
Export Commentsとは
エクスポートコメンツとは、Figmaプロジェクト内のコメントをExcelファイルとして出力できるプラグインです。
コメントが持つ情報(追加日時や投稿者など)もすべて列で表示されるため、フィルターをかけて一覧で確認するなど、プロジェクト内のコメントが膨大になった際に真価を発揮します。
利用シーン
デザインフィードバックの効率化
Figmaでデザインを共有するとプロジェクトメンバーやクライアントから多くのコメントが寄せられますが、これらのコメントをFigma上で一つ一つ確認するのは手間がかかります。「Export Comments」プラグインを使うことでコメントを一括でエクスポートし、ExcelやGoogleスプレッドシートで整理できます。これによってどのフィードバックに優先的に対応すべきかが一目でわかります。
プロジェクトの進行管理
プロジェクト進行中に寄せられたコメントは作業内容や進捗状況を記録するための重要なデータとなります。特に大規模なプロジェクトでは、コメントを適切に整理してタスク化することが不可欠です。「Export Comments」はこれを簡素化し、メンバー全員が同じ情報を共有できる環境を提供します。
クライアント向けレポート作成
クライアントと進捗を共有する際に寄せられたコメントをエクスポートして報告書にまとめることで透明性が高まり、信頼関係が深まります。整理されたコメントを提示することでクライアントも対応状況を確認しやすくなります。
デザインレビューの履歴管理
デザインプロジェクトでは過去のレビューコメントや議論の履歴が後々役立つことがあります。「Export Comments」を利用すれば、これらの情報を簡単に保存し必要に応じて振り返ることができます。
操作方法
各キャプチャ画像はクリック(タップ)で拡大できます
プラグインのインストール
1.Figmaの画面下部にあるプラグインをクリックします。
2.「Plugins」タブを選択し、検索バーに「Export Comments」と入力します。
3.プラグインが表示されたら、「実行」をクリックしてインストールを完了させます。
アクセストークンの作成
1.アカウントのプルダウンから「設定」を開きます
2.セキュリティメニューから「新規トークン作成」を選びます
3.任意のトークン名を記入し、「トークンを生成」をクリックします
4.個人アクセストークンが作成されます

コメントのエクスポート
1.プラグインに戻り、先ほど取得したアクセストークンと、コメントを取得したいファイルのURLを入力し、「Export comments to Dashboard」をクリックします
2.ブラウザに遷移し、Figmaでログインをすると専用のダッシュボードにコメントが一覧で表示されています
3.左上にあるダウンロードボタンをクリックすると、Excelファイルでのダウンロードが始まります
エクスポートデータの整理
ダウンロードしたExcelファイルを開くと以下のような情報が含まれています。
- コメントのテキスト
- コメント投稿者
- コメント日
- 各ステータスが変更された日
クライアントやチームとの共有
整理したコメントをクライアントやチームに共有することで対応状況を全員で把握できます。例えば、Googleスプレッドシートを使えばリアルタイムでの更新が可能です。
注意点
コメントのプライバシー管理
エクスポートされたデータにはコメント投稿者の情報が含まれるため、共有範囲に注意が必要です。クライアントや外部パートナーに送る場合は不要な情報を削除してください。
更新されたコメントの再エクスポート
プロジェクトが進むにつれてコメントが追加されたり更新されたりすることがあります。最新の情報を反映させるために定期的にエクスポートを行うことが重要です。
まとめ
Figmaの「Export Comments」プラグインはデザインプロジェクトにおけるコメントを効率的に管理し、チームやクライアントとのコミュニケーションをスムーズにするための強力なツールです。
特にフィードバックの整理や進行管理、クライアント向けのレポート作成においてその便利さを実感できるでしょう。操作も簡単なので初めての方でもすぐに使いこなせます。
このプラグインを活用してより効率的なデザインワークフローを実現しましょう!
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