【Figma】最低限守りたいデザインガイドの引き方

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チーム全体で一貫したデザインを維持するためには、「デザインガイド」を適切に作成することが不可欠です。

本記事ではFigmaを活用して最低限守りたいデザインガイドの作成方法について、具体的な手順とベストプラクティスを紹介します。デザインの統一性を高め、スムーズな開発・運用を実現するためのヒントを解説するのでぜひ参考にしてください。

デザインガイドとは?

デザインガイド(Design Guide)とは、デザインの一貫性を保つためのルールや基準をまとめたドキュメントのことです。これには以下のような要素が含まれます。

  • カラーパレット(ブランドカラー、背景色、テキスト色など)
  • タイポグラフィ(フォントの種類、サイズ、行間、太さなど)
  • コンポーネント(ボタン、フォーム、カードなどのUI要素)
  • レイアウトとグリッドシステム(マージン、パディング、カラム設定など)
  • アイコンとイラスト(スタイル、サイズ、使用ルール)
  • インタラクションルール(ホバー、クリック時のアニメーションなど)

これらを明確にすることでチームメンバーが共通のルールのもとでデザインを作成でき、デザインのばらつきを防ぐことができます。

Figmaでデザインガイドを作成するメリット

Figmaを使うことでデザインガイドの作成・管理がスムーズになります。その主なメリットを紹介します。

リアルタイムで編集・共有が可能

Figmaはクラウドベースのツールのため、チームメンバー全員が同じデザインガイドをリアルタイムで編集・確認できます。変更履歴も記録されるため、最新版を常に維持できます。

コンポーネント機能で再利用が簡単

ボタンやフォームなどのコンポーネントを作成しておけば、デザインガイドとして活用しながら実際のデザインにも統一性を持たせることができます。変更を加えた際も一括で適用可能です。

プラグインやライブラリで拡張が可能

Figmaには多くの便利なプラグインやライブラリがあり、デザインガイドの作成を効率化できます。例えばカラーパレットを簡単に作成できる「Color Styles」や、アイコンライブラリを管理できる「Iconify」などがあります。

Figmaで最低限守りたいデザインガイドの作成手順

実際にFigmaでデザインガイドを作成する方法を詳しく解説していきます。

カラーパレットを設定する

デザインの統一感を保つためにブランドカラーを定義し、カラースタイルとして登録しましょう。

手順

色を選択
ブランドのメインカラー、サブカラー、アクセントカラーなどを決定


Figmaのカラースタイルに登録

タイポグラフィを設定する

フォントの統一もデザインの一貫性に重要な要素です。以下のように整理しましょう。

設定する項目

  • 基本フォント(例:Noto Sans、Robotoなど)
  • サイズとウェイト(例:H1 32px/Bold、H2 24px/SemiBold、Body 16px/Regular)
  • 行間と字間(適切な視認性を確保)
  • レスポンシブ対応(デバイスごとの調整ルールを決定)

Figmaの「Text Styles」を活用し、これらをスタイルとして保存すると管理が楽になります。

UIコンポーネントを作成する

ボタンやフォームなどのUIコンポーネントも、事前に統一しておくことで開発・運用がスムーズになります。

作成する要素の例

  • ボタン(Primary、Secondary、Disabled、Hover状態)
  • 入力フィールド(テキストボックス、チェックボックス、ドロップダウンなど)
  • カード(画像+テキストの組み合わせ)

これらをFigmaの「Components」機能を使って作成し、必要に応じてVariants(バリアント)を設定するとより効率的にデザインできます。

レイアウトとグリッドシステムを定義する

コンテンツの配置や余白のルールを明確にすることで、一貫性のあるデザインが作成できます。

設定する項目

  • グリッドシステム(例:12カラム、8pxベースのグリッド)
  • マージン・パディング(例:セクション間の余白 40px、カードの内側余白 16px)
  • レスポンシブデザインのルール(モバイル、タブレット、PCでのレイアウト調整)

Figmaの「Layout Grid」機能を活用すると、デザインの統一が簡単になります。

まとめ

Figmaでデザインガイドを作成することはチーム全体でデザインの一貫性を保ち、開発・運用をスムーズにするために非常に重要です。本記事で紹介した以下のポイントを押さえて、適切なデザインガイドを作成しましょう。

  • カラーパレットを定義する(スタイル登録)
  • タイポグラフィを設定する(フォント・サイズ・間隔を統一)
  • UIコンポーネントを作成する(ボタン・フォームなどを統一)
  • レイアウトとグリッドシステムを定義する(余白やカラムを統一)

Figmaの強力な機能を活用しながら分かりやすく管理しやすいデザインガイドを作成し、チームの生産性向上につなげていきましょう。

他にもクリエイターの収入アップ方法も紹介しているので、自分の給与に違和感がある方は覗いていってみてください。

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