エフェクチュエーション5つの原則

エフェクチュエーションとは?

「エフェクチュエーション」は、成功している起業家に共通する考え方のことを指します。

エフェクチュエーション1つの世界観

  • 飛行機の中のパイロット(Pilot-in-the-plane)

エフェクチュエーション4つの基本原則

  • 手中の鳥(Bird in Hand)
  • 許容可能な損失(Affordable Loss)
  • クレイジーキルト(Crazy-Quilt)
  • レモネード(Lemonade)

5つの思考プロセスと行動様式と具体例

エフェクチュエーションを、実体験をもとにした具体例をあげて紹介します。

飛行機の中のパイロット(Pilot-in-the-plane)

飛行機の中のパイロットは、「予測に頼らず、現状をコントロールして結果を導く」考え方のことで、こうなるだろうと予測→計画してから実行するのではなく、すでに飛び立った飛行機を状況に応じてコントロールし、実行してから事実に基づいて適宜対応していく行動ファーストの思考プロセスのことを指します。

具体例として、SNSや動画マーケティングを行う際に、色々考えてからアップするのではなく「とりあえずアップして、反応を見てみよう。」と考える思考パターンがあげられます。

手中の鳥(Bird in Hand)

手中の鳥(Bird in Hand)は、自分が持っている手段からスタートして、可能なことを実行する考え方のことで、具体例として、「自分は料理ができるから料理を武器にしてなにか事業を開始してみよう。」と考える思考パターンがあげられます。

ダンスが流行っているからダンスをはじめて、練習してからなにかしよう、という考え方はこの思考の真逆の考え方になります。

許容可能な損失(Affordable Loss)

許容可能な損失(Affordable Loss)は、どこまでの損失なら許容できるかを基準に選択する考え方のことで、具体例として、「これを実施するにあたり、1000万円の損失なら大丈夫。」と考える思考パターンがあげられ、その許容値は人によって様々です。

クレイジーキルト(Crazy-Quilt)

クレイジーキルト(Crazy-Quilt)は、目的達成のために必要な、すべての関与者と交渉する考え方のことで、具体例として、「競合他社と戦って勝たなければ…。ではなく、競合他社とどのように協力し合って売り出せばいいだろう。」と考える思考パターンがあげられます。

レモネード(Lemonade)

レモネード(Lemonade)は、予期せぬことを成功の糧と捉え、活用する考え方のことで、具体例として、「完成したアイスクリームが歪な形で、失敗作だったとしても、その失敗を見せることで本来の形の美しさをより伝えることができるぞ。」と考える思考パターンがあげられます。

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