はじめに
WordPressの管理画面からアンカーリンク付きの目次を設置する方法を紹介します。
投稿画面からワンクリックで設置可能なリストアイテムを使用することを想定しています。
「リスト」ボタンを利用して設置するよ!この記事でもそのまま使うよ
目次
実装までの4手順「コピペ可」
解説なんていいから、とりあえず実装だけしたい!という方は以下の4手順ですぐに実装できます。
1. style.css にクラスを追加する
WordPressの管理画面から、【外観】→【テーマファイルエディタ】をクリックします。
ページ遷移後の右側にある「style.css」をクリックし、エディターを開きます。
FTPから編集している方はそちらからでも問題ありません。開いたら以下のコードを張り付けてください。解説は後述します。
.list-style01{
border: solid 2px #0db801;
background: #f3f3f3;
padding: 2em 2em 2em 3em;
font-size: 1.6rem;
font-weight: bold;
list-style: none;
}
.list-style01 a{
border-bottom: black solid 1px;
}
.list-style01 > li{
position: relative;
margin-bottom:24px;
}
.list-style01 > li:before{
font-family: "Font Awesome 5 Free";
font-weight: 700;
content: "\f579";
position: absolute;
top:4px;
left: -24px;
color: #0db801;
}
.list-style01 > li > ul{
list-style: none;
margin-left: 15px;
font-weight: normal;
}
.list-style01 > li > ul > li{
padding-top:12px;
}
※16行目の疑似要素は見出しの左についているにこちゃんマークです。Font Awesome を利用していない方は16行目~24行目は削除の上、「・」などを直接打ち込むなど、適宜ご対応ください。
このクラスを用いてリストアイテムにスタイルを付けていきます。
2. リストにクラスを付与する
左上のプラスマークからリストアイテムを選択し、リストを設置してください。
ブロックメニューの最下部にある高度な設定→追加CSSクラスに「list-style01」を追加します。
小見出しを作成する場合は、行を選択してメニューから以下の赤枠のボタンを押下すれば小見出しに変換されます。
3. テキストリンクを貼る
リンクを付けたいテキストを選択、メニューからリンクボタンを押下し、任意のID名を入力します。今回は「#section-01」という名前を付けています。
4. 遷移先にHTMLアンカーを付与する
遷移させたいブロックにフォーカスし、高度な設定→HTMLアンカーへ前項で設定したIDを付与します。
これでアンカーリンク付きの目次の完成です。
リスト内に「目次」という見出しを付与することも可能ですが、目次以外の単純なリストとしても活用したいので、見出しとリストを今回は切り分けています。
もっとこだわりたい方は、目次用とリスト用でクラスを2つ作成すると便利かもしれません。
コード・デザインの解説
コードの概要とデザインの説明を行います。
.list-style01{
border: solid 2px #0db801;
background: #f3f3f3;
padding: 2em 2em 2em 3em;
font-size: 1.6rem;
font-weight: bold;
list-style: none;
}
.list-style01 a{
border-bottom: black solid 1px;
}
.list-style01 > li{
position: relative;
margin-bottom:24px;
}
.list-style01 > li:before{
font-family: "Font Awesome 5 Free";
font-weight: 700;
content: "\f579";
position: absolute;
top:4px;
left: -24px;
color: #0db801;
}
.list-style01 > li > ul{
list-style: none;
margin-left: 15px;
font-weight: normal;
}
.list-style01 > li > ul > li{
padding-top:12px;
}
まず初めにWordpressのリストアイテムは、「ul li」で構成されていて、デフォルトではクラスが何も付与されていません。
なので、自作のスタイルを適用してあげる必要があります。
.list-style01{}
一番大枠のulに付与するクラスになります。
border で周りの緑の線
background で中のグレーの背景
padding で周りの余白(内側)
font-size でリスト全体の文字サイズ
list-style で初期値の黒い●を消去
.list-style01 a{}
アンカーリンクを付けた場合に付与するデザインです。
アンカーリンクはクリックできることを明示するために下線を付けるのが一般的です。下線以外にも文字色をブルー系統にする方法もあります。UXデザインの視点からどちらかは付与する必要があります。
border-bottom で下線を表示しています。
.list-style01 > li{}
一番大枠のul「.list-style01」の直下にあるliのみを指定しています。ここでは大見出しに付与するデザインになります。
position で大見出しの左側にあるにこちゃんマークの場所の基点になるように指定しています。(にこちゃんがいらない場合はこの記述はいりません)
margin-bottom で各大見出しの下に余白を入れています。
.list-style01 > li:before{}
大見出しの左にあるにこちゃんを設置しています。
font-family でFont Awesomeを読み込んでいます。
font-weight で太さを指定していしています。
content で設置したいマークのコードを記述しています。今回はにこちゃんです。
position でにこちゃんの位置を調整しています。
top で上からの位置を指定しています。
left で左からの位置を指定しています。
color で色を指定します。Font Awesomeで利用する記号はフォントとして認識されるので、ここで色を変更することが可能になります。
.list-style01 > li > ul > li{}
WordPressのリストアイテムで小見出しとしてネストした場合は、liの中に更にul li が生成されます。
この指定では、「大見出し > 小見出しの大枠 > 小見出し」へスタイルを適応してね、という意味になります。
padding で各小見出しの余白を調整しています。
不明点や疑問点があれば、下のお問い合わせから連絡してね
それではまたお会いしましょう。