Claude Code を使い始めて、いくつかのものを作った。
成功したものも、途中で止まったものも、思ったより簡単だったものも、想定外にてこずったものもある。
ここではそれを、ひとつひとつ振り返ってみる。
1. 業務報告書の自動生成テンプレート
最初に作ったのは、これだった。
毎週書かなければいけない業務報告書が面倒で、「どうにかならないか」とClaude Codeに相談してみたのが始まり。
指示したのは「今週やったこと・来週の予定・課題の3項目を入力すれば、報告書形式に整えてくれるスクリプト」。
Pythonで動くシンプルなものを作ってもらい、Googleドライブに置いて使い始めた。
結果:週15〜20分かかっていた作業が5分以下になった。細かい文体の調整を何度かお願いしたが、3回のやりとりで完成した。
学んだこと:「何のために」「誰に向けて」を最初に伝えると、出力がぐっと使えるものに近づく。
2. 競合サイトの比較表(マーケティング用途)
次は仕事でのリサーチ作業。
10社ほどの競合サービスを比較する資料を作る必要があって、各社のウェブサイトから情報を拾ってまとめる作業が発生した。
Claude Codeに「このURLのページから料金・特徴・対象ユーザーを抜き出してCSVに整理して」と頼んでみた。
結果:8割くらいはうまくいった。残り2割は動的なページで情報が取得できなかった。
学んだこと:「できること」と「できないこと」の境界を知るためのいい実験になった。ツールへの過信は禁物。
3. 自分用の読書メモ整理スクリプト
本を読んだあと、Notionやメモアプリにバラバラとメモを書いていた。
それを「本のタイトル・メモ・感想」という形式に整えて、月ごとにまとめてくれるスクリプトを作ってもらった。
最初はうまく動かなかったが、Claude Codeにエラーメッセージを貼り付けて「これ、なぜ動かないか教えて」と聞いたら、原因と修正案が返ってきてすぐ解決した。
結果:今でも使い続けている数少ないものの一つ。
学んだこと:エラーが出ても怖くない。貼り付けて聞けばいい、という感覚を得た。
4. 社内Slackの週次まとめ自動化(途中で断念)
「Slackの特定チャンネルの1週間の発言を要約して」という仕組みを作ろうとした。
Slack APIの設定が想定より複雑で、途中で止まった。
Claude Codeに何度か相談したが、社内の権限設定の問題で、自分では解決できない部分があることがわかった。
結果:完成しなかった。
学んだこと:「できない理由が自分の外にある」ことがわかっただけでも価値があった。外部サービス連携は社内の権限や環境に左右される。
5. 採用面談ノートの整形ツール
採用担当の同僚から「面談後のメモを整理するのが大変」と聞いて、試しに作ってみた。
入力:箇条書きの面談メモ
出力:「強み」「懸念点」「次のアクション」に分類された報告書形式
結果:喜ばれた。同僚が使い続けているかどうかは追っていないが、「こういう使い方があるんだね」と反応が良かった。
学んだこと:自分のためだけでなく、身近な人の課題をClaude Codeで解くと喜ばれる。
6. ブログ記事の校正チェックリスト生成
文章を書いたあと、校正の抜け漏れが気になっていた。
「この文章に対して、読みやすさ・誤字・論理の流れの観点でチェックポイントを出して」と頼む使い方を始めた。
これはスクリプトではなく、Claude Codeへの問いかけとして使っている。
結果:今でも記事を書くときに使っている。完全に習慣になった。
学んだこと:ツールを「作る」だけがClaude Codeの使い方ではない。「相談相手」として使うのも立派な活用法。
7. 請求書のデータ整理スクリプト(フリーランス向け)
フリーランスの知人から「毎月の請求書管理が面倒」という話を聞いて、一緒に試してみた。
PDFの請求書を読み込んで、クライアント名・金額・支払い期日をCSVに出力するスクリプトを作成。
結果:半分くらい動いた。PDFの形式によって読み取り精度が変わることがわかった。
学んだこと:「動く」と「使える」は違う。実用レベルにするには、もう一段の調整が必要。
8. 英語メールの返信補助
これは完全に対話型の使い方。
英語でメールが来たとき「この内容に対して、礼儀正しく、かつ要点を絞って返信したい」と文脈ごと貼り付けて頼む。
結果:英語メールへの心理的ハードルが下がった。
学んだこと:高度なことをしなくても、「苦手なことをサポートしてもらう」だけで十分価値がある。
振り返ってみて気づいたこと
作ったものを並べてみると、「動いたもの」と「途中で止まったもの」と「対話として使い続けているもの」の3種類に分かれる。
全部が成功している必要はないと、今は思っている。
「試してみた」という事実が、次に活かせる経験になる。
一番大切なのは、最初から完璧なものを目指さないこと。
小さく試して、動いたら使い続ける。それだけでいい。
まとめ
Claude Code で作ったものを振り返ると、自分がどんな課題を抱えていて、何に時間を使っていたかがよく見える。
完成したものだけでなく、途中で止まったものにも学びがあった。
あなたが「最初の一個」を作るとしたら、何にするだろうか。
答えは、今の自分が一番面倒だと思っていることの中にある。