【Figma】Autoflowプラグインの使い方

figma46のサムネイル

Figmaはデザインやプロトタイピングのツールとして非常に人気があり、チームでのコラボレーションやUX/UIデザインの効率を高めることができます。しかし、デザインが複雑になると、画面遷移やインタラクションの流れを視覚的に理解するのが難しくなることがあります。そこで役立つのが「Autoflow」プラグインです。このプラグインを使うことで、ユーザーインターフェースの画面間の遷移やユーザーの操作フローを簡単に描くことができます。 この記事では、Figmaの「Autoflow」プラグインの「利用シーン」と「操作方法」に焦点を当て、具体的な使用方法とその利点について詳しく説明します。

利用シーン

「Autoflow」プラグインは、Figmaを使ったプロトタイピングやUX/UIデザインをより効率的に進めるために役立ちます。特に、画面遷移やユーザーフローを素早く描く必要がある場面で非常に便利です。以下のシーンで活躍します。

ユーザーフローの設計

ユーザーフローは、ユーザーがアプリケーションやウェブサイトを利用する際に踏む一連のステップを示しています。特に複雑なアプリケーションやウェブサイトでは、各画面間の遷移を明確にしておくことが重要です。「Autoflow」を使うことで、画面同士の遷移やフローを簡単に視覚化できます。

具体例

モバイルアプリの画面遷移を視覚的に表現する。

サービスのユーザー登録フローをシンプルに描く。

プロトタイピングにおけるインタラクション設計

「Autoflow」を活用すれば、プロトタイプの画面間遷移を簡単に設定できます。特に、リンクを手動で引く作業が面倒な場合でも、自動でフローを描画してくれるため、インタラクションの設計が迅速に行えます。

具体例

ユーザーがボタンをクリックした際に遷移する画面の線を簡単に描画する。

UIコンポーネント間のリンクを自動的に作成する。

複雑なフローやマップの整理

複雑なアプリケーションやサービスのユーザーインターフェースでは、多くの画面が連携して動作します。そんな時に「Autoflow」を利用すると、各画面の関連性やフローを自動的に整理し、視覚的に理解しやすくなります。

具体例

ダッシュボードや管理画面のフローを簡単に整理する。

サイトマップや情報アーキテクチャを構築する際に画面間をつなげる。

チームメンバーとの共有とコラボレーション

「Autoflow」は、画面同士をつなげてユーザーフローを明確にするため、チームメンバーと共有する際にも非常に役立ちます。特にUIデザイナー、UXデザイナー、開発者が協力するプロジェクトでは、フローを視覚的に整理しておくことでスムーズなコミュニケーションが促進されます。

具体例

チーム内でユーザーフローを迅速に共有し、意見を取り入れる。

開発者が必要とする画面遷移情報を効率的に整理し伝える。

操作方法

プラグインのインストール

1.Figmaの画面下部にあるプラグインをクリックします。

2.「Plugins」タブを選択し、検索バーに「Autoflow」と入力します。

3.プラグインが表示されたら、「実行」をクリックしてインストールを完了させます。

画面間の遷移を描画

「Autoflow」の主な目的は、画面間の遷移を自動的に描画することです。操作手順は次の通りです。

  1. 画面を選択
    まず、Figma上でフローを作成したい2つの画面を選択します。選択するには、Ctrl(Cmd)キーを押しながら複数の画面をクリックします。
  2. 遷移を描画
    「Autoflow」プラグインのインターフェースで、「Create Flow」または「Connect」ボタンをクリックします。すると、選択した2つの画面をつなぐ矢印が描画され、遷移が自動的に示されます。
  3. 繰り返し設定
    他の画面間にも遷移を設定する場合は、同じように画面を選択して「Create Flow」をクリックします。

フローの調整とカスタマイズ

自動的に描画されたフローは、基本的なリンクの表示に過ぎません。デザインの要求に合わせてフローの見た目や設定をカスタマイズできます。

フローのスタイル変更

  • 矢印のスタイル
    プラグインで描画された矢印をクリックして、色、太さ、線のスタイルを変更できます。これにより、フローの視覚的な印象を調整できます。

フローの向き変更

  • 方向の変更
    フローの向きを変更したい場合は、矢印の始点と終点をドラッグして新しい位置に変更できます。

追加の説明文の追加

  • ラベルやテキストの追加
    矢印にラベルを追加して、各遷移がどのようなアクションを表すのかを説明することができます。

フローの整理と編集

画面間のフローが多くなると、見づらくなることがあります。その場合、フローを整理して視覚的にクリアに保つことが大切です。

  1. フローのグループ化
    関連するフローをグループ化して整理します。例えば、同じ機能に関連する画面遷移を一つのグループにまとめることができます。
  2. フローの位置変更
    不要な交差や重複を避けるために、フローの位置をドラッグで変更して、整理することができます。

エクスポートと共有

作成したユーザーフローをエクスポートして、チームメンバーやクライアントと共有することも可能です。

  1. エクスポート
    Figmaの標準エクスポート機能を使って、ユーザーフローをPNG、SVG、PDFなどでエクスポートできます。
  2. 共有
    フローを直接Figmaのファイルとして共有することで、チーム全体でリアルタイムに編集・確認ができます。

まとめ

「Autoflow」プラグインは、Figmaの機能を大幅に強化し、ユーザーフローや画面遷移の設計を効率的に行うことができます。特に、複雑なインタラクションの視覚化や迅速なプロトタイピング、チーム間でのフローの共有において非常に役立ちます。シンプルな操作で、明確で直感的なフローを描くことができるため、デザインやUX/UI設計の作業を加速させ、プロジェクトをスムーズに進めることができます。 今後、Figmaでのデザイン作業をさらに効率的に進めるために、「Autoflow」プラグインを積極的に活用し、UX/UI設計の精度とスピードを高めていきましょう。

当ゆけブログではバナーデザインやデザイン講座受講、その他の相談を随時受け付けています!お気軽にご相談ください!

最新記事
  • カテゴリー
  • 月別
  • Twitter

    関連記事

    最新記事NEW

    CONTACTCONTACT CONTACTCONTACT

    お問い合わせ

    ご意見やお仕事のご依頼などは以下よりご連絡ください。

    情報入力

    内容確認

    完了

      お名前必須

      フリガナ必須

      メールアドレス必須

      お問い合わせ内容