見知りだと恥ずかしい
施術をしてくれるスタッフを選ぶことは基本的にできないため、男性スタッフに当たるか女性スタッフに当たるかはわかりません。
脱毛をしてもらう箇所によっては見られることに抵抗がある方もいるでしょう。
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脱毛器購入のメリットとデメリット
メリット
- 安い
- 好きなところに好きなだけ使える
- 自分のペースで施術することが出来る
安い
上述した通り、脱毛サロンに行く場合は10万円以上になることが多く思ったより毛が減らなかった時はその都度追加料金が発生する可能性があります。
しかし家庭用の脱毛器であれば48,000円程の料金で、毛の減り方に捉われることなく定額で施術し放題という感覚になります。結果的に脱毛器を購入する方が安くなるケースがほとんどです。
好きなところに好きなだけ使える
施術を自分自身で行うことができるため、人に見られることに抵抗を感じる部分の施術でも気兼ねなく使用することが可能です。施術箇所が多くなっても金額が増すことのもないので、好きなだけ使うことができることも大きなメリットです。
自分のペースで施術することが出来る
肌の調子が悪い時は急遽脱毛を中止したり、空いた隙間時間で施術することが可能です。
通院だと1ヶ月に1度の通院を目途に予約を入れて通うため、なんとなく今日は行きたくないなあという日でも予約した以上行くしかありませんが、家庭用脱毛器にはその心配がありません。
デメリット
- 毛の減りが遅い
- 1回の施術に時間がかかる
毛の減りが遅い
自分自身で照射する場合、痛みから照射力をセーブしてしまうことと、当て方次第でムラが発生することから毛の減りが遅いように感じます。
人によっては痛みに強く、ムラなく当てることが出来る方もいますが、照射一回一回の時間も比較的長いので、途中でめんどくさくなって終わらせてしまうこともあります。
脱毛箇所が広範囲に至る場合は、途中で充電をはさむ場合もあります。
このような様々な理由から、毛の減りが遅くなる可能性があると言えるでしょう。
1回の施術に時間がかかる
毛の減りが遅い要因のひとつにもなりますが、1回の施術時間が通院する場合より長くなります。
照射力を上げれば上げるほど、1発打った後の待機時間が長くなるため、範囲が広ければ通院の倍くらいの時間を要することもあるでしょう。
もともと毛が薄い人であればそこまでの時間差はないこともあります。
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まとめ
筆者は【ニードル脱毛(通院)】→【レーザー脱毛(通院)】→【家庭用脱毛器購入(レーザー)】という流れで脱毛を経験してきました。
結果的に感じたことは、人によってニーズが違うのでその人にあった選択をすることが大切だということですが、個人的には、通院後に家庭用脱毛器を購入することがおすすめです。
通院で脱毛を完了しても、時間が経てば毛が生えてくることがあるため、通院脱毛完了後にまた当てたい部位が発生する可能性が高いからです。
かと言って脱毛器のみでは時間がかかりすぎてしまう上に、手間もかかるので初めは通院したい。
しかし通院すると完了するまでにどれくらい追加が必要になるかが読めないので、その穴埋めを家庭用脱毛器でアフターケアしたい。といった流れです。
ちなみに光脱毛はそもそも視野に入れいていません。光脱毛は一時的に毛をなくすのみで、カミソリの手間を軽減するという役割の方が強く、「脱毛」といった感覚ではないからです。
また、ニードル脱毛はすぐに毛がなくなりますが、施術前に数ミリの毛を生やしておく必要があるため、施術前には少し髭が生えている状態にしなければなりません。
その毛が生えている姿を見られるのが嫌で施術しようと考えているのにも関わらず、生えている日を設けなければならないのが本末転倒で嫌でした。これは当時接客業をしていた個人的な筆者の感想です。
ちなみにニードル脱毛は脱毛したあと、肌荒れで皮膚が赤くなります。これも嫌でした。
以上のことからレーザー脱毛が一番万能だと考えていますので、通院も家庭用脱毛器も、レーザーでの施術をおすすめします。
ちなみに筆者は上記でもおすすめしたトリアという商品を使っています。現在家庭用でレーザー脱毛ができるのはこの商品のみとなっております。
すごくおすすめなので是非使ってみてください。
それでは快適な脱毛ライフを送りましょう!また来週。